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パートに出ているいまよりも兼業農家していたころほうが車をもっとつかっていたなんて


はじめに

 ひんぱんに車をつかう。日々の行動でまずは車での移動を前提としてしまう。さきほどスタンドでガソリンを入れつつふと思った。


もっとガソリンを節約しなきゃとつねづね思う。にもかかわらずこのていたらく。

30年まえの街に住んでいたころと、農業にいそしんでいた4,5年まえを当時の文章などからたどってみた。

きょうはそんな話

街と郊外

 くるまをつかっていなかった。30年前。ふりかえるととてもべんりな場所に住んでいた。交通機関はいずれもみぢかに。ちょっとターミナル駅まで出たいとおもえばアパートのまえから5分ほどでバスが来る。郊外の実家に行こうとすれば鉄道が。空港行きのリムジンバスすらさほど遠くない場所にあった。

べんりすぎるとそれがさもあたりまえになり、もはやその利便性の価値に気づかないままになりがち。それは郊外に引っ越してわかった。

車が前提に

 なにをするにもまず車。車なしにはすぐには動けない。鉄道があるにはあるが、運行時間とタイミングが合わないと、40分ぐらい待たないと乗れないし、そこから街までおなじくらいの時間をついやす。なにかしようとすると、目的地の中心市街まで2時間ぐらいの移動に必要な時間、往復だとその2倍の時間をたして段どりする。

しかも農業で野菜や果樹をつくり、それを街にある販売所へ持っていき、ならべて売る。その作業と行動を車なしでおこなうことはもはや無理。

わたしよりも2世代ぐらい上の方々の行動をふりかえる。収穫したやさいをみずからのあたまの高さよりもたかく背にしょい、列車をつかい中心市街地の市場にもちこみ売っていた。人力にたよる行商。もはや1日しごと。それ専用の定期券すらあったと聞く。

そんなことはもはやできないし、わたしには本業の学習サポートがある。おもに夕方以降にはこのしごとに没頭する。しごとを終えて家にもどりやりのこしたトマトのパック詰めや値札つけをやるともう寝る時間。

よくあさは夜明けまえに起きて収穫に車ではたけにむかう。いまごろの時期ならば山のいりぐちまで車をよせて、そこから山にのぼり山菜採り。それを束ねて出荷。

こちらも車をつかっても値札つけまでわが家でやって開店時間ぎりぎりにならべる。それをすぎるといちばん売れる時間帯のお客さんたちに間に合わない。べつの売れにくい時間帯にならべることに。

ふりかえると

 こうしてみると農業を兼業でおこなっていたころのほうがはるかに車をつかっていた。これは意外。燃費がましな軽自動車だったがそれでもフル稼働。そしていま通勤につかう普通車は燃費がそれほどでない。つまりガソリンそのものはやっぱりつかってしまう。

こればかりはしごととガソリンの消費とのバランスがむずかしい。節約しようと思うと車にたよらないしごとにシフトしないといけないが、昨今の状況以降は本業もおぼつかない。何度か家賃などの支援金のお世話になった。

おわりに

 なるべくガソリンをつかわない生活ができないか。きのう書いた記事のつづきになってしまうが、この点では街なかに住むほうがはるかにつかわないで住みそう。

街ぐらしにして家賃のぶんをはたらきつつ、行動範囲をくふうしてなるべく車にたよらないですごす選択もありかな。場所によっては車はいらなくなるかも。郊外ではできていたいくつかはあきらめないといけないけれど。

そうなるといまの自宅をどうしようか。


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