何度振り返っても、「いい決断だった」と思える選択ができるように。
人生の分岐点となった過去の出来事を、ふと思い出すことがあります。
8月。夏合宿の誘いを断り、その流れで泣く泣く部活を引退することを、手を震えながらLineで連絡したあの日。
当時の部長にめちゃくちゃ罵倒されて、人格否定されながらも、前を向いて「絶対やりたいことやってやる」と心に誓ったあの日。
やったこともないプログラミングに挑戦して、新卒でフリーランスになってやろうと、一人暗い部屋で決意したあの日。
日々を過ごしているとふと、あの時の瞬間が頭に浮かんでくることがあります。
「本当に退部するのはあのタイミングで良かったのだろうか?」
「もっといい別れ方があったのではないだろうか?」
「新卒で就職しなくて本当に良かったのだろうか?」
さまざまな後悔の念がぽつり…ぽつり…と浮かんできて。
今はもう巻き戻ることのできない過去を、無駄とは分かっていながらもシミュレーションしてしまっている自分がいることにその度に気づくんです。
ただ、何度振り返っても変わらない思いがたった一つあります。
それは、「あの時の判断は、決して間違ってなどない、いい決断だった」ということ。
今回はそんな「決断」に関する、特に人生を変えるような「大きな決断」に関する話をしようと思います。
きっとこの記事を読んでいるあなたにも過去に人生の分岐点となる決断をしたことがあるでしょうし、もしかしたらまさに今その決断を迫られている状況にあるのかもしれません。
迷って迷って、どちらも選びきれない時にこの記事を開いてくれたのかもしれなません。
そうであればぜひこの記事を読んでほしいです。
「決断することが結局大切だ」なんて、手垢のついた結論をこの記事で伝えるつもりはありません。ただ、「いい決断」について考えるきっかけになってほしい。あなたが人生を一歩先に進める一助となってほしい。
将来振り返った時に、「いい決断だった」と思うためにも。
そんな思いでこの記事を書いています。
「いい決断」をするにはどうしたらいいのか。
そもそもいい決断とはどんなものなんでしょうか?
決断を迫られ、選択肢の中から一つを選ばなければならない時、僕たちはどうやって判断し、決断すればいいのでしょうか?
僕が選択肢を吟味する際には、こんなふうに考えています。
これをそれぞれの選択肢について考えます。そして大抵の場合、一番割合が多いなと感じた選択肢を選び、決断することになります。
結果、あとで振り返ったときに「いい決断だった」と感じやすくなる。
僕はそう考えています。
(感覚ですが、7割〜8割くらいの割合で同じ決断をするだろうと感じるのであれば、かなり本心に近い決断だと考えていいと思います。)
僕たちが大きな決断をするときになぜ迷うのかというと、どの選択にもメリットがあって、デメリットがあって、どれも未来が明確に想像できるわけじゃないからだと思うんです。
どの選択肢にも、他にはない魅力があって。可能であるならばその魅力の全部どりをしたけどそんなわけにはいかない。どれかは必ず捨てなければならない。
いろんな葛藤があるから選べない。
頭ではわかっているけど、どうしても「捨てる」という決断ができない。
当然の感情であり、人である以上の性だなぁ…ととことん思います。
もったいないって思っちゃいますよね。それがある程度の時間をかけて築いてきたものほど捨てたくはないと思ってしまいますよね。
「選ぶ」機会すら失いたくはないから。
冒頭にも書いた、僕が部活を辞める時なんてまさにそうでした。
僕は小さい頃からずっとダンスをやってみたいと思っていました。
小中高ではチャンスに恵まれず、大学生になり、やっと入れた社交ダンス部という場所。4年生で引退するまでダンスに向き合うつもりでした。
けれど、部活全体の体制雰囲気やパートナーとの相性など、どうしても価値観をすり合わせられないものが多く、我慢しながらも精神的に際の際まで追い詰められてしまったんです。
ただ、僕のことを応援してくれる人もいたので、それを裏切りたくはなかったし、当時は3回生で運営側でもあったので、後輩の面倒をみることもしたかった。部活を辞めたらそれも無くなってしまうのが怖くもありました。
ダンスをやりたいという思いや周りの声に応えて部活を続けるのか、自分の精神的な辛さに従って部活を去るのか。
もし今の自分だったら100回中100回後者。自分の心を取っていると断言できますが、当時の自分は前者にも魅力を感じていました。
自分がどうにか踏ん張る方法を見つければどうにかなるのではないか。まだ自分が付き合い方で工夫できる部分があるのではないか。
そんな風に、「今まで取り組んできた部活を捨てる」という決断から、どうにかして目を逸らそうとあれやこれや考えていたんです。
だからと言って、いつまでも決断しないというわけにもいかないわけです。どちらか選ばないと、「選ぶ」という行為自体できなくなってしまう。
重大な岐路になる場面で、自分の人生を自分で選べないことだけは嫌で。
じゃあどうしたら決断できるだろうと思ったときに考えたのが、先ほどの考え方でした。
これをそれぞれの選択肢について考えてみるようにしたんです。
「どちらか捨てる」のではなく、「どちらも選ぶ」
片方の選択肢を「捨てる」ことに目がいってしまうと、どうしてもマイナスの方向に意識が向いてしまいます。あちらを立てればこちらが立たない。何かを得るには何かを捨てなければならない。
絶対に苦しい思いをしなければならない。
そんなふうに選択そのものに負の感情を持ってしまうと、決断から遠ざかってしまいやすいんです。
迷っているままの方が楽だからですね。いつまでもフワフワしていられるのであれば、傷つかなくて済む。何も捨てないで済むわけです。
ただ、それだと現実は動いていかない。
だから、前提を変えてみたんです。
いずれかを「捨てる」のではなくどちらも「選ぶ」。
その上で、選んだ回数が多い方を最終的な結論にするという風に。
それならば、どの選択肢を魅力的に思っている自分も、すべてのメリットを得たい自分も肯定することができます。
もちろん、あちらを立てればこちらが立たないという状況は同じです。
違うのは、決断をするにあたって必ずしも「捨てる苦しみ」を味わう必要はないということ。
どちらも何回かは選ぶ。
その前提で「より良い」方を結論として決断する。
「良い」というプラスの方向に意識を向けることで、より自分の決断に納得感やスッキリ感を味わいやすくなるんですよね。
それが、後々になって「いい決断だった」と意味付ける要素になってくるのだと感じています。
選びたいものはきっと、最初から決まっていて
先ほどの僕の場合で言うと、最終的に自分の心を優先して退部するという決断をすることになりました。
何度も何度もシミュレーションをしまくった結果、こう確信できたんです。
それだけ僕の中にある決意は固かったし、だからこそ今、これはいい決断だったと認めることができています。
ただね、そうやって決断をした結果もう一つ思うことがあるんです。それは、「最初から選びたい方は決まっていたんじゃないか」ということ。
部活に関する決断以外にも、僕はあらゆる場面でこの方法を使ってきたんですけど、選択肢同士が拮抗することはほとんどなくて、大体は片方に7~8割くらいの偏りが出るんです。
あれほど迷っていたはずなのに、いざシミュレートしてみると回数が偏る。
僕たちは何か大きな決断をする時、迷っているフリをしながらも自分の心ではどちらか判断しているんだと思います。
ただ、それが自分の中で腹落ちしないから、なかなか結論づけることができないだけで、動き始めてみたら意外と早い。
だから、どうにかして「腹落ち」感を味わうことさえできれば、よく通説としてある「決断するのに早いに越したことはない」っていう点もすんなりクリアできるんじゃないかと思います。
そのための考え方の一つが今回紹介した方法です。
決断の結果後悔すること、反省することはもちろんあります。
決断の結果、人に迷惑をかけてしまったり、崩壊してしまった友情があったり、結局、選択しなかった未来のメリットに目が向いてしまったりすることもあるでしょう。
やっぱり決断には得るものがあれば失うものだって絶対にあります。きっとそれは僕だけじゃなくて、どういう決断でも同じなはずです。
決断とは自分の未来の道筋をある一つのルートに賭けること。対価無くして何かを得られるなんてことはありません。
だから大切なのは賭け続けること。
その瞬間はいい決断と確信できなかったとしても選び続けることです。
ただそうはいっても、何かを決めることってものすごく負担がかかるし、なるべくなら迷いたくないと思うのは間違いないから。
特に、自分の人生を決めるかもしれないことやあなただけでなく他の人も巻き込むものであればあるほど簡単に決断なんかできないと感じると思うから。
そのために、少しでも決断の苦しみが軽減するような、「いい決断だった」と感じやすくなるような方法をこの記事では紹介しました。
僕は過去何回もこの方法を使ってきましたし、人の相談に乗る際にもよくこの方法を提案するくらいオススメの方法です。
一つの手段として、ぜひ参考にしてみてください。
あなたの決断が幸せな未来につながっていますように。
そして、その先の未来で「何度振り返ってもあれはいい決断だった」と思えるように。
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たった一つだけ後悔したことがあるとすれば
ここまでつらつらと書いてきました。結論は先ほどの通りなのですが、最後にもう少しお話しさせてください。
当時大学生だった僕がたった1つだけ悔やみきれないというか、こうだったらいいなと思うことがあります。
それは、「1対1で話を聞いてくれる人がいたら良かった」ということ。
僕の例で言うと、部活に何の関わりもない、親族でもない、友達ともちょっと違う、だけど僕1人に向き合ってくれて話を聞く時間を作ってくれる人。
僕の気持ちや僕から出てくる言葉を心から尊重してくれ、安心して話をすることができる人。
その人が近くにいたら、どれだけ決断する上でのマイナスな気持ちが払拭できただろうと思うんです。
もしかしたら、部活を完全にやめるでも、嫌々ながら留まるでもない第3選択肢が見つかったかもしれません。。あの時は3回生であと1年だったしね。
その人に判断を委ねるわけでもない、自分が判断するのは変わらない。だけど、その判断の際に寄り添ってくれる人や話を聞いてくれる人がいるだけで心持ちは全く変わってきます。
部活を辞めて、フリーランスになってからも岐路となる決断をする機会は何回もあったけれど、僕はこの意識があったからこそ、自分で決断はしながらも、大事なところでは常に話を聞いてくれるコーチをつけていました。
結果、後から振り返った時に「いい決断だった」とより強く感じられています。
社会人未経験で、好奇心ばかり旺盛でワガママでマイペースな僕が、曲がりなりにもフリーランスとして5年間生き延びることができたのも対話の場を作ることでより決断に納得感を得られたからだと思っています。
だから、今度は僕がこれから決断をする人に寄り添う存在でありたい。
あなたの心からの想いや感情をひたすら受け止めて、決断の後押しをする伴走者でありたいと思うんです。。
僕と同じように、大きな決断をするときに感じる苦しみや葛藤を少しでも勇気に変えることができたらと思うから。
何度も言うように、決断とは賭けることです。だから痛いです。痛みをなくす事はできない。それはあなたにとって必要な痛みでもある。
だけど、痛いという気持ちを受け止めたり、今回紹介した考え方のように、物事の捉え方・感じ方を変える手伝いをすることはできます。
僕はそれを対話という手段で提供したい。
そう思うんです。
この記事を読んでいるあなたは今、迷っているのかもしれません。
何かを決断しようとする、際の際のはたまた際にいるのかもしれません。
その想いを聞かせてください。
そしてぜひ、決断の傍らに僕を居させてください。
あの時の決断は良かったと心から思ってほしいから。
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