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ネパール風蕎麦がき、チョコレートケーキ、ケールの胡桃和えの日。

六月の上海旅行の為にそろそろ観光ビザの申請をしないといけないので、大井町のカメラのキタムラに証明写真を撮りに行く。中国ビザ申請用の写真は規定が細かく決まっていてとにかく厳しいらしいので、今回は素直にプロに頼むことにした。夫と二人で午前中に店に行くと、店員さんからすぐさま「その白っぽい服じゃダメですね」ダメ出しをいただく。背景が白厳守なので、着る服は白ではいけないらしい。ちゃんと読んでこなかった我々が悪いので、仕方なく同じ建物の下の階にあるユニクロで一番安いTシャツを買って二人で交代に着ることに。1500円のメンズの紺色のコットンTシャツを一枚買ってからキタムラに戻り、まずは私がそのTシャツを着てブースに入り、前髪をヘアピンでぴっちりと留め、横の髪を両耳に掛けて写真を撮ってもらう。店員さんが「もう少しおでこ出せますか?」と聞いて来たけど、残念ながら私のおでこはそこまで。「済みません、これが限界です」と答える。

夫も無事に写真を撮り終え、三十分後にデータをもらってから、お昼を食べようと京浜東北線に乗って蒲田に移動。商店街の中にあるエレベーターのないビルの4階にあるネパール料理店「スセリ」の階段を上り、ランチのプレートをいただく。この店は最近のお気に入りで、塩気が強めのネパール料理のお店の中でも比較的薄味なのと、ネパールの蕎麦がき「ディド」の味わいが軽めなのも私好み。ちなみにここは屋上にもテーブルがあって、天気の良い日は外で食べることもできる。夫を含め、周りの友達にもテラスや屋台が好きな人が案外多いから、時折合わせるようにしているけど、私一人の時は基本的に外では食べない。どうして外で食べるのが好きではないのか、その理由について以前考えてみたことがあって、その結果どうやら私はそもそも「風」というものがあまり好きではないらしい。振り返ると子供の頃から扇風機の風に直接当たるのも嫌だったし、海辺を歩くときの海風も苦手。カフェに入ればすぐに天井を見上げて空調の位置を確認し、風が直接当たらない席を死守している。中医学的な観点で考えると、それは「悪風」というバリア機能の不足によるものなのかもしれないけど、実際風邪とはほとんど縁がないので、この「風嫌い」をどう弁証すべきなのか良いのか今度中医師の先生に聞いてみようと思う。

ランチの後、電車で有楽町まで行って諸々買い物を済ませてから五反田の「LES CACAO」でチョコレートケーキを買って帰宅。紅茶を淹れ、夫とケーキを半分ずつ食べてからキッチンで夕食の準備。今夜のメインは鴨肉を低温調理してからローストし、マンゴー、オレンジ、梅干し等を使ったソースを添えたもの。他に、ケールを千切って軽く茹でたものを胡桃ペーストとコチュジャンで和えた和え物や、蓮根と平茸のマリネ、人参ナムル等を付け合わせに作り、ドイツのリースリングを開ける。

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