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週末旅をお勧め(14回目):一泊二日で岡山の路面電車と丸亀に吉備津を欲張る旅

14回目の投稿は岡山旅行です。岡山の一番の目的は路面電車の乗りつぶしですが日本三名園の岡山後楽園と岡山城は見てみたいし、瀬戸大橋を鉄道で渡りたいというのが発端です。

【1】今回の旅の目的


JALグループ就航の空港の訪問に岡山の路面電車の乗りつぶしに瀬戸大橋線に乗るのが目的で、欲張って丸亀観光と吉備津の観光を追加しました。

【2】岡山への旅の計画(移動・宿)


今回の旅では往復の飛行機と宿泊はダイナミックパッケージで予約しました。
移動:羽田⇒岡山、岡山⇒羽田の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:公共交通機関を利用する
宿泊:岡山市内のホテルをダイナミックパッケージで予約

【3】おおよそのルート


1日目:羽田空港(08:00)→JAL161→(09:05)岡山空港→岡山市内散策→岡山(泊)
2日目:岡山→丸亀→吉備津→岡山空港(20:50)→JAL168→(22:00)羽田空港

【4】岡山旅行の写真レポート

(1)1日目の行程
羽田空港~岡山空港~岡山駅~岡山城~後楽園~市内散策~岡山(泊)

羽田空港の出発は今回も8時少し前ですが帰省ラッシュが始まったのかチェックインと荷物預けで大混雑。こういう時はステータスがあると別のカウンターを使えるしセキュリティも別を使えるのがありがたい。今回は荷物預けはないのでセキュリティレーンをスムーズに通過しラウンジで朝食。窓の外は朝日でピンクに染まる富士山と白いJALの尾翼の対比を撮影。

JALのラウンジから

搭乗時刻が近づき搭乗口に行くと隣の長崎行きは遅れているが岡山行きは定刻で少し安心する。

定刻になり機内へ入り順調に出発するかと思えば先ほどの混雑の影響で出発が遅れるとのアナウンスがあり、さらに荷物のコンベアが壊れて荷物が届かないという事で出発は30分の遅延。

いつものように羽田空港を離陸する時の動画を撮影。

岡山への飛行ルートはこの前の高松と同じように富士山の真上を飛ぶY28なので期待していなかったがFlightrador24で確認するとわずかにずれている。

ぎりぎり見えそうなので真下を見ていると富士山の火口部分が見えきた。

火口がくっきりと見えていたのでズームして撮影しました。No+eだと縮小されて細かい部分が見えませんが右側には富士山測候所の建物などがハッキリと見える。

風が強そう

そこから岡山空港の近くまでは雲が多い所を飛行し地上風景はよく見えなかった。

岡山空港が近づいてきたときに雲の切れ間から地上の風景が少し見えてきました。

いつもの様に岡山空港に着陸する動画を撮影。☆

空港到着後は連絡バスで岡山市内に向かいます。空港の駐車場の向こうにOKAYAMAの文字らしきものが見えます。

空港からの連絡バスで岡山駅まで来ました。まずは岡山駅の文字が入るように駅ビルを撮影しました。

まずは岡電(路面電車)の一日券を購入して乗りつぶしをします。岡山電気軌道は岡山駅前を起点として東山までの東山線(3km)と青輝橋までの青輝橋線(2.1km)がある短い路面電車ですが、いずれも岡山駅前が起点です。

まずは東山駅まで乗ってから歩いて散策している時にちょうど「たま電車」が通ったので撮影しました。岡山電気軌道は和歌山電鐵の親会社であるので喜志川駅の「ネコのたま駅長」をデザインした車両です。この車両は見ても乗っても楽しい車両です。(後ほど)

岡山城は丘の上にありそこに行く前に下から見上げて撮影しました。

岡山城と岡山後楽園は旭川を挟んだ位置にあり岡山城側から後楽園に行くには川を渡る必要があり、その橋は月見橋と呼ばれています。

少しお城に近づいて撮影をしました。

岡山城の城内に入る所にあった廊下門です。

岡山城が築城された時の石垣が埋められていたのが発掘され、それがそのまま見られるようになっていました。何故埋められたのかという解説があり、城を広げる時に埋めたとの事でした。普通は90度くらいですがそれより鋭角な角度になっているのが特徴だそうです。

これは「泉水」で表書院の中庭にあったものを復元したものだそうです。

天守の所の最後の門でしたが通常は閉じられていたので不明(開かず)の門という事で不明門と言う名前が付いたとの事です。

岡山城の天守は戦災で焼失して復元されたものです。その場所は元の天守の位置に建てられていますが近代的な建物になっています。元の天守は昔の石の上に建てられていたので、その礎石がありましたが、再建の時に同じ配置でここに移設されたそうです。

岡山城は烏城とも呼ばれています。それはこの写真からもわかるように壁が黒く塗られていたからです。何故黒く塗られていたのかは詳細な資料がなくわからないそうです。

真っ黒で烏城の名前の通り

天守は入ることが出来るので一番上まで登りました。そこから鯱と月見橋を撮影したものです。その向こうに見えているのは後楽園です。

岡山の名物は「えびめし」「デミカツ丼」「ホルモンうどん」という事で1日目の昼食は『デミカツ丼』を注文しました。カツカレーやカツハヤシにも見えますがカツ丼なので味噌汁がついていました。

1日目の昼食のデミカツ丼

岡山城を散策した後は岡山後楽園に行きます。岡山後楽園は大名庭園で江戸時代初期に岡山藩主の池田綱政が作らせたものです。その池田綱政が好んで利用した建物で廉池軒と言う名前で前の大戦でも被害を受けずに残っているそうです。

後楽園は大きな池があります。廉池軒の前には細長い三日月のような池があります。

庭園は水の流れを生かしたもので、この一帯は川のような流れを模した庭園になっています。

岡山藩家老の下屋敷に建てられていた茶室は茶祖堂と呼ばれています。江戸時代末期に後楽園に移設されたそうです。

「流店」は休憩所に使われていた建物で建物の中央に流れがあります。

「沢の池」は後楽園の中央にある大きな池で池の中に島も設けられています。

沢の池にある島茶屋に行くための架けられているアーチ橋でかなりの傾斜の橋でした。

不思議な建物がありました。アーチ橋のすぐ近くにあり池の中に柱がありその上に茅葺屋根がのっていますが、その下は水面ギリギリで何の為に作られたものかわかりません。

慈眼堂は池田綱政が藩内の平安を願って建立した観音堂です。その入口の門を撮影しました。

大立石は大名庭園らしい大きな庭石であまりにも大きいので90個に割った花崗岩を運んだ後に元の形に組み立てたものだそうです。

「鶴鳴館」は戦争で焼失してしまった建物ですが、岩国の吉川邸を移設したものです。その中から池を見た写真でかつての大名もこういう風景を眺めていたのではと思います。写真の上にあるのはお正月なのでその飾りがついています。

禁酒会館は大正時代に禁酒運動の拠点として造られた建物で戦争にも被害を受けずに残り国指定の登録文化財に指定されている建物です。

いったん岡山駅に向かいます。待っていると「たま電車」が来ました。路線が単純で短いので比較的出会う機会が多くなっています。

この「たま電車」は車内も変わっていて、停車ボタンを押すと音は「にゃぁ」で表示も「つぎ・とまるニャ~」となっていました。

たま電車の車内

岡山駅前電停に着く直前に電停とその向こうのJRの岡山駅を撮影したものです。

岡電の乗りつぶしで青輝橋線の終点の青輝橋電停まで来ました。終点の確認で車止めを撮影しました。

乗りつぶしが完了したので再び岡山駅前に向かいます。ちょうど次の電車がやって来ました。

駅まで行こうと思いましたが、まだ明るかったので西川緑道公園駅で降りて散策します。街を南北に流れる西川には遊歩道があり、その川に掛かっている橋です。この橋は薬研堀橋です。

西川緑道公園の遊歩道の写真です。薬研堀橋の北側にある新下西川橋です。

田町橋は岡山大空襲の痕跡が残る橋で、道路拡張の際にも親柱は残されて保存されています。

夕食は目についたイオンモールのフードコートにチェーン店でお手軽に済ませました。

1日目の夕食は手軽に

ホテルに帰るときは岡電が走る岡山駅からまっすぐの道路に突き当たるところにも交番を目指します。その交番の所に宿泊するホテルがあるからで、交番についていみるとなんとイルミネーションに飾られた交番だった。★

派手な交番

(2)2日目の行程
岡山~瀬戸大橋~丸亀~丸亀城~瀬戸大橋~吉備津神社~吉備津彦神社~岡山~岡山空港~羽田空港

2日目は岡山旅行ですが岡山市内は殆ど回らない予定です。まずは瀬戸大橋を電車で通過するために岡山駅に来ました。駅前のももたろう大通りにあった像でお供の申の様に見えます。

岡山駅とその前に立っているももたろうの像です。こちらはももたろうに戌申雉が揃っていました。

駅構内に入って来ました。珍しい117系の車両が並んでいました。もしかしたら左は115系かも知れません。

瀬戸大橋を渡ると言うのが目的なので高松行の電車に乗り坂出まで行きます。瀬戸大橋を渡っている時の車窓風景です。瀬戸大橋が出来たので丸亀から岡山は1時間程度になり通勤通学が可能になりましたね。

瀬戸大橋を渡る電車より

渡り終わった時に坂出港が見えました。液化天然ガスの船が沢山入構していました。

高松は先週に一泊二日で旅をしたので坂出で下車し丸亀に向かいます。丸亀で下車して駅から出る時に駅構内には凧が飾られていました。

丸亀駅舎と手前のオブジェを撮影しましたが水色のアーチは何を示しているんでしょうか?

与謝蕪村が香川県を訪れた時にこの妙法寺(蕪村寺)に滞在し絵を残したお寺という事で、正式名称の妙法寺の他に蕪村寺の名前もついています。拝観は有料なので入口から山門だけを撮影しました。

丸亀城は海岸線に近い所ですがかなり高い場所に作られていて、手前から見上げるように撮影したものです。

丸亀城の石垣は高い

丸亀城の入口の大手一の門で物凄く立派な柱や梁の門です。

丸亀城の石垣は物凄く高く立派なもので20m以上の高さがあります。

本丸のある所まで登ってきて北の方を撮影した写真です。瀬戸内海の瀬戸大橋も見えています。

南の方を撮影したもので三角形の山は飯野山だと思います。

高さが15mの天守は全国に12しか残っていない現存天守の一つです。立っている場所が北側の石垣の所でその石垣も高いので物凄く高く見えます。

最後にお堀を渡ってすぐの所にある大手二の門です。丸亀城に来たときはここで作業を行っていたので帰りに撮影しました。

お堀を渡って場外から撮影した二の門で、門の上の方に天守が見えていて遠くで高い所にあるというイメージになっています。

丸亀城のお堀を撮影したもので立派な石垣で作られています。門は先ほどの大手二の門です。

2日目の昼食は丸亀うどんにしようと考えていたので、これを食べました。

2日目の昼食は丸亀うどん

帰りの電車を丸亀駅で待っていたら「特急いしづち」が向こうのホームに来ました。

岡山駅で吉備線(愛称:桃太郎線)に乗り換えて吉備津駅まで来ました。この吉備線は非電化区間なので国鉄時代のキハ40で北海道で良く乗った車両で懐かしかったです。

吉備津駅から線路に沿って東に歩き灯籠のある所で右に曲がると吉備津神社の参道になります。

右を向くと二の鳥居があり松並木が続いているのが見えます。手前の道路の橋の欄干は神社のような形でした。

吉備津神社は吉備津彦を祀った神社です。吉備津彦は温羅退治の話があり、その話が桃太郎伝説になったとも言われていて、桃太郎を祀った神社とも言われています。最初は石段でここを上がって行きます。

石段を登ると北隋神門に着きます。隋神門はお正月の飾り付けがされていました。

南隋神門の中から廻廊を撮影したものです。廻廊は360mもあります。

廻廊の中で撮影した写真で廻廊自体は地形に沿った形で緩やかに上下しています。

神秘的な鳴神神事が行われる鳴神神社です。吉備津神社で祈願した事のご神託をうかがうものです。この時も神事が行われていて扉は閉じていました。(開いていても撮影は出来ないと思います)

360mある廻廊を少し横から撮影したもので地形に沿ってなだらかに下っている様子がわかります。

本殿を撮影したもので他の神社と決定的に地言うのは屋根が2つ連なっている事です。比翼入母屋造と呼ばれ全国でただ一つの様式で別名「吉備津造」とも言われます。

参拝した後は近くの吉備津彦神社に向かいます。駅に戻って一駅のって移動する方法もありますが、時刻は1時間に一本ほどですしあるいても1.5kmくらいなので吉備路を散歩がてら歩いていきます。その吉備路を歩いていると「鼻ぐり塚」の横を通ります。小山のように盛り上がっているのは牛の鼻輪を積み上げたもので、家畜などを慰霊するものです。

吉備津彦を祀った神社でその入口の鳥居です。

こちらが正面から入る所にある鳥居で参道の先には隋神門があります。

吉備津彦神社の隋神門で1697年に池田剛政が造営したもので、両側には二体の門番がお祀りされています。

隋神門を通ると拝殿が見えてきました。

奥に行くと本殿を斜め前から見る事が出来ます。

境内から隋神門の方を見るとちょうど吉備津線にキハ40のオレンジ色の車両が通過していました。ちらっと車両ですね。

吉備津神社から吉備津彦神社まで歩いて来たので乗るのはひと駅隣の備前一宮駅です。岡山駅行のキハ40がやって来ました。

岡山駅に戻り軽く食べたいと思い表町のアーケード街に来てみました。アーケード街には恐竜がディスプレイされていましたが、岡山と関係があるのでしょうか。

早めの夕食は結局岡山駅近くで食べました。食事は岡山名物のえびめしです。真っ黒な感じですが、カレー味のスパイシーなものでエビがいくつか入っていて意外と美味しい。デミカツ丼よりもこっちの方が印象に残るね。

2日目の夕食

岡山駅の西側です。空港への連絡バスはこちらの西口バスセンターから出るので、ここからバスに乗って空港に向かいます。

岡山駅

岡山駅から空港には連絡バスで移動しました。空港ターミナルを撮影していなかったのでまずは外からターミナルを撮影しました。

ターミナル内に入り到着案内板を確認しました。羽田からの便が30分遅れとなっていましたが欠航ではないので一安心です。

空港ターミナルビルの中には備前焼きの陶板のレリーフがありました。

備前焼のレリーフ

時間が迫っているのでちょっとだけ展望デッキに行ってみようと思いましたが、有料で出発時間があるので長い時間はいられないので入口の写真だけ撮影して戻りました。

有料!

定刻より少し遅れて搭乗し機内より撮影した写真です。

岡山空港は山の中にあり周りに明かりもないので離陸動画はいまいちだったけど一応紹介。

この日はもともとの出発時間が遅くなったのか搭乗後にすぐに出発し、高松からの便より少し高度が高いところを飛び東京湾への侵入は同じ感じで、三浦半島の夜景などを写しているうちに着陸し今年最後の遠出が終了。

最後に羽田空港に着陸するときの動画を撮影して一泊二日の岡山旅行は終わりです。

最後にこの旅で回った所をGPSのログを地図に落としてみました。

【5】まとめ


・岡山の路面電車の「乗りつぶし」をすることができた。
・岡山後楽園に行き、日本三名園をすべて行くことができた。
・烏城と言われる岡山城の黒さにびっくりした。
・瀬戸大橋を鉄道で渡る事が出来、丸亀も少し観光できた
・桃太郎伝説に関連する吉備津彦神社と吉備津神社に行くことができた
・岡山名物の「えびめし」と「デミカツ丼」を食べる事が出来た


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