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未来の選択の幅を広げるための準備としての勉強をあたえられているか

ありがとうございます

はじめに

 ちょっとかたい表題になり恐縮ぎみ。きょう学習サポートの教室にむかう車を運転しつつ考えた。こどもたちは「なんで勉強するの?」とそぼくな疑問を投げかけてくる。表題をあたまに置きつつそのときどきにおうじて応えたり、考えてもらったりする。

ここをおとずれるこどもたちはいつもそれを悩みや疑問としてかかえているんだなと思いつつ。すこしでも前向きにとらえられてすすめていければと切に願う。ここではあくまでもサポーター目線で。

きょうはそんな話。

つぎも来るよ

 あきらかに足踏みするこどももここをおとずれる。親子ともども期待の表情をしめすようすに、それにこたえるべくつづけて来てもらえるかどうかはこちらにかかっている。

学習サポートの門をたたくおもな理由とは。なんとかしようと自分なりにやってみた、あるいは保護者の方々の手助けでなんとかしようとしたけれどどうにもならない、やむにやまれぬ状態からなんとか抜け出したいと訪れる方々が多い。

児童・生徒、保護者、わたしとで最初は面談。そののちどうするかを決めていく。すぐに糸口がみつかるわけではないし、こどもたちの多くは初対面のおとな(つまりわたし)を用心深げにみつめる。それはそうだろう。こんな職業のおとなに接する機会などそんなにない。警戒半分・興味半分かもしれない。

そののちに

 来ると決まるとこどもだけで訪れる。たいていもとからおとずれていた同級生としめし合わせて来ることも。学校できっと「通うことになったんだ。」と話しているのだろう。最初は興味関心が高い。ここが肝心なのはわたしですら心得ている。ここに来るとじぶんにとっていいことがある、と思ってもらえればいちばんいい。

すこしでも来るきっかけがつかめるとあとはつづけやすい。最初はたいていできるところからはじめる。保護者の方もまじえた懇談のようすからこのあたりからわからなくなりはじめたすこし前あたりをやってもらう。できたらよくできたねと声をかける。じゃあ、つぎはこことすこし先を示す。そのときの姿勢や表情などをよく観察するのがたいせつ。

つまづきには

 もともと勉強以外につまづきの原因があるのか否かがわかる場合も。ご家庭で勉強する状況がかいま見えるときすらある。ここでどんなようすなのかをよく把握する。学校でのようすを合間にたずねたり、ふだんうちに帰ってからなにをしているのか、遊びにはどのくらい興味をしめすのかとか。

意外とちいさなつまづきが多い。2,3年前の学年のちょっとしたこと、たとえば割り算の筆算の手順を勘違いしていたなど。それが見つかるとそこだけでないのは必定。つぎつぎとみつかる場合も。

漢字ならばへんとつくりの関係をつかまないままだったり、へんのあらわす意味をつかまないままやむくもに丸暗記しようとしたり。そこでゲームで漢字のおなじへんをあつめるゲームにして漢字に親しむところからはじめる。分類できるとさまざま気づける。しかもそれを児童のグループどうしでゲーム形式でやるとたのしいうえに身につきやすい。

おわりに

 なぜ勉強するのか。そのこたえはたずねたヒトの状況によるし、一概にひとつとはかぎらない。それぞれの時期や目的におうじてこちらは話す。むしろそのこたえをたずねたこども自身がそのときどきでひきだせるようにしむけていい。

なぜ勉強するのかとたずねるこどもたちにいつも何らかの声かけができるようにしておこうとつねづね思う。


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