実践経営ネットワーク通信

髙橋正浩、「みんなが主役でみんながサポーター」という社会に向けて中小企業経営者と伴走し…

実践経営ネットワーク通信

髙橋正浩、「みんなが主役でみんながサポーター」という社会に向けて中小企業経営者と伴走します。愛業至誠、コミュニティ、循環、新しい資本主義、中小企業診断士、宅地建物取引士、資金調達、クラウドファンディング、気功施術、カウンセリング。共感、森信三、人生二度なし、二宮尊徳、積小為大

最近の記事

都知事選前に佐々木信夫先生のお話から学んだこと

1.日本の未来を占うともいえる東京都知事選  東京都知事選挙は、東京の未来だけでなく日本の未来をも決定する重要な機会です。YouTubeで候補者の政権放送も一通り視聴しています。関連するYouTube動画も多くみていますが、候補者個人の言動や疑惑に焦点が集まる動画も目立ちます。フィルターバブルによりバランスを欠いた情報が入りがちです。そんな中、今回は、中央大学名誉教授の佐々木信夫先生による学術的観点も交えた都知事選に関する解説を伺う機会がありました。  現状の選挙プロセスには

    • 築100年経営を目指して~福岡発の古ビル再生への取り組み~

      1.はじめに  一般社団法人日米不動産協力機構(JARECO)の中川理事長を囲む研究会2024のプレセミナーにオンラインで参加しました。  『空きビル・空き家を用いた不動産再生によるエリア活性化』と題した株式会社スペースRデザイン及び吉原住宅有限会社の代表である吉原勝己さんのお話を伺いました。以下に、築100年経営に向けて古ビルを再生するなかで地域の活性化を推進軸に据えた様々なプロジェクトの概要、吉原さんが取り組みで得た気づき、新たな取り組みを行っていく中で深まる地域の絆、

      • 書籍紹介 岬龍一郎『「仕事」論 自分だけの「人生成功の方程式」をつくる』

        1.はじめに  本書は、仕事と人生の成功に関する深い洞察を提供する一冊です。著者は、アインシュタインの成功の方程式に着想を得て、自らの成功の方程式として以下を提示しています。 「仕事の成功 = 志(大志)×意欲(情熱・熱意)×才能(努力)×魅力(人徳・人柄)」  この方程式を軸に、著者は歴史的偉人や著名な思想家の教えを引用しながら、各項でのアドバイスを展開していきます。 2.仕事を通じて人生の成功者になる  著者は、志を最初に置く重要性を強調しています。「何があってもへ

        • 書籍紹介 金子和夫『近代科学の先駆者たち「技術立国日本」復興に必要な”見識”とは』

          1.はじめに  本書は、明治維新から昭和初期にかけての日本の近代化に大きく寄与した科学技術の先駆者たちの精神とその業績を紹介するものです。著者は、日本が再び技術立国として復興するためには、これら先駆者の見識を現代に再評価し、活かすことが必要であると説いています。  明治維新期、日本は欧米先進国に比べて遅れを取っていたものの、近代国家建設を目指して壮大な志を抱きました。その推進力となったのが「和魂洋才」という思想でした。この四文字には、日本の精神性と西洋の科学技術の融合を図ると

        都知事選前に佐々木信夫先生のお話から学んだこと

          書籍紹介 小早祥一郎『8割捨てて2割に集中する 捨てる経営』

           企業経営における「捨てる」ことの重要性を説いた一冊です。本書では、ビジネス環境で企業が最も大切なものに集中し、効果的に業績を向上させるための具体的な手法と考え方を提示しています。それは、不要なモノや情報、無駄な業務を捨てることで、企業の本質的な価値に集中し、効率的に運営することが可能になるということです。 1.なぜ経営に「捨てる」ことが必要なのか  はじめに経営における「捨てる」ことの必要性が強調されています。「企業組織において、不要なものというガンを放置したまま、業績を

          書籍紹介 小早祥一郎『8割捨てて2割に集中する 捨てる経営』

          運を呼び込む一念の経営 アートグリーン田中豊社長の講話

          1.はじめに  フラワービジネスで独自のビジネスモデルを磨き上げているアートグリーン株式会社の田中豊社長の講演をお聞きしました。  アートグリーンは、胡蝶蘭の流通において日本でトップのシェアを誇る企業です。同社は江東区に本社を構え、仙台から沖縄まで事業所を展開しています。田中社長は昭和41年生まれで、25歳から会社経営をしています。現在、アートグリーンの年商は約25億円で、日本の胡蝶蘭市場全体の規模が250億円と言われていることから、約10%の市場シェアを持つと言えます。

          運を呼び込む一念の経営 アートグリーン田中豊社長の講話

          M&A支援会社選びを「滑らか」にする日本提携支援のマッチングサービス

          1.はじめに  税理士・会計事務所がクライアントから求められる相続にまつわる諸問題を不動産の観点からサポートしているコンサルティング会社のファルベでは、税理士・会計事務所向けの研修やセミナー、伴走コンサルティングを実施しています。これらの活動を通じて、税理士・会計事務所がクライアントに対してより高度なサービスを提供できるよう支援しています。  今回、日本提携支援の代表、大野駿介さんの「税理士主導のM&A成功ガイド」セミナーを受講しました。    私自身は税理士ではありませ

          M&A支援会社選びを「滑らか」にする日本提携支援のマッチングサービス

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          東京掃除に学ぶ会「第278回新宿駅東口・歌舞伎町街頭清掃」に参加しました

          東京掃除に学ぶ会「第278回新宿駅東口・歌舞伎町街頭清掃」に参加しました

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          「東京一きれいな現場を目指す」小河原建設の環境整備見学会に参加しました

          1.はじめに  6月14日、東京都中野区で建設業を営む株式会社小河原建設の環境整備見学会に参加しました。ここでの環境整備とは、3S(整理、整頓、清掃)を指し、取り組み状況を外部の方にもオープンにする会です。参加者は私を含めて23名で、建設業の方が大半を占めている様でした。多くの会社が代表者と各部門の責任者など、複数名で参加していました。  小河原建設の環境改善の指導をされている小早祥一郎さんとは20年来の知り合いで、小早さんが株式会社そうじの力を立ち上げる前後に個人で活動

          「東京一きれいな現場を目指す」小河原建設の環境整備見学会に参加しました

          TFSアカデミー『新たな成長産業創造とイノベーション』を受講しました。

          1.はじめに  5月21日にTFSアカデミーに参加しました。A.T.カーニー日本法人の会長、CIC Japanの会長でご高名な梅澤高明さんから、①2022年末、政府から発表されたスタートアップ投資額を10倍に増やすという目標の「スタートアップ育成5か年計画」の解説、②これからのグローバルイノベーション競争における日本の勝機、③2020年虎ノ門ヒルズにオープンした国内最大級のスタートアップ集積拠点「CIC Tokyo」を立ち上げから主導してきた、スタートアップ支援の最前線、とい

          TFSアカデミー『新たな成長産業創造とイノベーション』を受講しました。

          書籍紹介 田坂広志『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』

           本書では、量子科学の最新理論を基に「死後の世界」や「意識」の本質を探っていきます。著者からは科学と宗教の深い溝に橋を架け、両者の融合を目指すといった大きなビジョンが示されています。 1.「科学」と「宗教」の間にある深い谷間に、「新たな橋」を架ける   著者は、序話で本書の目的として、「「科学」と「宗教」の間にある深い谷間に、「新たな橋」を架けること。」(P37)としています。著者はこの橋が新たな理論、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」に基づいて構築されるべきだと主張します

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          WHOから命をまもる国民運動

          WHOから命をまもる国民運動

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          書籍紹介 村上和雄『生命の暗号 あなたの遺伝子が目覚めるとき』

          本書では、遺伝子のメカニズム(目覚めるとき)と、それが人間の生活にどのように影響を与えるかについて解説しています。 遺伝子とは  遺伝子とは何か、どのように機能するのかについて、著者は次のように述べています。 環境で遺伝子が変わる   著者は、環境の影響がいかに遺伝子の働きを変えるかについて説明しています。著者は、特定の環境において遺伝子が活性化する現象を以下のように述べています。  さらに、環境を変えることが自己成長にどれほど重要であるかを述べています。 遺伝子ON

          書籍紹介 村上和雄『生命の暗号 あなたの遺伝子が目覚めるとき』

          書籍紹介 カロル・ロヴェッリ著 冨永星訳『世界は「関係」でできている——美しくも過激な量子論』

          科学の本質を探る  科学とは世界を新たな方法で理解し、時には過激にまで疑問を投げかける力です。科学の本質は、反抗的で批判的な精神による独創的な力であり、既存の概念の基盤を変える力であると著者は力説します。 量子の波と粒子の二重性  シュレーディンガーは、粒子の軌道は波の振る舞いを近しくしたものであると提起しました。この波を「Ψ」と名付け、微小な世界は粒子ではなく波でできているとしました。また、量子重ね合わせという現象が存在し、物理量が粒状(離散的)であることが明らかになった

          書籍紹介 カロル・ロヴェッリ著 冨永星訳『世界は「関係」でできている——美しくも過激な量子論』

          不動産オーナー経営学院REIBSの卒業式にお邪魔しました

           不動産オーナーによる、不動産オーナーのための学校、不動産オーナー経営学院REIBS(リーブス)東京校第14期の卒業式に、学長の横山篤司さんからのお誘いで参加させていただきました。 1. REIBSについて  このREIBSは2013年に開校し、通期受講生1000名以上の実績ある不動産スクールです。学長の横山さんは、2010年に30歳で父親から三代目として賃貸経営を引き継ぎました。引き継いで以降、古い建物の空室問題や家賃の値下げ要求、顧問税理士からの不動産売却の提案など、

          不動産オーナー経営学院REIBSの卒業式にお邪魔しました

          書籍紹介 雨森良治『今こそ「東京プロマーケット上場」』

           本書では、中小企業の新しい成長戦略として東京プロマーケット(TPM)への上場を紹介しています。以下、各章の内容を詳しく紹介し、引用を挿入します。 1.TPMの設立背景と意義  まずTPMの設立背景やその意義、中小企業に特化した市場であることを説明しています。TPMは、一般市場よりも上場基準が緩和されており、地域に根ざした中小企業にとってアクセスしやすい市場です。 2.TPM上場のメリットとコスト  TPM上場の具体的なメリットや上場に必要なコスト、時間を説明しています。

          書籍紹介 雨森良治『今こそ「東京プロマーケット上場」』