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3, 2, 1, Go!

最初にお断りしておくが、私は車の運転がそれほど好きではない。
誰かが運転してくれるというなら、喜んでお願いするクチだ。
そんな私が、オランダでの運転体験について語ってみたいと思う。

今回は、信号ダッシュについて。


(前回の記事はこちら)

オランダの幹線道路

オランダの国土は、日本の九州と同じくらい。
そこに約1,750万人の人が住んでいる。

九州の人口が1,260万人だそうだから、オランダは九州より1.38倍人口密度が高いので狭っ苦しい、、、ということもなく、アムステルダム とかの大都市を除いて、ゆったりとした土地の使い方をしている。

実は国土の多くが低湿地で山がほとんどない(オランダ最高峰は、標高322.7m)ため、土地が広く使えるようです。まぁ、国名の’Nederland'は「低湿地」を意味しますからね。

そのため、幹線道路の交差点とかだと、2車線どころか4−6車線なんてあることも珍しく無い。生活道路と幹線道路がうまく色分けされているので、幹線道路は直線的で、制限時速が80km/hだったりする。

そういう環境で生活する皆さんの運転は、、、私的にはとても「せっかち」。

信号が緑になった途端、アクセル全開!信号ダッシュです。


急げ、いそげ!

私は決して、チンタラ走るのが好きなわけではありませんが、、、

、、、でもさぁ、、、

直ぐ先にみえる交差点で、いっぱい車が並んでるやん?
どうせ直ぐ、停まるやん?
なぜにアクセル全開? そして急ブレーキ?

これは別にスピード狂のお兄ちゃんお姉ちゃんだけじゃ無いみたい。
全年代的に皆んなそんな感じ。
先のことを見越してスピードを調整するんじゃなく、とにかく今を生きる!って、まさにそんな感じ。

そういえば、オートマ車の普及は5割以下。
マニュアル車の方が値段が安く設定されているのもあるだろうけど、スタートダッシュを好むと言う文化の影響もあるかもしれない。マニュアルの方がアクセルのレスポンスが良いからね。

更にいえば、オランダではテスラをよく見かける。
欧州の中では比較的裕福な国ではあるけれども、この車社会で生きていくために、加速の良い電気自動車の人気が高くなるのかもしれない。


オランダのガソリンは高い

世界でもTOP10に入る高値らしい。

通常のガソリン(E95)で、(最近ちょっと値下げしたけど)1.9€/L(約275円/L)。ついこの間までは、2.3€/L(約333円/L)でした。高いでしょ?
遠出したときは、オランダ国境前でガソリンを満タンにするようにしている。

通勤に使っているので、2週間に一回は給油しなければならず、その度に溜息が出る。

だから、急加速・急ブレーキはやめようよ〜と思いながら、私は最も右側の走行レーンをトラックに混じってマイペースで走る。レーンがいっぱいあるから、お急ぎの方はお先にどーぞ。
そして、、、大概の場合、次の信号で私は彼らの隣に並ぶ
赤信号、結構長いしね。


高速道路の速度制限は日本並み

高速道路の最高速度は、100km/h。日本と同じ(ですよね?)
夜7時以降から早朝午前6時までは120km/hに緩和されるけど、周辺国と比べると、とても保守的。

高速道路の整備状況は、欧州内では比較的良いと思います。
高速走行がしやすそうな環境で、最も保守的な速度制限なんです。

ベルギーの高速道路の制限速度は、120km/h、
フランスでは、130km/h、
そしてドイツは、場所によっては速度無制限!

オランダに戻った途端に、徐行しているような気分になってしまいます。

、、、だから皆さんイライラして、セッカチな運転をするようになるのかな?


生活道路の制限速度も日本並み

一般道の多くは50km/h制限。スクールゾーンでは30km/h。
速度監視カメラがあちらこちらに設置されているので、皆さんスピードオーバーはあまりしない。
、、、しかしここでも皆さん、制限速度ギリギリまで一気に急加速。

本当に好きだねぇ。


今日もご安全に!

皆様、お気をつけくださいませ。



冒頭の写真は、速い車というイメージで採用しました。
家族が私の誕生日に、プレゼントしてくれたものです。
燃費はイマイチですが、急加速・急ブレーキはお手の物。


、、、無線接続で、PCモニター上のポインターを快適に動かしてくれます!


ここまで読んでいただき、有難うございました。

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