40年目の腕時計、ご苦労様でした
人生で最初に買ってもらった腕時計。
大学受験も、就職試験も、その後の社会人生活でも、ずっと一緒だった腕時計。
過去に訪れた国のすべてで、私と一緒の時を刻んでくれた腕時計。
遂に、動かなくなってしまいました。長い間、本当に有り難う。
一瞥で確実に読み取れる時刻、最近ではあまり見かけない曜日表示。
君は確実に、最高のパートナーだったよ。
初代の腕時計 - SEIKO SilverWave -
過去、少なくとも2回の分解修理に耐え、「もう部品がありませんので、次回、止まったらもう修理は無理です。」と言われていたけど、いよいよ止まるときまでは、と使い続けてきた。
先日、突然の雨で濡らしてしまい、それが命取りになった。
「防水機能はもう、諦めてください。」
前回の修理で、確かにそう言われていた。
気にはしてたんだけど、本当にごめん。そして今まで有り難う。
2代目の腕時計 - SEIKO Dolce -
これは結婚祝いにいただいたもの。つまり30年超選手。
主に、初代がオーバーホールのときに使ってきました。
とにかく薄くて軽い。初代より、少しお洒落な雰囲気。
文字盤と針が同系色なので、目が悪い私にはちょっと見辛いのが欠点。
でも、そこそこ長いお付き合い。
これからもサブ機としてよろしくね。
3代目以降
上記以外に、航空会社のマイレージの景品とか、嫁さんとペアでアウトドア用のを買ったりしたけど、文字盤が見辛くて手放したり、壊れたりで、初代/2代目コンビのように長続きすることはなかった。
なにより、初代を凌駕する物に出会えなかった。
そして新しい相棒 - CITIZEN Attesa -
初代に変わる相棒をどれにするか?
当初はシンプルに、見易さと軽さに加えて、サファイアガラスの透明感を追求するつもりだった。
一時帰国のとき、気になっていた海外ブランドの時計を試そうと京都ヨドバシに行ったんだけど、店員さんと話をしているうちに心を奪われたのがこちら。
最近の腕時計の技術って、凄いんだね!
軽さとか、防水とかは 当然として、
・ソーラー発電で電池交換不要
・GPS電波で時刻補正
・登録された地点の現地時刻に補正
・日付は、大の月・小の月・閏年の補正
・サマータイムの設定
・傷がつきにくいサファイアガラス
・軽くて丈夫、錆びにくいチタン合金
初代では小の月が終わる度にカレンダーの修正が必要だったのが、全部自動。
ボタン操作で、針がくるくる回って、現地時刻やサマータイムのオンオフ設定のほか、充電量、照度等の各種情報を表示することができる。見ているだけでも面白い。
さすがGPS機能付きと思ったのが、秒単位の正確さ。うるう秒の設定まであり、iPhoneの時計の秒針表示とも自動でピッタリ合ってる。
こんな機能、携帯電話と連携したスマートウォッチでしか実現できないと思ってたんだけど、アナログ時計で実現できるとは凄いよね。しかもスマートウォッチと違って、充電の心配をする必要がないし。
でも、なんと言っても、決め手は蛍光発色する太い時計針。
とにかく見易い! これ本当に大事。
私がこの時計に惹かれたのは、初代を手にしたときの感動に近いものを感じたからに他ならない。初代の、今でこそ当たり前のクォーツ制御、完全防水、、、当時の私にとっては、とんがった高機能。やっと初代を超えるポテンシャルを持った後継者を見つけたって感じ。
40年後は、どうなるんだろうね?
多分、持ち主の方が先にイカれてしまいそうだけど!
これからの長い付き合い、宜しく!
ここまで読んでくださってありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
これまでの収益は全て、それを必要としておられる方々へ、支援機関を通して寄付させていただきました。この活動は今後も継続したいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。