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「一切なりゆき」樹木希林 〜ずっと読みたかった本〜

樹木希林さんの作品を観るきっかけ

「てしがはらさん、これ観た方が良いいよ!」
前職の福祉職の時、お世話になっている民生委員さんからお勧めいただいた映画が「あん」でした。

もう、7年ぐらい前の話ですが、すぐにレンタルビデオ店でDVDを借りたのを覚えています。

「あん」の主演が樹木希林さん。
こちらは、映画「あん」公式ホームページに掲載されているストーリーです。

たくさんの涙を超えて、生きていく意味を問いかける
「私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世は、ただそれだけを望んでいた。…だとすれば、何かになれなくても、私達には生きる意味があるのよ。」

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…


映画『あん』予告編


なんと表現したら良いんでしょうか、、希林さんの演技。
すっと引き込まれます。隣にいるような自然な演技。「あん」で演じた役柄。生きていくこと、人間の尊厳、どら焼きを通していろんなことを教えてもらいました。
映画「あん」を観てから、希林さんの魅力に引き込まれ、作品を観るようになりました。



今回ご紹介する本は、
「一切なりゆき〜樹木希林のことば〜」

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構成は1章から6章の構成で、希林さんが生前に語られた言葉が綴られています。きっと希林さんの言葉に励まされたり、元気をもらえたり、勇気づけられたり、そういう人が多いと思います。私も読みながら、心が楽になったり、励まされたりしました。帯の下重さんの言葉、「死を受け入れて生を全うした人の言葉は重い」に強く共感しました。だからなのでしょうか、希林さんの言葉が深く刻まれます。

第1章 生きること
第2章 家族のこと
第3章 病のこと、カラダのこと
第4章 仕事のこと
第5章 女のこと、男のこと
第6章 出演作品のこと


最後に、希林さんの言葉を紹介します。お葬式で娘さんが紹介された言葉です。

「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」




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