歌姫

高瀬甚太

素晴らしい声だと、さとみはえびす亭にやって来た客に褒めそやされた。その客の誘いに乗って、男の会社を訪問したさとみは、テレビのCMで流す歌を歌ってほしいと依頼される。素人の自分になぜ、と思うが、さとみは歌ってみる。すると――。
 
えびす亭百人物語 第九十六番目の客

歌姫
 
高瀬 甚太
 
 「あなたの声はいい声だ。透き通った、本当にいい声だ」
二度も三度も褒められて、その気になってしまった。自分の声がいい声だなんて、今まで思ったこともない。
 新手のスケコマシか、あこぎな詐欺師かとも思ったが、どちらにしても、褒められることは悪くない。騙されたってかまわない。落ちるところまで落ちた女だ。これ以上、失うものなんて何もない。
 安良さとみは上機嫌で、男がグラスに注ぐ酒を呑んだ。週に二、三度、さとみはこの店にやって来るが、男を見たのは、その時が初めてだった。
べったりとポマードを頭につけ、きっちりと七三に分けた髪型、コバルトブルーの上着と黒い縁取りのメガネ、どれをとっても怪しいとしか思えない、インチキくさい男だったが、さとみは、そんなことを気にするような女ではなかった。
 三十半ばを過ぎて一人身、立ち呑みで憂さを晴らしている女だ。心の隙間を埋めてくれる男なら誰でも構わない、そんなふうに自暴自棄になったことが幾度もあった。
 「あなたの歌が聴きたい」
 グラスに注がれた三杯目の麦焼酎を呷った時、男が言った。
 「わたしの歌? 言っておくけど私は音痴だよ。他の女を探しな」
 つっけんどんに言うと、男は、大きく首を振ってさとみに言った。
 「いえ、あなたは歌えますよ。自分に自信が持てないだけで、自信さえ持てば、きっと歌がうまくなる。だって、それほど、あなたの声は素晴らしいのだから」
 歯の浮くような男の言葉だったが耳に心地良く響いた。男に褒めそやされるなんて、いつ以来だろうか。この店の連中にそんな歯の浮いたようなことを言える奴なんて誰もいない。
 ――でも、さとみは見え透いたお世辞を言う奴はやっぱり好きになれなかった。
 「お世辞もそこまで言うと行き過ぎだよ。そりゃあ、褒められて悪い気はしないよ。でもね、見え透いたお世辞を言われると馬鹿にされているんじゃないかと思って腹が立つ」
 「申し訳ない。でも、私はお世辞を言っていない。馬鹿にするなんてとんでもない」
 と、男はすぐに謝り、さとみの言葉を否定した。
 「じゃあ、どうしてそんなおべんちゃらばかり言うのさ。私を口説いているのならお門違いだよ。私はそんな女じゃないからね」
 散々、男に煮え湯を飲まされてきた、さとみだ、男はこりごりだと思っている。しかも、相手の男は好みじゃない。どんなに褒められ、気分がよくなっても、寝ようとは思わない。
 「申し遅れました。私はこういう者です」
 内ポケットから男が名刺入れを出し、一枚をさとみに渡した。
 酔いの回りかけたさとみは、面倒臭そうにその名刺を手に取ってじっと眺める。
 『三橋エンタープライズ 代表取締役 筑紫明彦』
 名刺にはそう書いてあった。
 「ここではお話しが出来ません。喫茶店かどこかで話しましょう」
 さとみの分も併せて支払いながら男が言う。
 少し躊躇したさとみだったが、しようがないといった顔で男の後に続き、えびす亭を出た。
 路地を出て、駅前に面した場所にセルフスタイルの喫茶店があった。
 「何をしますか?」
 男に聞かれたさとみは、「ホットコーヒー、ブラックでいいわ」と答えて、先にテーブル席に着いた。
 若く見えるけれど、きっと五十は過ぎていると、コーヒーを二つ、盆に載せてやってくる男を見て、さとみは思った。
 ――こいつは、私のどこが気に入って近づいて来たのだろうか。
 不美人ではないが、美人でもない、言ってみればさとみは十人並みの女である。若い頃ならまだしも三十代半ばを過ぎた今は、言い寄ってくる男の数も半減している。スタイルも中年太りに近い感じになっていて、お世辞にも魅力的とは言い難い。要するに今のさとみには、女性としての魅力が著しく欠如しているというわけだ。そんなさとみに言い寄って来る、その男がどうにも胡散臭い。酔いが醒めてきつつあるさとみは、警戒心を強めながら男を見守っていた。
 「すみません。私、お名前を聞くのをうっかりしていました。お名前を教えていただけますか」
 コーヒーをテーブルの上に置きながら筑紫が言う。
 「安良さとみ。さとみはひらがなで、さ・と・み」
 「かわいいお名前ですね」
 間髪を入れず、お世辞を言う筑紫を見て、さとみは露骨に嫌な顔をする。
 「で、あなたは私にどんなご用があるって言うの?」
 さとみの言葉に筑紫は、真顔で意外な言葉を口にした。
 「歌を歌ってみませんか?」
 「歌!?」
 口に含んでいたコーヒーを、さとみは思わず吐きだしそうになった。
 「私は音痴だと言っているでしょ。歌なんか歌わないわよ」
 まなじりを上げて、食ってかかるさとみをなだめるようにして筑紫が言う。
 「騙されたと思って聞いてください。私は、音楽関係のプロデュースを専門とする会社をやっています。小さな会社ですが、これでも二十年続いていて、これまでに何人かの有名歌手を大手のプロダクションに送り出しています。決して嘘ではありません。ご心配なら、インターネットで確認してください。私の名前を検索すれば出てきますから。
 えびす亭に行くのは今日が初めてで、たまたま通りかかって立ち寄りました。そして偶然、あなたの隣に立った。普通なら、なんてことはない話です。
 あなたの話す声を聞かなければ、私はあの時、酒を呑んで、そのまま帰るところでした。ところが、あなたの話す声を聞いて思わずハッとしました。
あなたは、これまで周りの人に、いい声しているねとか、声美人だね、と言われたことはありませんか?」
 そう言えばと、さとみは思った。中学生の頃、音楽の担任に、コーラス部への入部を誘われたことがある。国語の時間に、本を読む段になると先生に必ず指名され、みんなの前で朗読するよう言われた――。高校でもそうだった。放送部がうるさく誘って来た。クラスの男の子が、お前の声が大好きだ、とラブレターを送って来たこともあった。
 働き始めて、二十歳の時、最初に付き合った男が、『お前の声を聞いていると和むよ』と褒めてくれたことがあった。あいつが褒めてくれたのは、私の声と私のおっぱいだけだった。二度目の男は、交際してすぐに札幌に転勤になり、遠距離恋愛になってしまい、そのうち潰れてしまった。その男も私の声を褒めた。電話で話すことが多かったせいもあるが、『さとみの声を聞いていると疲れが癒される』、そんなことを言っていた――。
 「美声とは言われたことはないけれど、癒されるとか、和むと言われたことがあるわ。もちろん、それはお世辞だったと思う。他に褒めるところがなかったから仕方なく、言ったのだと思う」
 「そんなことはありませんよ。あなたは歌手としての素地、喉を十分、持ち合わせている。あなたの歌を聞けば、歌詞によっては、人を泣かせることも楽しませることも、感動させることだってできます。もし、よかったら、私の元でしばらく歌唱練習をしてみませんか」
 見るからに胡散臭い男、筑紫は、熱い気持ちをさとみにぶっつけてきた。すっかり酔いの醒めたさとみは、小さなため息を一つ洩らして男に答えた。
「わかりました。ちょうど退屈していたところだから、歌で発散させることにするわ。お金は要らないでしょうね。お金が必要ならお断りだよ」
 筑紫は、笑って「大丈夫です。あなたからお金はいただきません」と確約した。
 事務所の場所と、筑紫の携帯電話の番号を聞き、最初のレッスン日を確認したさとみは、その日、筑紫と別れた後、二年間、男と共に暮らし、今は一人きりのワンルームマンションに戻ると、窓を閉め切って、十数年ぶりに歌を歌った。子どもの頃に聞いた演歌の一節だったと思う。男に振られた女の哀愁を謳った歌だったが、歌っているうちに涙がこぼれ出てきた。お世辞にもうまいとは言えない歌い方だったが、歌っていいものだと、その時、さとみは思った。
 
 約束の日は三日後だった。派遣社員として働いていたさとみは、経理の仕事を中心に、さまざまな会社の経理部に勤めてきた。半年間の契約が終了してすぐの時期で、次の仕事に就くまで、少し時間がかかりそうだった。だから、筑紫の話は、受けるのにタイミングがよかった。
 筑紫の事務所は、本町の高層ビルの十二階にあった。想像していたより立派な建物であったため、さとみは、思わず尻込みし、エレベータに乗るのをしばらく躊躇したほどだった。
 十二階のフロアには、十数種類の事務所が入っていた。中でも一番、広いスペースを取っていたのが筑紫の事務所だった。
 ドアを開けると各部署の担当の名前を記した番号があり、筑紫の名前は一番上にあった。代表者0番を押すと、筑紫が出た。名前を言うより先に、筑紫の方が答えた。
 「安良さん。どうもすみません。少しお待ちになってください。すぐに案内させますから」
 しばらくして、女性が現れ、「こちらへどうぞ」と言って、さとみを案内した。さとみが連れて行かれたのは、広い事務所の最奥に造られたスタジオの中だった。
 「こちらでお待ちください」
 女性は、それだけ言うと礼をして辞した。筑紫が現れたのは、そのすぐ後のことだった。
 「お待たせしました。わざわざどうもすみませんね」
 えびす亭で出会い、喫茶店で話した時と、筑紫はまるで変っていなかった。違うのは服装だけだった。そのことをさとみが指摘すると、筑紫は笑って、
 「あの日はイベントがありましてね。そのイベント用に作った衣装とメガネを着用していたんですよ。普段はもっと地味ですから安心してください」
 この日の筑紫の衣服は、グレーのスーツでメガネも普通の金縁メガネ、先日の夜、感じた胡散臭さは解消していた。
 「実はスポンサーから、商品を広告する歌を歌ってくれる歌手を探してくれと頼まれていましてね。既存の歌手ではなく、手垢のついていない新人歌手がいいと言われて困っていたんです。商品は、若い人から高齢者まで、安心して乗れる新発売の乗用車で、そのCMのBGMとして流れる歌なのですが、幅広い層に支持される歌い手でないといけないということで、悩んでいた時にあなたに巡り合って、あなたの声を聞いて、ピンと来たのです。この人ならいけるんじゃないかと」
 筑紫の説明を聞いたさとみは、思わず立ち上がり、
 「そんな大役、私には無理です。務まりません」
 と叫んでいた。
 「そういうだろうと思っていました。ちょうど曲が出来たところです。それにこれが歌詞です。ともかく、今から曲を流します。曲を聴きながら歌詞を読んでイメージを掴んでください。話はそれからです」
 筑紫が合図をすると、スタジオ内が一瞬のうちに暗くなり、目の前に新発売の車を宣伝する画面が流れ始めた。ストーリー仕立てになった画面に哀調たっぷりの曲が乗っかり、画面に後部座席に乗った年老いた祖母、その隣に両親、運転席に息子で助手席に若い嫁が映し出される。
 安全・安心を標榜する新車だけあって、車内の雰囲気はとてもいい。途中、息子が祖母の手を引っ張って丘の上に立ち、祖母に雲間に見える山脈の夕暮れの景観を見させるところがある。
 祖母の喜ぶ顔が画面いっぱいに浮かぶ。両親が二人して笑顔を見せるシーンが流れ、
 『安心して乗れる。安全に運転できる』というコピーが画面に映し出される。
 CMの映像が終わると同時に、スタジオ内が明るくなった。
 「性能の良さはもちろんですが、今回の新車は、安心と安全がテーマになっています。三世代がドライブする。目的は夕暮れの山間の景色を見ること。年老いた者に対する労わり、両親夫婦の愛、若い息子夫婦の献身を軸に新車の販売につなげようというものです。
 聞いていただいたように、曲は愛がテーマになっています。歌詞もそうです。演歌調の曲ですが、こぶしを利かせたド演歌ではなく、人の心に切々と訴える、哀愁を帯びた歌詞と曲になっています。――どうですか? 歌ってみたい。そんな気になりませんか?」
 映像に映し出された、夕暮れの山間の景色を見て相好を崩す祖母の顔――。さとみの脳裏に、幼い頃、自分を愛し、慈しんでくれた、大好きだった祖母の顔が重なり合う。
 「自信はありませんが、できれば歌いたい。どんなレッスンにも耐えますから、できることなら、私に歌わせてほしい」
 先ほどとは一転した、さとみの言葉に、筑紫が反応する。
 「そう言うと思っていましたよ。これはあなたにしか歌えない曲です。レッスンは厳しいですが、努力して頑張ってください。そしてあなたの歌にしてください」
 筑紫がさとみの手を握り締めた。さとみも負けじと強く固く握り締めた。こうして、さとみの歌姫への序章の幕が開いた――。
 
 「安ちゃん、どうしたの。最近、機嫌がいいんじゃないの」
 歌のレッスンを終えたさとみは、このところ、ほぼ毎日のようにえびす亭に顔を出している。難しい顔をして、不機嫌な様子で酒を口にしていた頃のさとみと、ずいぶん様子が違うことに気付いた常連たちが冷やかすようにしてさとみに言う。
 「別に。何か文句があるの?」
 さとみに睨まれると、途端に声をかけた常連は首をすっこめ、口を手で押さえる。
 「くわばら、くわばら。触らぬ神にたたりなしや」
 常連たちに言われるまでもなく、レッスンを終えたさとみは常に上機嫌でいた。
 歌のレッスンは、思っていた以上に厳しく激しいものだったが、日に日に成果が上がって行くのが手に取るようにわかり、それがさとみの心を高揚させていた。
 「歌は口先で歌うものじゃない。心で、体全体で歌うものよ。ポーズじゃだめ、ふりをするのもだめ、全身全霊を込めて、しかも、重くならないように軽く歌う」
 歌唱指導の作曲家は、常にその言葉を口にしてさとみを叱咤した。全身全霊を込めたらどうしても重くなる、軽く歌うなんてできっこない。
さとみが反発すると、作曲家は、さとみにこう言った。
 「聴く者に歌詞を伝えようとするから、どうしても歌が重くなる。歌詞を自分のものにして、自分に言い聞かせるようにして魂を込めて歌う。それが出来なければ、あなたは落第だ」
 ――たかが歌じゃないか。そんな大そうなものなのか。
 そう思ったが、今度は抵抗しなかった。この歌を自分のものにしたい。そして亡くなったおばあちゃんに聞かせてやりたい。そう思う気持ちがさとみの心の内にあったから。
 「プロは歌えるだけじゃだめなんだよ。聴く者を自分の世界に取り込めなければプロとは言わない。ひとりよがりではなく、広く大衆に訴える説得力のある歌い方をしなさい。あなたはそれが出来る人だし、あなたの歩んできた人生をこの歌に反映すれば、楽にそれが出来る」
 ――自分の歩んできた人生を反映させる。
 さとみは、歌いながら、これまでの自分の歩みを振り返った。
 ――いいことなんてあっただろうか。男に騙され、男に捨てられ、今度こそはうまく行くと思っていたら、案の定、裏切りに遭ってしまった。悲しいことしか思い浮かばない。
 それでもなぜ、自分はくじけずに生きて来れたのだろう。誰の助けも得ず、どうして自分は困難を、悲しみの数々を乗り越えて来れたのだろうか。
生きることに絶望し、死のうと覚悟したことが幾度もあった。でも、自分は生きてきた。それはなぜか――。
 明日に希望を持っていたからではないか。何もない絶望の日でも、私は、明日の朝のことを考えていた。一週間後の休日を考えていた。馬鹿みたいだけれど、本当のことだ。
 希望はいつも絶望を乗り越えて湧いてくる。それが生きるということではないか。
 ――よくよく考えてみると、自分の人生も捨てたものじゃない。好きになった男に振られたといっても、あいつは、一時期、私に惚れて、惚れぬいて、私の胸の中で嗚咽したことがある。私を騙したあいつだってそうだ。私のことを好きだと告白した時のあの目、あれはやっぱり真実だったと今になって思う。私を裏切った男だってそうだ。私の身体を舐めつくすように愛し、私の中で果てる時、とても幸せそうな顔をしていた。
 一つでも真実があれば、人生も捨てたものじゃない。何も経験しないより、どんなに辛い経験でも、経験することで得られるものは数多くある。
だから私は今日まで生きて来れたのではないか。
 そんなことを思いながら作曲家の目の前で歌った。歌いながら、私の目の中に自然に涙の粒が溜まった。
 「さとみ、それでいいんだ。素晴らしい!」
 作曲家の作曲家の先生に初めて褒めてもらった時のことは今でも忘れない。
 
 「歌でも歌ってやろうか?」
 退屈そうに呑んでいる初老のおっちゃんに声をかけた。
 「えっ、歌? 俺のために歌ってくれるのか?」
 初老のおっちゃんは退屈な顔を一転させ、皺を顔いっぱいに蓄えて、笑った。
 隣に立っていた客も声をかけてくる。
 「さとみちゃんの歌、聴いてみたいなあ」
 人で混雑している立ち呑みの店、さとみは、マスターに歌っていいかと断って、アカペラで演歌の歌を歌い始めた。
 歌い始めた、その途端、喧騒としていた店内が一瞬のうちに静まり返った。
 さとみの声が店内を席巻する。誰もが喋るのをやめ、呑むのをやめ、肴を口にするのをやめて聞き入った。
 さとみの声は、人の心臓をやさしく射抜く。聴く者に過去を思い出させ、懐かしくさせ、生きる希望を湧きたたせる、そんな声だった。
 歌い終わると、「アンコール!」と声が飛び、拍手が鳴った。
 「さとみちゃん、いいよ。今日は好きなだけ歌っていいよ」
 マスターの声に煽られて、さとみは次々と楽曲を披露する。魂を揺さぶるさとみの歌は、人生を抱き締め、人生を謳歌させる不思議な歌だった。
 「心、洗われるよ」
 初老の退屈な顔をしていたおっちゃんが、さとみちゃんに向かって叫んだ。えびす亭のみんなを代表する言葉だった。
 
 さとみの歌う乗用車のCMは、想像以上の反響を呼んだ。そのため、最初は予定していなかった歌の発売が急遽行われることになり、平成の歌姫として、さとみはメジャーデビューすることになった。
 しかし、どんなに売れても、さとみは自分の原点を決して忘れなかった。
時間が空くと、必ず、さとみはえびす亭の暖簾をくぐった。そんなさとみを、えびす亭の面々は、当然のことのように温かく迎え入れた。
〈了〉

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