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シンシアブルーとサステナブルシーフード

コトコです。皆さんは「未利用魚」という言葉を知っていますか?
少し前のことになりますが、ご縁があって、2020年9月にオープンしたサステナブルシーフードに特化したカジュアルフレンチ「シンシアブルー」でお食事をする機会に恵まれました。コロナ以降家での食事が多いのですが、一皿一皿が家で作れない手の込みようで、全てが美味しくて、外食の良さを堪能しました。その中で出てきたのがサステナブルシーフードです。

お店からお料理の説明を聞いたり、合わせるお酒を相談したりしながらごはん食べるのって、外食ならではの楽しみですよね…こちらのお魚は未利用魚とよばれるメジナだと伺いました。お魚は鮮度が大事ですが、傷むのが早いお魚や、漁獲量が少ないお魚、加工に手間がかかるお魚など美味しいものでも流通まで回らないものが実はあります。こちらのメジナも少し締めに工夫を加えていて、それのおかげでこうしてレストランで食べることができると聞きました。網にかかってもリリースできればいいですが、港まで来てしまった後は捨てるしかない魚になってしまうというのは耐え難いことです、大事な命を頂くわけですから。ということで、工夫次第で美味しく食べられること、その努力をなさっているレストランの姿勢に本当に感動しました。

もちろん、こちらのレストラン、「シンシア」はもともと石井シェフのミシュラン一つ星レストランですので、こちらのサステナブルを意識したラインでもある「シンシアブルー」のお味もすばらしく、食べ過ぎ飲みすぎになりました。
このような取り組みをされているレストランはほかにも増えてきていまして、そのようなシェフ達の取り組みはこちらのサイトChef for the Blueで見ることができます。
未利用魚については、少しずつ認知も広がってきているようですが、こちらで詳しく書いてあります。お料理に自信がない私ですが、釣りをちょっとやるようになって、自分で釣ったお魚を食べるようになると、海の豊かさを守ること、頂いた命を余すことなく食べることにより敏感になってきています。ポケットマルシェさんでは専用のページもできたりしているので、そちら経由でも挑戦してみたいなと思っています。以前ご紹介したワケアイさん同様、こちらのポケットマルシェさんとのおつきあいはコロナで広がった直接生産者さんとつながれる素敵なサイトとして始まりました。ほかにも未利用魚については、フィシュルさんもあります。フィシュルさんでは加工をしてくださっているので食べやすいなと思っています。こんな風にお魚のお勉強もすると、ますます水族館では食べられるかどうかでお魚を見てしまいそうですが・・・豊かな海を守りつつその恵みを少しそして余さずいただき、同じ生きものとしてサステナブルな輪の中で生かし生かされていることに感謝して過ごしたいものです。

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