不安との戦い方。無職生活で見えたメンタルケアの真価
無職生活に入り、1ヶ月半ほど経ちました。これだけの期間無職でいると、いろいろと気付くことがありまして、中でもメンタルケアの重要性はかなり高いかも、と感じています。
何もしてない時間ができると、とにかく不安になるんですね。
ついこないだYahoo!ニュースで、お笑いトリオ「我が家」の杉山さんが、「なにもしないっていう選択肢がやばいから、一円パチンコで時間稼ぎをしている」っていうコメントをされていたのを見ました。
この杉山さんの気持ちはすごい分かります。とくに見通しを立てないまま仕事を辞めた場合、なんだかよくわからない強烈な不安に襲われるんです。
☑︎ なにも社会貢献できていない自分が嫌になる
☑︎ 先行きが見えないことがつらい
不安の解像度を高めると、こんなところになるのかもしれません。
実際、土日祝など、周りのひとがみんな休んでいる曜日が来ると、「あ、今日はみんなも休んでる。よかった」ってなって、「自分だけ休んでてごめんなさい」のような罪悪感が薄れたりするんですね。すこし気持ちが楽になったりします。
先行きが見えないことがつらいというのも、たとえば「○ヶ月後から仕事が開始する」みたいなのが決まっていれば不安もなくなると思いますし、仕事じゃなくても「2泊3日で琵琶湖を自転車で一周する」のような予定が立っていれば不安は軽減されやすい。
というので、なにもしない時間が延々と続くっていうのは不安で気が狂いそうになるので、メンタルケアが必要です。
ーーー ✂︎ ーーー
オススメのメンタルケア
よくわからない不安に襲われた時は、自分に合ったメンタルケアをリスト化して、そのリストからケアできるといいと思います。
先のことを考えると不安になってしまう傾向にあるので、ポイントとしては「いま、この瞬間に集中せざるを得なくする」ようにできるといいです。
以下に個人的なオススメメニューを紹介しますが、不安度の状態によってメニューが変わります。自分の状態を見極めながらメニューを選択するといいかもしれません。
「なんだかわからないけど強烈に焦ってしまっていて、冷静な思考回路じゃなくなってしまっている。怖い、助けて!」状態のとき
この状態に陥ると、冷静な思考が期待できないため、何をやってもうまくいきません。まずは冷静な思考力を取り戻すため、以下のメニューをやってみるのがおすすめです。
☑︎ 何も思考できなくなるくらいまで走る
自分の中で限界ギリギリの速度で、「もうこれ以上走れない…!!」くらいの距離を走ると、無駄な思考が止まって、謎の不安が解消されます。
「脳を鍛えるには運動しかない」という本を以前読んだことがあるのですが、ランニングはメンタルヘルスにかなり効果的らしく、体感値からいっても、走った後はかなり楽になります。
関連記事:
うつ病とランニングの関係って?ランニングがメンタルヘルスに与える影響4つ
走りながら「みんな自由だ」を聞くと、「もう好きに生きていったらええわ!」と、さらにポジティブになれる効果が見込めるのでぜひ!
☑︎ サウナに行く
サウナと水風呂を往復していると、「熱い!」「冷たい!」しか考えられなくなって、強制的に「いま、この瞬間」に集中させられます。
さらに繰り返すうちに、「あつッ!!」「つめたっ!!」「あっつッ!!」「つめたっ!!」「あっつッ!!」「つめたっ!!」・・・「ほわわわぁ、もうなんでもいいやぁ・・・」みたいになって、悩みがどうでも良くなるので、ぜひ試してみてください。
☑︎ 友達と会話する
気兼ねなく話せる友達と話しているとかなり楽になります。どうでもいいアホっぽい話で思いっきり笑えるとなお良しです。
話す中で思考が整理されていくっていうのもありますし、会話中は内容に集中するから余計なことを考えなくて済むっていうのが、不安軽減の効果をもたらしてくれるのかもしれないですね。
ある程度不安が解消された後は・・・
ある程度冷静な思考力が戻ったら、根本的な不安を解消するためのアプローチをしていきます。不安の根本原因は、冒頭でお伝えした通り「見通しが立っていないこと」に起因するケースが多いはずです。
たとえば、
英語でコミュニケーションする仕事がやりたい
➡︎ 英語コミュニケーション力の向上が必須である
➡︎ 効果的に力をつけるには海外短期留学をした方が良さそう
➡︎ 3ヶ月後に留学を決める
➡︎ それまでの間、毎日8時間英語を勉強して基礎力を上げる
みたいに見通しが立てば、「今の時間を何のために使えばいいか?」がはっきりするので、時間をどう使えばいいかわからない、というのはなくなります。ほとんどの場合不安は解消されるはずです。
見通しを立てるには、「ジャーナリング」がおすすめ。
思考を整理するために最も効果的だと実感ができたのが、ペンを持って紙に書くこと。毎日30分ほどジャーナリングしていると、自分が何を不安に感じているのか客観的にわかりますし、頭の中のもやもやを言語化することでかなりスッキリします。
合わせて、起業家・けんすうさんの著書「物語思考」を参考にしながら、5年後10年後のありたい姿から逆算して今の行動を選択すると、さらに見通しを立てやすくなると思います。
ーーー ✂︎ ーーー
最後に
「何もやることがない時間」ができると不安になりがちなので、基本的には「この目的を達成するために今はこうしてる」と言語化できる状態を作れるかが、不安解消の鍵になります。
中には「貯金が全くなくて明日生きていけるかどうかも不安」のような、全く違う根本原因で不安になるケースもあるかもしれません。
その場合でも、紹介したメンタルケアメニューは役立つはずです。ジャーナリングするうちに「家を引き払い、実家に一回戻って○円お金が貯まるまで地元で働く」とかなにかしらの解決策が見えてくると思います。
ChatGPTも有効活用できるので、ChatGPTにコーチングしてもらうとかもありです。
☑︎ 何で不安になっているのか?
☑︎ どうすればその不安は解消できるのか?
を明確にして、不安解消を図ってみてください。
人生は壮大な暇つぶし。正解不正解はないので、気楽に生きていきましょ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?