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(リシケシ )インドでアーユルヴェーダドクターの診察に感動した話

(リシケシ )インドでアーユルヴェーダドクターの診察に感動した話

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2023年8月のインド・リシケシュ滞在時。

インドで体調を崩したとき。
これは自分ではお手上げだと思い、
ヨガの先生にアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)ドクターのお勧めを聞いて
アポなしで訪問。

着いてみたらそこは先生のご自宅。
入った瞬間に、「これがSattva(純粋さ、健やかな状態)か・・・」
と一瞬でわかる空気感に驚いた。

(その空間のあまりのSattvaさに、そこに居るだけで自分のVataの乱れが思いっきり浮き彫りに感じられた)

いきなり訪れたにも関わらず、
ご自宅は綺麗に整えられていて、
ドクター、同じくドクターである奥様と、
その娘さんが、快く迎え入れてくれた。

診察室へ、と案内され、
お部屋に入る前に先生が立ち止まった。

私と向き合って立ち、私の頭に手のひらをのせ、
目を閉じ、マントラを唱えた。

感じたことのない感覚が全身に走った。
体が震えて、涙が出た。

(今まで、お医者さんに、こんな態度で向き合ってもらったことない・・・)

何よりもまず、先生と患者が、
私たちの根源である魂の領域で繋がる、

そんな感覚がした。

先生が私を見る目が、表面的な部分ではなく、
奥の奥を見ていた。見透かしていた。

ヴェーダで、私たちは神の一部であり
私たちの身体は神を宿す容れ物だと学ぶけども
お医者さんに、ほんとうにそのように扱われた気がして
衝撃だった。彼の態度と振舞いから、そのくらいの敬意を感じた。

この瞬間に、「ああ、もう、この人に委ねて大丈夫だな」と確信した。

治療を受ける、つまり健やかな状態をともに目指す上で、先生とその場、治療に対して心から安心することは大切。

🔸アーユルヴェーダの定義する「健康」
(以下、wikip ediの引用)

アーユルヴェーダの古典医学書『チャラカ・サンヒター』では、生命(アーユス)は「身体・感覚機能・精神、我(アートマン、自己、魂、真我)」の結合したものであると述べられており[2]、身体や感覚器官だけでなく、精神面、さらに魂と表現されるような根源的な面が良い状態であることも健康の条件となる[1]。

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そのあとの診察は、脈診だったりお腹を触られたり、
驚いたのは私の足の甲をこすって、においを熱心に嗅がれたこと。(笑)
五感をフルに使って診察する先生。

その日はトリートメント(治療)を受けれる状態じゃなかったため、
お薬を処方してもらって帰宅。

後日受けたトリートメントは、

・アビヤンガ(全身にハーブオイルを塗るマッサージ)
・スウェダーナ(ハーブの全身スチームバス)
・シロダーラ(おでこに温かいオイルを垂らし続ける。これが衝撃的な効果を発揮した。)

ちなみに他の施設で、

・ネトラバスティ(目にギーオイルを入れる←痛かった)
・ナスヤ(鼻にハーブの煙とオイルを入れる←痛かった)も受けました。

アーユルヴェーダの哲学、治療法にも驚きと感銘を受けていると同時に、
今回は何よりそのドクターの在り方に感動した。

その後も、不調になりWhat’s app (LINEのようなアプリ)でメッセージすると電話してきてくれて、

食べるべきもの、避けるべきもののアドバイスをくれたり、
無償でお薬の処方を出してくれたり。

一人でのインド滞在時に体調を崩した私にとって、どれほど心強かったか・・・

むしろ体調を崩したおかげで、
アーユルヴェーダの医学ではどのように診察し、
アドバイスをし、治療をするのかを身を以て体験できてよかった。


自分と自然界との繋がり、自分の体質などを知り、
不調になる原因を考えるいいきっかけになりました。

以上、リシケシ 思い出話その1でした☺️

ちなみに1月のタイ🇹🇭ヨガリトリートではアーユルヴェーダのトリートメントが受けられます。
詳細はこちらをご覧ください。
ピンと来た方は、ぜひ!

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