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「どう、日本のほうが良かったでしょ?」

日本に帰国して、半年が経ちました。

コロナによる行動規制でしばらく帰国できなかったりしたので、本当に久しぶりにお会いする人も少なくありません。

そんなとき、よく聞かれるのが
「どう?日本のほうが良かったでしょ?」
「日本のほうが、なんでも美味しいでしょ?」
「日本の方が、とても便利でしょ?」

みなさんが期待する答えは、鈍感な私でもわかります。
「はい、日本の方が良かったですね!」


、、、


でも、嘘がつけない小心者でもある私はというと、、、
「そうですね、、、」と答えに窮してしまうのでした。

だって、日本はもちろん良いけど、海外だってもちろん、良いところがたくさんあったから。


日本に帰ってきて、ほんとうに良かったと思ったこと

  • 家族と一緒に暮らせること

  • 親戚に会えること

  • ほんとうの和食(新鮮な魚介類、麺類等々)を味わえること

  • 日本酒がすぐに入手できること

  • 大好きなガジェットが、安く入手できること

  • 公共交通機関が時間通りに運行され、効率的に移動できること

  • 公共トイレが清潔なこと(しかも、ウォシュレットまで!)



日本に帰ってきて、残念に思うこと

  • 混雑していること

  • 満員電車・バス

  • 結論の出ない、ダラダラした会議

  • 他立的な行動特性

  • 美術館で、名画に添えられた解説文を読むのに観客が渋滞して、名画が隠れて見えないこと

  • ジャーナリズムを感じさせないニュース番組・マスコミ

  • 世論が平和ボケしていると感じること

  • 供給者サイドの都合にふりまわされること(本音のユーザー目線が感じられない)



どう、日本に慣れた?

一方で、元海外駐在員と日本で再会したときに決まって聞かれることがあります。

「どう、日本に慣れた?」
「いつ帰国したんだっけ?」
「まだ半年?じゃあまだリハビリ期間中だね!」

そう、皆さん、日本と海外の違いによる違和感を克服する(麻痺させて感じ無くする)のに苦労されているようです。


まぁ、このプロセスが本当に必要なのかどうかは疑問ですが、そうでもしないと、さまざまな違和感で心身を病んでしまうのかも知れません。


京都市京セラ美術館で開催中のルーブル館展より

そろそろ、欧州に戻りたくなってきた、今日この頃、、、。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

これまでの収益は全て、それを必要としておられる方々へ、支援機関を通して寄付させていただきました。この活動は今後も継続したいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。