ミシンでタオルを自作する話
ボクの家の台所のふきんは麻でできている。
すぐに乾くので水仕事に最適と、妻のぶーちゃんが言っていた。
ただし、麻は高いのが難点だ。
大きさやメーカーにもよるが、1枚700円くらいする。
我が家愛用の麻のふきんも、かなりの耐用年数を数え、そろそろお役御免となりそうな頃であった。
そんな折、ボクの麻でできたシーツが破けてしまった。
ボクの寝ぐせだろうか、足のあたりが破けることが多い。
他の部分は大丈夫でも、そこだけがビリッと引き裂いたようになってしまうのだ。
そこで登場したのが、あやうくぶーちゃんの断捨離から逃れたミシンである。
なぜかボクはミシンが好きである。いや、大好きである。
針が上下に動くだけで布が縫い合わされるのが、今でも不思議でならない。
そればかりでなく、ミシンで縫い物をすることも大好きである。
これでようやく話がつながるのだが、
かなりくたびれた台所のふきんを、ボクの破けてしまったシーツで、縫い物大好きなボクがふきんを縫うという話だ。
早速やってみたがおもしろい。
裁ちばさみで麻の布を長方形に裁断し、四方向を三つ折りにしてアイロンがけをし、ミシンで縫っていく。
縫っている時は無の境地。
脳ミソの中は座禅をしている時と同じような波長になっているに違いない。
ただただ楽しい。
作業が終わって三つ折り部分のギリギリを縫えていることを、ぶーちゃんにほめられた。
幾つになっても、人にほめられるのはうれしいものだ。
シーツは大きいので、まだまだいろいろなモノがつくれそうだ。
「たのしみは ミシンを使って 役に立つ 家庭の中の モノを作る時」
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