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同じ場所に行っても、自分の状態や感覚は全然違う

今僕は雲の上にいる。福岡行きの飛行機の中。離陸して10分経ったくらいなので、今はきっと岐阜県の上くらいにいるのかな。どうだろう。

とこんな書き出しで初めてしまったけれど、この表現は既に人によって使われているもので、その人は僕の現コーチだったりする。

⬇️詳しくは下記記事参照

今回の旅の1番の目的は、福岡に住むコーチに会いに行くこと。
回数にしておよそ3回目になる。

初めは電車で。
2回目は羽田空港からの飛行機で。
そして今回はまつもと空港からの飛行機で福岡の地に降り立った。

意図したわけではないが、なんともまあ、毎回バラバラなのである。

同じ福岡に向かうにしても、さまざまなルートがあり、さまざまな時間の流れ方があり、さまざまな人との出会いがある。そう考えると、少し面白い。

もっといろんなルートで行ってみるのもいいかもな。
と、サービスで運ばれてきた熱いコーヒーを飲みながら思う。

最初に福岡に行った時


同時に、福岡に向かう時の自分自身の状態や感覚も全然違うな、と気づく。
最初に福岡に行った時の僕は、コーチングを受けていなかった。

フリーランスエンジニアとしてしばらく活動をしてきて、さまざまやってきたし、コミュニティ内で人間関係を持っていたけど、どこか自分がいる世界におけるモヤモヤが抜けなくて。


アダルトチルドレンとかHSPとか、自分に当てはまりそうな概念は見つけることができたけれど、違うんだよ。僕自身というより、今いる状況自体がなんか嫌なんだよ!


こんなマイナスエネルギーを振り切りたくて、偶然現コーチが募集していた森会議イベントにすがった。とにかく会ってみないとわからないし、会いに行くしかない!


そんな気持ち。
半ばやけで「挑戦者」のような感覚だったように思う。


⬇︎ 実際のレポート


実際にコーチにあって、いろんなことを話した。

今僕がモヤモヤを感じていること。
エンジニアとしての働き方に疑問を覚えていること。
社会との関わりがわからなくなっていること。


そして、コーチが僕に言ってくれたことは、
「君は変人だね。普通じゃない」


人を貶す意味合いではなく、それでいて言葉通りで。
一般的な感覚とは違う考え方をするんだね。


そんな意味だったのだろうと思う。
そして、僕が心の奥深くで感じていたことでもあった。


自分と他の人の感覚が良くも悪くもずれているかもしれない。
そんなことを感じ始めたのは中学3年生〜高校1年生のあたり。


確かに、人並みの異性への関心だとか、部活や委員会に取り組む姿勢だとかそういうものは持っていたけど、根本的にどこかズレている。


「なんでこんな発言をするんだろう?」
「なんも意味のない行動なのに、どんな意図があるんだ?」
「行動しても、行動しなくても怒られる板挟みが苦しい。」


など。


行動の裏側について考えることが多かった。
そして、大学を卒業し、フリーランスになってからも、その思考は続いていた。


森会議が終わって、振り返りのNoteを書いた後も、何度も考えた。
自分が変だということはわかった。


けれど「変 = おかしい = ダメ」というわけではない。
じゃあ物事の見方が悪いのだろうか?


う〜ん、よくわからない。


多分自分だけで考えてもうまくいかないし、これからもおそらくだけどうまくいかないだろうな。


と、ふと思った。
この感覚は初めてだった。

今まではある程度確定した未来について考えることはあっても、「うまくいかないであろう未来」と正面から向き合うことはなかったから。


時間が解決してくれることは確かにあるけれど、
全てがそうなわけではない。

自分の気持ちの折り合いは自分でつけようとしないとつかないんだ。


スッと腑に落ちた感覚がした。


森会議から約10日後。
僕はコーチにセッションについて詳細を聞きたいというLINEを送っていた。


「僕のセッションは、こんなふうに門を叩いてくれた人にだけ案内するスタイルです☺️」

コーチはこう返信をくださり、とんとん拍子に1年間、コーチングという形で関わりを持つことになった。

2回目に福岡に行った時


2回目に福岡に向かったのは、1月にセッションを受け始めてからおよそ3ヶ月後。4月のことだった。


しばらくセッションを受けて、1/4が過ぎた頃。


僕の住む環境も長野から東京へと大きく変わったこともあり、節目の機会にと福岡で対面セッションをお願いすることになった。


今だから言えることなのだけれど、当時の僕はコーチに依存していた。
東京という見知らぬ土地で、シェアハウスでの生活。


親の援助のもと一人暮らしをしていた大学生時代とは当然違う。
食事も、家関係の手続きも、掃除も、全部自分主体だ。


フリーランスである以上、もちろん仕事も自分次第。
かといって、知り合いはほとんどいない。


頼みの綱の同級生の多くも社会人1年目で頼ろうにも頼れない。
両親以外に一番距離が近い人物がコーチだったのだ。


だから、今回の福岡遠征では「何か学びを得よう」とか、「何か光明を見出したい」という「学習者」のような態度だったように思う。


どこか力が入っていたし、何より「お客さん」として受け身だった。


少し話がずれるが、誤解を恐れずに言えば、コーチングは学びとか気づきを得るものではない、と思っている。


セッションで話した内容が気づきに「なり」、振り返ることで学びに「なる」ものだ。学びを得ようとした瞬間に対話にも力が入り、どこか本音感が抜けてしまう。

皮肉なことに、学びや気づきを得ようとするほど、自分の血肉になるものは得づらくなってしまうのだ。


「得る」とか「なる」とか言葉遊びみたいだけれど、そう強く感じている。


僕の場合も例に漏れず、力が入ったことによる失敗がたくさんあった。


内省モードに入り、コーチそっちのけで思考に没頭してしまったり。

話しながらも、並行して思考を回しており、会話のキャッチボールができていなかったり。

コーチといるのに、「話しかけていいのかな?」と変に気を遣ってしまったり。


もし仮にタイムマシンがあるのなら、うおおおおお!!
と過去の自分をぶん殴りにいっているところだ。


コーチは「社会人経験がないのもあるから」と言ってくださりもしたが、それにしても、だ。


ひどい。
3日中2日目が終わってからは、ホテルでものすごく反省した。


「自分は何をしたかったんだっけ?」
「自分のことを見るのに夢中すぎたんだ」
「変人だからって、人に寄り添わなくていいことにはならない」


そんなことを思い、ちょっと泣きそうになった。
嘘、ちょっと泣いたかもしれない。


セッションを受けてから、4月までで一番大きな挫折であり、失敗であり、
結果的に大きな学びに「なった」回だった。


とはいえ、福岡から帰った後もすぐにその学びが身についたわけではない。


その後も距離感を間違えたり、余裕がなくなったままコーチと関わろうとしたりと、失敗はたくさんあった。


それが体に出て、ついにはほとんど歩けなくなった時期もあった。
最終的に、長野に強制送還されたりもした。


けれど、その度に何度も福岡での出来事を思い出す。
1年の関わりの中でターニングポイントとなった箇所の一つだ。


そして、約10ヶ月の時が流れる・・・

3回目の福岡の訪問


今回の福岡の訪問の主な目的は、もちろん現コーチとのセッション、それも最後のセッションなのだけれど、それだけではない。


あと2,3人、会いたくてアポイントメントを取り付けた人がいる。


単純に会いたかったというのもそうなのだけれど、もう一つ、2回目の反省。コーチに依存してしまうことを避けるためという理由もある。


重心は決めておきながらも、いろんな方向から刺激を受けて変化していく。
きっとこれが僕本来のスタイルだし、健康的なものだ。


1つの刺激だけだと、いずれ慣れてきてしまうし、見方も一辺倒になってしまう。闇があるから光があるのと同じように、どんな物事でも別の何かがあるからこそ、より魅力が際立ち、感じることも大きくなる。


「ちゃんとしなきゃ」とか「学びを得よう」なんて力を入れなくてもいい。
「なるようになるさ」という精神で今回の4日間を過ごそうと思う。


そろそろ福岡空港に着く頃だ。
2時間弱・・・松本⇄福岡間ってそんなに早く行けるんですね。


びっくりです。


タフになりそうな今回の旅行ですが、きっと乗り越えられます。
それでは、行ってきます。



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新卒フリーランスエンジニアとして独立し、Web制作を行いながら様々な人や考えに出会い、新しい自分に出会っていった僕が、「ささいな日常から学んだ気づきや、ありのままの自分で仕事を作っていく考え方」について発信していきます。

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【簡単な自己紹介】

長野県長野市生まれ -> 立命館大学 -> 新卒フリーランス。
普通であれなかった、とあるHSS型HSPです。

ゲームと、唐揚げ、物語に触れることが趣味。
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