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気がつくと庭先はイモとかぼちゃのせかいに ぐうぜんに和風のあじが重なった


はじめに

 このところ庭にしぜんとはえた食べものがとれはじめている。さすがに収穫の秋。こうしてしぜんに出てきたものを料理しようとすると、おのずと和風の料理になりやすい。しかもきょうはみごとにかさなった。

そういえば最近、わたしのnote。食べものの記事が多くなっていないか。秋だからねえ。

庭で収穫

 庭の草刈り。電動草刈り機がかつやくする。

1回100ボルトで充電しなおすあいだは、ひとやすみするか、刈れないすみのほうをカマでととのえるかする。

ようやく刈りおえ庭を見わたすと一角が気になった。

 おおきく葉をひろげていたサトイモの葉がこのあいだの台風でダメージを受けた。葉が裂けるか、たおれるかして大風をいなそうとしたようだ。むざんなすがた。そういえばお月見。サトイモはだんごぐらいに育っているはず。

掘ってみるとおだんごサイズが親いもといっしょにでてきた。ひとかぶでけっこうある。庭にひいた湧き水で洗う。


サトイモといえば

 湧き水で洗いながら、何にしようかと思案。まっさきにさといもの甘いみそ煮が頭にぽっかりうかぶ。「ああ、たべたいなあ。」と思うといちもくさんに皮を包丁でなぞりはがす。あたらしい掘りたてのイモはこのやりかたであっさりきもちがいいほど皮がむける。

なかからそれこそ月見だんごのようなかわいらしい白いイモがかおをだす。水をはり、こんぶを料理バサミでちょきちょき切り、業務用の削りぶしとともになべにほうりこむ。あとはぐつぐつ煮込む。みずみずしく火のとおりがいい。竹ぐしがすぅ~ととおったら、きび砂糖とみそを溶きながらくわえる。ひと煮たちしたら火をとめ味を引きいれる。

やさいをつくっていた頃は、こうしてサトイモは9月中旬ごろさぐりイモで月見だんごサイズをまちきれずにすこしだけとり、煮つけにしていた。収穫本番は11月末から12月の霜がおりる前まで。そのころにはひと株でひと抱えほどになる。親いもは500グラム以上、孫いもが市販サイズ。

そういえばかぼちゃ

 庭といえばことしは庭でシマカボチャが芽をふいた。いまやもの干し場を占拠しようかといういきおい。

シマカボチャのつる

このもの干し場、カーポートを転用。なかなかべんり。小雨程度ならば外干しできる。ここの屋根に伸びたつるを誘引。ようやく天井の波板の上につるが這いはじめた。

すでにきいろい雄花が咲きはじめている。

シマカボチャの雄花


雄花が咲いたあと雌花がつるさきのほうにできはじめる。さきほどのカーポートの天井のつる先に雌花のつぼみをみつけた。もうすぐ咲きそう。

シマカボチャの雌花のつぼみ 
もとのほうがふくらんでいるので雄花と区別できる

つるののびぐあいから皮算用すると数十個ほどなりそう。はたけではひと株で百個ほどつけたことがある。

このようすをみて、冷蔵庫の野菜室の西洋かぼちゃをつかいきらなくちゃとこちらもかぼちゃをぶなしめじと炊いた。やはり和風の味つけ。

おわりに

 ーイモ、タコ、ナンキンー。このフレーズがうかんだ。そういえばタコの刺身をながいこと食べてないなあと思いながらイモとカボチャを料理。


やさいをつくっていた頃は、さといも(月見だんごサイズ)の探りイモ、さつまいも、じゃがいも、さといもの順に、秋にはいもばかり食べていた。これで春までイモ類は買わずにすごせていた。庭でもつくり、はたけに上がりたくないときには庭で収穫しておかずに。

まずは和風のおかずになっていた。つづいて飽きないように洋風にしたり、揚げてみたりアレンジしてながく食べつくす。

たくさんつくっていたころの収穫はあまりにあたりまえだったのだが、こうして思いかえすとふんだんにつかえていたなあと思う。

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