Jiumei 国際薬膳講師

東京と京都を拠点に活動する40代薬膳講師Jiumeiによる、2拠点暮らしの日常や中医学…

Jiumei 国際薬膳講師

東京と京都を拠点に活動する40代薬膳講師Jiumeiによる、2拠点暮らしの日常や中医学・薬膳にまつわるお話を綴るnoteです。YouTube「ジウメイの薬膳チャンネル」Podcast「ジウメイの薬膳ラジオ」

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  • ジウメイのおいしい日記

    西と東の旨いものを食べて暮らす、薬膳講師ジウメイの日記です。

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茹で小豆、鯖とトマトと松の実のスパゲッティ、ラオス風ナマズのアラのスープの日。

朝起きて昨日寝る前に浸水させておいたハトムギと小豆を茹でる。余計な水分を排出してくれるこの二つは、どちらも夏場の我が家の食事には欠かせない食材だ。時間がある時に沢山茹でておいて、大さじ1杯くらいずラップに包んで冷凍し、スープやご飯に混ぜて食べている。いつも韓国に行くたびにオリーブヤングで買っている小豆を煮出した汁のパウチパックが日本でも売っていたら最高なのにと思う。日本では小豆をだいたい甘く仕上げてしまうのはどうしてなんだろう。 先日舌を鏡で見たらまた少し血の巡りの悪さが出

    • 鴨血入り重慶火鍋、モロヘイヤの和え物、南瓜入り豚汁の日。

      一年中火鍋を食べる私だけど、特に夏場はよく火鍋屋に通っている気がする。数日前も上野の「蛙吃傲」で体の熱を冷ます蛙肉入りの火鍋を食べたばかりなのに、午前中骨董通りのいつもの美容室で髪を切ってもらってから銀座線に飛び乗り、またしても上野広小路へ。今日は「蛙吃傲」ではなくそのすぐ近くの「凡姐老火鍋」に入り、席についてからタブレットで潤い補給のための鴨血、小イカ、黒木耳、山芋、そしてお腹のお掃除のためにタケノコを注文する。私以外には中国人の二十代の女の子が二組。たまたまなのか全員フェ

      • 黒米入りおにぎり、荏胡麻まみれ蕎麦、コプチャンのタコスの日。

        ソウルに来て数日。先週ずっと雨が降っていたというのが嘘の様にここ数日晴れ渡っている。もう梅雨明けしたのだろうか。個人的には曇りが好きなんだけど、Vlog撮影をするにはやはり晴天が有難い。今回はキッチン付きのサービスアパートメントではなくホテル泊なので、朝起きてから黒米入りご飯のレトルトパックとカードキーを持って部屋を出て、すぐ近くの電子レンジがあるコーナーでご飯を温めてからまた部屋に戻る。日本より出力の強いレンジで強力に加熱され今にも破裂しそうになっているレトルトパックのシー

        • ナズナ入り饂飩、北京ダック、美味すぎる小豆バーの日。

          パンデミックを挟んで五年ぶりに訪れた上海で、ここ数日朝から晩までずっと食べ続けている。確かに以前に比べ中国国内の景気は悪化し、人気のレストランも余裕で予約できるようにはなっているけど、この数年の間に上海の食文化自体は更に豊かになったというのが正直な感想だ。高級レストランで扱う食材の質やサービスは、厳しい上海人の要求に応え続けた結果驚くほど洗練されたし、カフェのエスプレッソの味も格段に良くなっているし、この数年で増えた国内産のクラフトビールのレベルも高く、日本での消費者よりも若

        茹で小豆、鯖とトマトと松の実のスパゲッティ、ラオス風ナマズのアラのスープの日。

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        • ジウメイのおいしい日記
          48本

        記事

          ひじき入り卵焼き、サモサ、枝豆のコングクスの日。

          朝起きてキッチンでボウルに卵二個を割り入れ、昨日解凍しておいた、前にお友達からもらったひじきを煮ておいたものを大さじ一杯ほど加えてよく混ぜ、卵焼きを焼く。私が卵の美味しさに目覚めたのは三十歳を過ぎた頃で、それまではなんらかの形で一日一個食べれば別に良いというくらいだったのに、大人になってから急に卵が大好きになって一日三個は食べている。でも最近流行りの大量の卵を使った卵サンドや、「とりあえず卵の黄身乗せときゃ良いだろ」みたいなとろとろ料理や、こってりしたソースがかかったエッグベ

          ひじき入り卵焼き、サモサ、枝豆のコングクスの日。

          ひきわり納豆、マサラドーサ、ステークフリットの日。

          午前八時。起きてキッチンに行くと、早めに出かけるらしい夫はもう既に朝食を済ませ、私が起きるのを待ってコーヒーを淹れる準備をしていた。体が蛋白質を欲しているので、夫がお湯を沸かす隣で黒胡麻ペースト入りのオムレツを作り、昨日の夜から常温に戻しておいたひきわり納豆と一緒に食べる。今日は朝から雨。いつの間にか季節は小満に入っている。浮腫みやすい私にとって、これからしばらくはせっせと利水作用のある食材を食べて水捌けをよくする時期だ。夫が出かけたあとゆっくりと朝の支度を済ませ、バスに乗っ

          ひきわり納豆、マサラドーサ、ステークフリットの日。

          長芋の蒸し物、しめ鯖、冬瓜とスペアリブのスープの日。

          朝起きた時になんとなく芋類が食べたくなったので、野菜室から長芋を出して蒸籠に入れて火にかける。もしかしたら脾胃が少し疲れているのかもしれない。長芋や山芋は以前はよくとろろとして生で食べたけど、中医学を学んでからは脾胃に負担をかけないようになるべく火を通して食べるようになった。ちなみに昔衆道に関する文庫本を読んだ際、江戸時代は乾燥させて粉末にした山芋の粉を持ち歩いて潤滑剤として使っていたという記述があった。滑りは良いかもしれないけど、手に付いても若干痒いのによりによって粘膜に付

          長芋の蒸し物、しめ鯖、冬瓜とスペアリブのスープの日。

          ネパール風蕎麦がき、チョコレートケーキ、ケールの胡桃和えの日。

          六月の上海旅行の為にそろそろ観光ビザの申請をしないといけないので、大井町のカメラのキタムラに証明写真を撮りに行く。中国ビザ申請用の写真は規定が細かく決まっていてとにかく厳しいらしいので、今回は素直にプロに頼むことにした。夫と二人で午前中に店に行くと、店員さんからすぐさま「その白っぽい服じゃダメですね」ダメ出しをいただく。背景が白厳守なので、着る服は白ではいけないらしい。ちゃんと読んでこなかった我々が悪いので、仕方なく同じ建物の下の階にあるユニクロで一番安いTシャツを買って二人

          ネパール風蕎麦がき、チョコレートケーキ、ケールの胡桃和えの日。

          豚足煮込みと葱油かけご飯、ヤムヌア、包子の日。

          ロンドン、パリ、ソウル、京都と移動し続けた1ヶ月半が終わり、久々に東京で日々を過ごしている。昼前に山手線に乗って大塚駅で降り「マンション台北」で滷豬腳と油葱飯を食べる。体を潤すとろっとろの豚足を箸で持ち上げて口に運びながら、先日恵比寿で開いた初心者向けの薬膳セミナーのことを少し振り返る。連休中にも関わらずわざわざ足を運んでくれたお客さんに、少しでも薬膳の本質のようなものが伝わればと思いながら喋ったけれど、ちょっと早口過ぎたかもと反省。 ランチ後、お隣の池袋に移動して北口の「

          豚足煮込みと葱油かけご飯、ヤムヌア、包子の日。

          ケジャン、ナチュラルマッコリ、豆腐キムチの日。

          二週間のロンドン・パリ旅行を終えて東京に戻ったのも束の間、数日後今度はソウル入り。最初の五日間はいつもと同様一人で毎日朝昼晩と美味しいものを食べ歩いたり、行ってみたかった韓国の有名なメイクアップショップでメイクをしてもらったりして過ごす。韓国のアイドルやタレントの方々はテレビ局での収録の際に、局ではなく事前にそういうショップで仕上げてもらってから現場入りするので、早朝からメイクさんたちは大忙しとのこと。ショップの店長さんの手際の良いテクニックで私の顔もあっという間にそれっぽく

          ケジャン、ナチュラルマッコリ、豆腐キムチの日。

          海老入りコンキリエ、ミャンマー風鯛のカレー、バナナとキャッサバのケーキの日。

          早朝羽田に向かい、第二ターミナルの国際線乗り場から久々のロンドン便に搭乗。ロシアとウクライナの戦争が続く中で飛行時間は十五時間に延長され、ただでさえ長いフライトが、子供の頃の学校の授業のように永遠に長く感じる。午前の便に乗ったこともあって結局眠れず、着陸の三時間前にようやくうとうとしてきたと思ったらCAのお姉さんに「おはようございます!」と起こされる。運ばれて来た着陸前の機内食を前に重い瞼をなんとか持ち上げながら、ミンチにされた海老とそのままの姿の海老が入った海老尽くしのコン

          海老入りコンキリエ、ミャンマー風鯛のカレー、バナナとキャッサバのケーキの日。

          プレーンオムレツ、蕪入り猪汁、虎魚のお造りの日。

          午前八時。起きてキッチンに立った途端、スクランブルエッグの延長みたいないつもの適当なオムレツではなく端正なプレーンオムレツが食べたくなり、普段使っている卵焼き用の四角いフライパンの代わりに丸い方を取り出して火にかける。私のオムレツに欠かせない黒胡麻パウダーは今回は加えず、卵三個に「酵研」の酵母原液を加えてよく解いて準備。多めの有塩バターを温まったフライパンに入れたら卵液をジュワッと入れ、グシュグシュっと混ぜたらささっと奥に寄せ、火を止めて手前にヨイショっと転がしたら黄色が映え

          プレーンオムレツ、蕪入り猪汁、虎魚のお造りの日。

          黒胡麻入り包子、稀豆粉、はと麦の豆花の日。

          一昨日から台北入り。先週の時点ですでに25度くらいになっていたので、多少気温が下がっても知れてるだろうと薄いジャンパーで来てみたら、思っていた以上の肌寒さ。結局中山駅前のユニクロでヒートテックのロングTシャツを買ってしまった。たった一時間だけど時差があるからかいつもより早く目が覚め、今朝は七時に起きてホテルの近所の「包仔之店」で黒胡麻入りの包子と肉まんを買い、公園のベンチに座って太極拳をするおじさんを眺めながら朝食。そのまま歩いて「The FOLKS」に入りカプチーノを飲む。

          黒胡麻入り包子、稀豆粉、はと麦の豆花の日。

          ユッケジャン、すっぽん雑炊、ラムと生茴香の炒め物の日。

          冷凍庫の作り置きスープのストックが切れたので、昨日買ってきた材料で朝食後にユッケジャンスープを作る。今回は牛ではなく豚スペアリブを使ったバージョン。スペアリブを柔らかく茹でる間、昨夜寝る前に重曹入りの水に漬けておいたワラビ、白菜、もやし、ニラをそれぞれ茹でて水気をよく切っておく。スペアリブが柔らかくなったらお湯から上げて肉をほぐし、野菜と一緒にボウルに入れて、小麦粉、コチュジャン、ニンニクのみじん切り、胡麻油、醤油を加えて手でよく揉み込む。韓国料理研究家のなすんじゃ先生に教え

          ユッケジャン、すっぽん雑炊、ラムと生茴香の炒め物の日。

          雑魚とナッツの炒め物、スリランカ風鮟鱇カレー、タイ風焼きプリンの日。

          朝食後、先日ソウルから買って帰った雑魚で作り置きのおかずを作る。フライパンに雑魚を山盛り入れて空炒りし、包丁で適当に砕いたアーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツ、胡桃、醤油、オリゴ糖、味醂、おろしニンニクを加えて水気が飛ぶまで炒めたら出来上がり。日本の佃煮は私にはちょっと濃すぎるので、韓国の炒め物が丁度良い感じ。この一週間毎日餅米入りのご飯やお餅を食べていたからか、体重計に乗ったら1kg増えていた。餅米の威力は凄まじい。でも逆に考えれば大昔からその強力な補気作用を知って

          雑魚とナッツの炒め物、スリランカ風鮟鱇カレー、タイ風焼きプリンの日。

          黒胡麻のお粥、海藻フィナンシェ、茹でた山羊肉の日。

          数日前に韓国・ソウル入り。今は旧正月直前。マイナスの寒さを予想してフル装備でやって来たにも関わらず、毎日拍子抜けするほどマイルドな天気だ。それでも夕方を過ぎると冷え込んでは来るので、なるべく補腎&補陽するメニューを中心に食べ歩いてはいる。今日は午前十時過ぎに二村駅近くにあるお粥専門店「한뿌리죽」本店に入り、補腎と潤燥に良い黒胡麻のお粥をブランチとして注文。ここは店内で精米したてのお米や厳選した素材を使ったお粥が人気のお店で、店内のイートインスペースは狭いものの次から次へとテイ

          黒胡麻のお粥、海藻フィナンシェ、茹でた山羊肉の日。