本当に欲しいものってなあに?
社会人になって働く始め、数年が経過した。
多少なりとも昇給して手取りも増えたし、学生時代に比べれば使えるお金も増えた。実家暮らししてるもんだから、なおさら使えるお金は普通の一人暮らしよりも多い。
それなのに苦労して稼いだお金を使ってまで欲しいものがそんなに見つからない。
だいたいの若者は最初は見栄を張るために物欲とかに走るんだろうけど、私はそういうの飛ばしてしまったのかもしれないね。どちらかと言うと物よりもある程度のお金と自由にできる誰にも奪われない時間の方が欲しい。
世の中で売られている値段がついた商品。
よく目を凝らして見ると実際はそんなに価値があるとは思えない。
結局、そういう物を買うのは他人の評価が価値基準になっている。最近の流行りは何だ?人から褒められたり、良いねって言われて承認欲求を満たしたいから高くてオシャレだというブランドイメージがついた商品を欲しがる。
自分独自の価値基準で生きてるとあまりそういうものに惑わされなくなる。自分がいいと思ったら買えばいいし、別にそんなに良くないなと思うなら買わないだけの話。
他人からの評価とかどうでもいい。
自分自身の純粋な心に対して常に忠実であるから。
働いて働いてお金を稼げば稼ぐほど欲しいものがどんどんと無くなっていくという不思議な現象が自分の中で起きてる。その気になればいつでも買えるから別にいらねえやってなってるのかも。大抵の人は普通逆だと思うんだけどね。
何のために働くのか?余暇時間や人生がどうのこうのっていう感じで哲学っぽい思考に入るとあまりお金使うこと自体に楽しみ見出さなくなる。別に金使わなくても楽しむ方法を知っているから。
別に何万円もするような高級料理なんてそんなに食いたいと思わないし、夜のお店に行って綺麗なお姉さんと喋りながらお酒注いでもらいたいとも思わない。たぶん、私にとって価値を感じる瞬間はそこじゃない。
一番価値があると思う瞬間は朝起きて穏やかな気分で一日が始まること。
つまり、仕事がない朝。
そして、自分が好きな相手や関わりたい人とだけ関われる人間関係。
やりたくない嫌なことに時間を使わなくて済む瞬間。
自分の意思で自由に選べる状態っていうのはものすごく価値ある時間だと思う。働くとそういう時間が減っちゃうから余計に貴重さを痛感する。
だから、無駄だと感じることにはビタ一文なるべく払わないようにする。
それに本当に欲しいものってお金を使うことよりも貯めることで得られるかもしれないから。