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不動産オーナー経営学院REIBSの卒業式にお邪魔しました

 不動産オーナーによる、不動産オーナーのための学校、不動産オーナー経営学院REIBS(リーブス)東京校第14期の卒業式に、学長の横山篤司さんからのお誘いで参加させていただきました。

1. REIBSについて

 このREIBSは2013年に開校し、通期受講生1000名以上の実績ある不動産スクールです。学長の横山さんは、2010年に30歳で父親から三代目として賃貸経営を引き継ぎました。引き継いで以降、古い建物の空室問題や家賃の値下げ要求、顧問税理士からの不動産売却の提案など、さまざまな課題に直面してきた経験から、不動産オーナーとしての知識や経験の重要性を痛感し、プロフェッショナルを味方にすることが必要だと悟りスクールを開設したとのことです。


2. 横山さんの想いとREIBSの発展

 横山さんは10年かけて事業を再建し、先代社長であるお父様と共に建物の建て替えを成功させ、さらに資産を拡大していきました。この再建と成功の秘訣は、成功者のノウハウや情報ネットワークを活用し、不動産経営者であるという自覚だったそうです。このような経緯から、一人でも多くの不動産オーナーに不動産経営の理論を学び、仲間を作り、実践する場を設けるべくREIBSを運営してきたようです。卒業生を送り出すにあたり、横山さんの嬉しさがにじみ出ていました。

3. 卒業式から感じたこと、学べたこと

 この卒業式ではREIBSにおける不動産オーナー経営の体系の触りを教えていただきました。また、卒業発表の優秀賞受賞グループのプレゼンテーションも聞かせていただきました。あるグループでは京都市内の実物不動産を購入しリノベーションをしていくという実践的な内容でした。これら発表からは以下のようなエッセンスが感じ取れました。なお、賃貸経営、資産運用、投資学科となります。

ステップ1: 賃貸経営の最適化

 賃貸経営の最適化には、家賃設定の見直しが不可欠です。周辺地域の賃貸物件の家賃相場、入居率、物件の特性を調査し、オンラインプラットフォームや現地の不動産業者の情報を活用して競争力のある家賃設定を算出します。また、地域の経済状況や将来的な開発計画も考慮し、長期的な家賃設定の見通しを立てます。次に、物件自体の付加価値を高めるための設備のアップグレードや改修工事、リノベーションが必要です。加えて、魅力的なデザインや新しい機能を取り入れ、効果的なマーケティング手法で空室対策を講じます。これには、物件のコンセプトづくりやターゲット層に合わせたプロモーションも含まれます。

ステップ2: 資産運用の理論と実践

 リスクを分散しつつ、長期的な資産成長を目指すための理論を学び、自社の財務状況を分析して投資リスクのコントロールを行います。ポートフォリオを市場の動向や経済状況に応じて見直し、必要に応じて入れ替えを行います。出口戦略を基に立てた投資シミュレーションが発表されました。

ステップ3:投資戦略と再投資の実践

 賃貸経営や資産運用で得た収益を再投資し、資産を増やすプロセスを投資学科で学んでいきます。これには、収益の一部を次の投資に充てて、資産の成長を加速させることも含まれています。新たな物件購入や既存物件のリノベーション、多様な資産クラスへの投資を行い、長期的な資産成長を図ります。その間の税金コントロールや相続、事業承継の課題にも取り組みます。講師や卒業生のネットワークを活用し、仲間と共に課題に向き合いながら成長していきます。

4.卒業生との交流と学びの継続

 卒業式には既卒生も参加しており、有益な人脈を築くことができます。全国から集まるオーナーのコミュニティの輪が広がっており、情報交換や協業が活発に行われている様子でした。それぞれの不動産オーナーで課題は異なりますが、この場を活用することで継続的な学びの場が得られ、投資判断の質も高まり、長期的な成功に近づくスパイラルアップの軌跡が感じ取れます。経済環境や生活環境に課題があっても、仲間と共に楽しみながら資産を形成していく様子に触れることができました。

 第15期が7月から開催されるようです。体験受講もあります。詳細は以下のリンクからご確認ください。


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