繁盛していると感じてもかならずしも利益があることとはむすびつかない
(2024.9.16加筆)
はじめに
このところ物理や数学で微積分を教えるためにせっせと予習。どう教えるとわかってもらえるかさまざま考える。もはや高3ならば大学受験にむけてこの単元以外は仕上げの時期。微積分を残すのみと言っていい。そのなかでの気づき。
きょうはそんな話。
数学と物理で
わたしはじっくりと物理に接してこなかった。食わずなんとかだったといまさらながらに悔やむ。やってみれば何でも興味深いもの。とくに最近はネット上にすぐれた講師の先生方がめじろおし。お気に入りの先生からみずからの理解のペースで教わればいい。
そのあと手持ちの問題集のおなじ単元を解いてみる。いままでできなかったことができる喜びは大きい。そうやってみずから理解したすじみちは教えるうえで何にも代えがたい資産となる。
経営の規模とはべつに
物理でつかう微積分、さらに数Ⅲの受験問題の解き方をおしえつつ、一方で今月の帳簿をふと目にした。あまりにスモールビジネスのため、わたしの事業運営にはむすびつかないが、経営の現状がどうかを把握したい場面はたびたび。このままつづけていくと来年はとか、数年後にはどうなるか知りたい。
微積分はその際に活躍しそう。いまの瞬時の売上状況を指ししめす微分方程式はいかにとか、時間で一次微分すると売上や経費の積み重なる速度が算出できるし、二次微分すると売上の伸び(しぼみ)つつある加速度を知れる。もちろん利益が落ちつつある場合もリアルタイムで知れるし、このままつづけた場合の将来も予測できる。
簿記に微積分をとりいれるとことこまかな経営状況を把握できると知り、じつに興味深い。やはりこれを独学でなく簿記(1級程度か)を確固としたかたちで先生から教わり、使いこなせるヒトがうらやましい。
見切りをつけやすい
把握できないままずるずるとそのまま経営ほど悩ましいことはない。こうした数学を活用して状況をはやめの把握や臨機応変に環境を見直すなど活用できる。あるいはビジネスモデルにあてはめて検討するなど客観的な把握としてやれることはいくつかありそう。
やはりなにごとも学んでむだになることはなさそう。じつにおもしろいものだと思う。スモールビジネスについては当てはめるのは容易でないかもしれない。さまざまなファクターが大きく影響しかねないから。
それなりにこうしたやりかたを外挿したさきにはヒントが得られるかもしれない。小さければ小さいほど人間関係や信頼形成など数字で数量化しづらい要素が関わりそうだし、それはなにも事業規模とは関係なくはたらいてきそう。
おわりに
順序が逆かもしれないといまさらながら思う。何で学校に通ううちに学ばなかったのかといわれそう。チャンスはあったはずなのに。その当時はそれが事業でつかえるなど思えないものだし、気づきにくいもの。
やはり相応(たとえばビジネススクールなど)の情報に接していないと気づきにくいかもしれない。なにごとも適切な時期にできたほうがよいということ。
いま記していて、微積分だけでなく行列やベクトルも複雑なファクターがからむ事業運営には有用そうだとふと思った。こんなことは本来ならば大学生のころに気づいておくべきだった。おくればせながら学校とまなびにともなう自由な時間を確保してもらえているたいせつさを感じる。
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