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ツイッターを伸ばす人は「自己開示」がすごいという話

 ツイッターで、時々ものすごい勢いでフォロワーを増やす人がいる。月に5000人とか1万人とか、それくらいのレベルで。もちろんもともと有名人であるなら造作もないことだろうけど、ここで取り上げるのは、芸能人などではない一般のアカウントについて。

 そういう方々は、よくツイッターやnoteでその独自のノウハウを公開してくれたりする(無償の場合も多く、SNS文化ならではの良いところだと思う)。内容はおおむね、「毎日コツコツ積み上げることが大事」「量がものをいう」「こちらから先に相手にGiveすることが大切」という非常に王道な内容が多い

 本当にすごい人ほど、あたり前を大切にしてると思う。急速に伸ばす人々は、ここら辺の基本は当然ながら高いレベルでやってらっしゃるように見える。


 でも一方で、本当にこれだけの実践だと、「普通に順調な伸び」しか実現できないのでは? とも思う。では一体、SNS、特にツイッターで「ものすごい勢いの伸び」を実現させるものは何なのだろうか。


「自分をさらす」勇気があるか?

 結論からいうと、SNSですごい勢いの伸びを実現し、いずれ有名インフルエンサーになっていく人々に共通するのは、「自己開示」のレベルが圧倒的だ、という事実だと思ってる。


 先日、以下のようなツイートをした。


 このツイートへのリプはおおむね、「わかる。でも自己開示は難しい...」というものだった。

 

  そう。自己開示すればSNSは伸びるというのは、何となくの感覚でも理解はできる。しかし、それを本当に実行するのはかなり難しい。客観的な話や一般論を述べるにとどまらず、ありのままの自分をさらけ出すというのは、本当に勇気がいることだ。

 これは、実名アカウントに限ったことではない。やり方によっては、匿名アカウントであっても自己開示は可能だ。実際、顔出しNG、名前出しNGの匿名アカウントでもあっても、生々しいくらいに自己開示をして人気を博すアカウントは増えている。


人は、「他者の生のドラマ」を見たいと思ってる

 よく言われるのは、「いいねやリツイートなどのエンゲージメントが伸びるツイート」と「フォロワーが増えるツイート」は違うということ。いわゆる有益なツイートをするといいねやリツイートが増えることはあるが、反面、その内容が抽象的なものであるほど、プロフィールの閲覧数は伸びない。これは、ツイート自体には刺さるものはあっても、発信者自身にはあまり興味を持たれていないということだ。

 一方、あまりエンゲージメントは伸びなくとも、赤裸々に自己開示したツイートだと発信者のプロフィールがたくさん見られ、その結果として多くの人からフォローされることになる。これは、「この人の生き様は面白そうだから、引き続きウォッチしていきたい」という心理に基づくものだと思ってる。


 この点で少し自己反省をすると、自分はこのSNS上での「自己開示」があまり得意ではない。リアルに会った人とはざっくばらんに色々お話できるのだが、ネット上ではどうしてもかしこまってしまう。

 だから、いわゆる「有益なツイート」(← これ、自分でいうとすごく恥ずかしい)をしようと努力をするものの、その内容に関しては割と一般論が多い。「◯◯する人は〜」というような、第三者が主語の構文だ。この形だと非常に書きやすいけれども、自分のことを晒すとなると、一般論ツイートの数倍、あるいは数十倍のエネルギーを必要とする感覚がある。これを連発していくのはとても大変だ。


ヒントにすべきこと

 急速に伸ばす人は、自己開示のレベルが高い。そしてそのことにより、とても多くの人からの共感を得る。気づくのは、「この人のことをずっと見ていたい」と思わせるようなアカウントは、往々にして「危うさ」も秘めていることが多いということだ。それが行きすぎると、炎上にもつながってしまうのだが。

 炎上するアカウントのフォロワーが増えるのはそのようなメカニズムに基づく。炎上した発言内容だけが注目されがちだが、結局のところ多くの人は、「発言したその本人の生き方」に興味を持ち、これからも引き続き追っていきたいと思うのだ。この流れがコアなファンを作っていく。アンチも、ファンの裏返しともいえる。いずれにせよ、ずっと見ていたいと思うから粘着するのだ。ファンとアンチは紙一重、とはよく言ったものだと思う。

 

 炎上アカウントの真似をする必要はない。自分を含めた常人にはとても真似できない芸当だし、そもそも、わざと炎上など起こすべきでは決してないと個人的には思ってる。

 しかしこれらの「危なっかしいインフルエンサー」から自分たち一般人が学べるヒントとしては、「できるだけ、自分のありのままの考え方や生き様を見せる」ということ。

 これは、単なる「自分語り」とは違う。自分のことを自己満足だけでダラダラ語っても、ほとんどの人はそんなものには興味を持たない。

 大事なのは、自分の深いところを見せることにより、他者からの共感を得ることだ。自分の生き方を見せることにより、読む人に気づきを与える。そして、その人の人生に影響を与える。そういう内容が人には刺さるし、これからもずっと追っていきたい、と思ってくれるきっかけになる。

 単なる他者の情報の寄せ集めではなく、自分自身をありのままに開示していくことが、ネット上で自分という人間を確立するためにとても大切なことだと思う。


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