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【生産】ものづくり体感アクションラーニング!カートファクトリーとは

突然ですが、皆さんは「ものづくり」という言葉を聞くと、どんな仕事を想像するでしょうか。

「文字通り、なにかを作る仕事でしょう?」
「大きな工場で、たくさんの人が働いているような・・・」

さすがにざっくりしすぎかもしれませんが、普段あまりなじみのない方はこのような曖昧なイメージをお持ちの方もいるのではないかと思います。

実際にはものを作る以外にも、部品の調達や供給、保全、改善活動などさまざまな役割があり、それらすべてで「ものづくり」が成り立っています。

ただ、実際にものづくりの現場で働いている方々も、日々の自分の役割に精いっぱいで、なかなかそれぞれのポジションを意識して仕事を進めるのは難しいといったことも・・・

そんなときには「ものづくり」を実践で学べるJMACのプログラム、カートファクトリーの出番です!


カートファクトリー(Kart Factory)って何?

カートファクトリーとはズバリ!
実際にペダルカートを作りながらものづくりのアレコレを学ぶ、リアル・シミュレーションプログラムのこと。

もともとはJMAC海外法人で2006年に開発されたものを、日本版にアレンジして2014年4月に逆輸入しました。現在では多くの海外メーカーや、日本の企業に導入されています。

カートファクトリーの良いところは・・・なんて言葉でいうよりも、実際にその様子を見ていただいたほうが早い!ということで、今回はとある企業で行われた、カートファクトリー実習についてレポートします。


ペダルカートを作って学ぶ!

カートファクトリーは講習含め数日に分けて行われますが、私が訪問したのは2日目。もうすでに1度演習を経験していることもあり、「前回うまくいかなかった工程、今回こそは!」という熱量がどのチームからも伝わってきました。

  • ずらっと並んだカートに、担当箇所の組み立てをして、相手に流す

  • 調達部門は各部品を供給し、必要なポジションに供給する

作業自体は難しいものではありませんが、カートファクトリーは実習→分析・改善→実習→分析・改善・・・・・を繰り返し、「良品を」「より早く」「正確に」作ることが求められます。

そのためには、チームで話し合い、作業の標準化、最適化を図るために工夫をしなければなりません。一見単純にみえますが、各チームの戦略によって「作業の質」に大きな差が生まれます。


中には急ぐがあまり不良品が出回り、「ネジの向きが違う!!」などの声が飛び交う場面も。もちろん、不良品はあってはならないものですが、もともとカートファクトリーのコンセプトとして「失敗から学ぶ」を大切にしています。

こんなミスが起きた、思うように組み立てが進まなかった、次の対策はどうしよう、正しい方法を共有してミスが起こらないようにするためには・・・というプロセスを仲間で考えることで、改善する力を身に着けます。

各作業は撮影しているため、録画をみて改善案を考えることも。


すべてのカートが組み立て終わったら、結果をもとにコンサルタントからレビュー・改善手法のレクチャーを受けます。

単純に早ければいい、というわけではもちろんないのですが、タイムがはっきり出ると他チームへの競争心が搔き立てられますね。

この結果をうけて、更なるライン効率アップの手段を、チームメンバー全員で検討します。

JMACでカートファクトリーを担当している、コンサルタント根本と三鍋。

この青いユニフォームはイタリアからいただいたもの。パキッとしたブルーが、カートファクトリーのロゴがよく映える!鮮やかな色づかいが、なんともイタリアらしいと思いませんか?おしゃれーーー!

コンサルタント 根本よりコメント

カートファクトリーは、日本のものづくりの良さをJMAC海外メンバーが学び、海外で立ち上げた実践型研修です。実践型研修なので「頭でわかっていても体を動かしてみるとできない」ということを痛感します。このような経験を通じて、製造現場の方々の気持ちもわかるようになり改善を進めるうえでのコミュニケーションの取り方、チームビルディングの大切さも体験できます。実際の製造現場では失敗が許されませんが、カートファクトリーではさまざまな失敗を通じて学ぶことを大切にしています。

これを読んだ方も、一度カートを触って、カートファクトリーの楽しさを体験してもらえればと思います

ものづくりの体感アクションラーニング、カートファクトリーのプログラム詳細はこちら!


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