早すぎる梅雨入りと五月病

ゴールデンウィークは終わった。
カレンダーには、祝日が見つからない。

気持ちよく晴れる日々も終わった。
これからは、梅雨前線が張り切り、雲が重く垂れこむ。

コロナ禍は終わらない。
外出も気晴らしもできない。

ジトジトとした日々の中、次の祝日も週末の予定もなく、
毎日毎日働く。
1年で1番嫌な季節がやってきた。
おかげさまで、この文章もなんだかジトジトしてしまう。

紫陽花や、カエルや、途切れぬ小雨の音は、それぞれとしては好きなんだけど、高い湿度が脱げない上着のようにベッタリとまとわりつくし、天気予報も青とグレーで埋められるし、洗濯物を干すのにも頭を使うし、梅雨には季節感では覆せない不快さがある。

そして何より、楽しみにしていたゴールデンウィークが終わったことや、
新しい環境に慣れてきたことによる五月病が、
人々を更に無気力にする。

コロナ禍、梅雨、五月病。
日本人には辛すぎるトリプルパンチ。
しかも日本のワクチン接種は世界的に見てもめちゃめちゃ遅れているらしい。

日本の接種、世界100位以下　発展途上国の水準、欧米と差（共同通信） - Yahoo!ニュース

五輪のホスト国が聞いて呆れる。
このように、楽しい話題はほんとに少ない。
（私にとっては大谷翔平君や阪神タイガース、毎週末の競馬G1くらい）

まあだけど、梅雨が終われば大好きな夏だし、
コロナ禍が落ち着くかなんて分からないけど、
少なくともカラッと晴れる天気が続くのはいい事だ。

近畿や東海、もう関東もだろうが、例年に比べて数週間も早く梅雨入りするんだから、梅雨前線にはさっさとご退場願いたいものだ。

早く梅雨が明けて、コロナ禍もワクチンが進んで落ち着いて、五輪はどっちでもいいけれど、爽やかな夏を楽しめることを、切に期待している。