人事部長その52〜コミュニケーション〜
社会人の悩みの第一位は
【コミュニケーション】だ。
A:上司とのコミュニケーションが取れている人
B:上司とのコミュニケーションが取れてない人
この上司はどちらの部下を信用すると思いますか?
答えはAだ。
Bの場合はいくつかの理由がある。
・人に何かを頼むのが苦手。
・考えすぎて行動できない。
・そもそも何を相談したらよいか分からない。
・報告が苦手。
・怒られたくない。
・苦手や不得意を指摘されたくない。
などなどの理由から自分からコミュニケーションが取れないのだ。
要は自分の都合で報連相をするか決めている人は
コミュニケーションにも悩む。
そんな心の内を上司が察して
自動的にコミュニケーションをとってくれるなんてことはないのだ。
もしコミュニケーションをとってくれる上司がいても
Bみたいなパターンの人は自分から心の内を開かないだろう。
僕も恥ずかしい失敗を繰り返して知った事がある。
怒られたくない。
失敗したくない。
他の人に仕事ができないと思われたくない。
そんな風に思いながら仕事をしていた僕は
プライドが高く、アドバイスをしても聞いてくれないと
思われていた事だろう。
失敗を繰り返し、僕の仕事の目的は
なるべく怒られない様にすることではなく
失敗を他の人に見られない様にすることではなく
自分が仕事ができるフリをすることでもなかった。
僕の仕事は、自分の顧客に幸せになってもらうことだ。
そのためにはどこまでも報告連絡相談する。
でないと仕事が進まない。
顧客に幸せを届けられない。
どこまで報告したら良いのだろう。
何を相談したら良いのだろう。
連絡は私がするのでしょうか?
なんて思ってる人は、自分の仕事の目的に立ち返ってほしい。
進めている仕事は全て経過や結果を報告する。
判断つかないことは全て相談する。
連絡は共有ということ。誰がしても良いし積極的にやるべきだ。
仕事の目的を達成させるために
話しづらい上司でも、仕事を推し進めるにあたって相談しなきゃいけない人には相談するべきだ!
しかししかししかし
それがうまく出来る人ばかりではない。
なので、上司のマネジメントも大切だ。
報告させる。
相談にのる。
連絡させる。
なのだが、何故出来ないか?を探るより
こう報告しよう。
こういう時に相談しよう。
を、オンタイムで繰り返し言っていくしかないのだ。
それでも出来ない時は、
怒られたくない。
やりたくない。
プライドが高い。
上司への敬意がない。
仕事の目的がブレている事が多いので
何のための仕事か問うてみよう。
それが上司からの【コミュニケーション】だし
それでもそれでも出来ない部下は
向いている仕事を探してジョブローテーションを
考えるしかないかもしれない。
諦めざるを得ない部下もいるかも知れない。
でも上司として諦めない言動が
どれくらいあったか、どれくらい出来たか?
が上司としては重要だと思う。
コミュニケーションが出来ない事を理由に
会社を退職する人は多いだろう。
でもほとんどの人が自分のせいだと思っていない。
自分の胸に手を当てて
深く自分自身を見つめ直せる人が
責任を持って仕事が出来る人だ。
転職エージェントはそこになかなか触れない。
自分自身で気付くには大きなチャレンジと失敗が必要だ。
僕は人事部長だ。
なので今は上司の目線でしか語れないのだが
自分も失敗を繰り返して気づいたことがたくさんある。
仕事の軸は【自分】ではなく【顧客】に向けてみよう。
そうすると自ずと報連相が出来る様になるはずです。
※顧客というのは、自分の仕事の目的を達成するための相手という意味だ。人事の立場だと、採用する学生や研修する社員のことを指します。必ずしも顧客という意味ではありません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?