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はじめまして。


病室からの景色

はじめまして。現在21歳、大学休学中の人工関節と申します。
好きな食べ物はオムライスです。

私は、2023年8月24日初診日、5日後の8月29日生検手術を行い『骨肉腫』と診断されました。

骨肉腫というのは、骨のがんで100万人に1人がなる希少ながんです。この病気になるということはとても豪運なのです。
昔から運がいいと思ってきた人生でしたが、この豪運を宝くじとかで発揮したかったものです。

そして、2024年4月29日に約9か月に及ぶ抗がん剤治療が終了しました。

本当に終わりが来るのかと思っていた抗がん剤治療も、終わるときは案外あっさりしているものでした。しかし、これだけは言えます。

「人生で一番頑張った」

人生頑張ったことはいろいろあります。受験とか、部活とか、資格試験とか、好きな子を振り向かせることとか。

でもこれらは、好きなことを頑張った経験なのです。夢を追う楽しさ、達成したときに脳みそからドーパミンが出るような、幸せな努力でした。

しかし抗がん剤治療はどうでしょう。好きでも何でもない。正直、この治療はギリギリ人間が生きながら受けられる最大の苦痛を感じられるのではないかと思っています。

まさに生き地獄といえるでしょうか。

そんな治療を乗り越えられたのは、看護師さんたち、家族、彼女、友人と多くの人の支えがあったからです。本当に頭が上がりません。


そんなことを乗り越え、私はこの経験を何かに残したいと思いました。

入院中は多くの闘病記を見て、勇気づけられました。私の経験が誰かの希望になったり、勇気づけたりできるのならばとnoteに登録しました。

骨肉腫は診断が難しいうえに進行スピードがとても早く、遅れると命にかかわります。私自身も長い間、筋肉の炎症と言われていました。

『違和感があったらすぐに病院に行ってほしい。』

この闘病記を見た人が、自分と自分の大切な人を守るためにもこの言葉を頭の片隅に入れてくれればうれしいし、それだけで自分がこれを書いた意味があるなと思います。

各章に分けながら、毎日少しずつ投稿していこうと思います。
よろしくお願いします。





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