34才未経験でIT職についた私にきた「接客業→未経験でIT系で働くには？」いう相談に答えました。

先日ある求人対応の仕事をしている方から

「未経験の人がIT職に就くにはどうしたらよいか？」

と質問がありました。

最近はコロナの影響で接客業の方に、IT職に就きたいけどどうしたらよいか？とよく相談されるそう。

私は、接客→事務→未経験でIT職(ディレクター)に就いた、レアキャラ。

在職時は、デザイナーやエンジニアと一緒にお仕事をさせてもらいました。

まずは結論から

未経験でスキルがないならIT系の営業職、もしくは接客の経験を活かして携帯電話の販売店で働くのが良いのでは？と回答しました。

携帯電話の販売は、立派な通信系のITの仕事です。

しかし、どうも相談者の多くは、オフィスワークしたいらしい。つまりはエンジニアに憧れがあるようです。

昨今、エンジニアは稼げる！フリーランスになりやすい！

なんて煽っているインフルエンサーがいるものだから、こんな地方でも相談されちゃうんでしょうね。

さて、エンジニアって未経験で簡単にコード書いてバンバンお金儲けできるんでしょうか？

答えは、もちろんNOでしょう。

専門職で、大卒や専門学校に何年も通った人がIT系に就職したり、何百時間も自力でプログラミングを勉強した人が就く仕事だからです。

私がIT系の企業に転職できた経緯

私が以前未経験からIT系の企業に就いたとき、IllustratorやPhotoshopの勉強を職業訓練で半年し、

資格を取得してから転職活動をして、最初は時給900円のアルバイトで入社しました。

34才シングルマザーでアルバイトだったので、当時は家族に本気で止められたけれど(当時は心配かけてすみません)、

その後は適正によりディレクターとして働くことになり、会社に提案しまくったり、業務改善を実施し、評価され契約社員になりました。

つまり入社するために、

①勉強

②スキルをつける(資格取得)

③自分の作品を持って転職活動に挑んだ

のです。

結果、まずはアルバイトから経験させてもらえることになりました。

34才子持ちでアルバイトなんて、無鉄砲といえば無鉄砲なんですが、

どうしても子供との時間を大事にしたくて在宅で仕事をしたい思いが強く、そのためにIT系の会社に入社したかったし、

結果的には、夢だった在宅ワーク(リモートワーク)を経験することができました。

未経験で入社したい人は、採用担当者からみたらどんな風に見えている？

私がIT系の会社に入って思ったのは、基本的には自分から勉強する姿勢がない人にIT職は無理だな、ということです。

それくらい学ぶことが常にあり、知識を増やしていかないといけない世界。つまり学ぶことが嫌いな人には向いていません。

未経験で入社したいということは、

入社してから、技術を教えてもらいたい、

ということになりますよね。

この場合、ちゃんと必要なスキルを自分で学んでいるなら、まだ採用される可能性はあると思いますが、

知識を何もつけていないのに

「未経験で入りたい！教えてもらいたい！」

なんて人は、エンジニア職の面接ではそうそう受からないと思った方がよいと思います。

当然の話ですが、

教える手間がかかる人

より、

教える手間かからない人

の方が、雇う側だって欲しいのです。

どんな仕事であっても、のぞむ仕事をしたいなら、自分がどんな人材であるべきか？を想像することが大切だと思います。

「この人にはお金が払う価値がある」

そう採用する人に思われないと企業で雇ってもらうことはできないのです。

コロナで接客業の人が大変なのは理解できますが、まずは企業にとって価値のある欲しい人材になること、それを目標にして学ぶことがオススメです。

私も元接客業(スパセラピスト)から、事務を経験し、その後勉強してからIT系への転職したので不可能ではありません。

元エステサロン勤務の方も、前職のIT企業で働いておられました。

結局は、仕事をこなすために、企業に選ばれるために、自分の実力をつけることが、大切ということです。