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車をあらうと雨が降る、ふたをすてたあとにあきびんが出てくるなどの奥にあるもの


はじめに

 世のなかはある確率によりうごいている。科学者のはしくれとしてつね日ごろささいなことにこころをうごかされずにやりすごしていきたい。

そしてわきまえつつ理性的?に行動している...つもり。だがそうはさせてくれないらしい。天の上から見ているのかな。そんなありふれた日常の一瞬だけさざめくことからすこし先へ。

用事にむかうには

 まわりは人工のものよりも自然のもののほうが豊富な中山間地。そんなところでくらしているとどうしても車が必要になる。しごと、買い物、病院通い。生きるためにはやむ負えない。以前の免許を持っていないころはなかなかだった。

30代からCKDで病院に定期的にかよい朝食抜きで血液検査を受ける。したがって前日の17時の夕食後から翌日昼12時まで絶食。午前9時すぎの開院時間に合わせて朝7時には家を出て、歩き、列車、歩きでようやく病院へ。この時刻の列車で向かわねば午前中に検査ができないおそれがある。

検査と診断が終わり家に帰り着くのは昼前。やせて基礎代謝量の大きいわたしには1食抜いておこなう作業はちょっとしたことでもなかなかつらい。土曜日の休日で、その週の疲れがたまっているうえに、この病院通いのあとはさらに疲れて横になりがち。中山間地で病気をするのはいろいろと考えてしまう。

そんな生活が長かったので、免許をとり車を使えてずいぶん体力的に消耗せずに済んだ。そのかわり中山間地のわが家では車はカーポートに置いているだけで土ぼこり、花粉、鳥のおとしものなどなどよごれていく。

車をあらう

 つかう以上はやはり維持しておかないとみっともなくなる。最低限だけ水洗いしてよごれをおとして拭きとり、ワックスがけをする。ほんとうは洗剤をつかい。PMや油よごれをなどをおとすほうがよいのだろうが体力的にしんどい。かんたんに済ませる。

すると、みごとに日をおかずして雨が降る。まえもって天気情報をみて1週間はだいじょうぶとみてあらうのだが、予報に反してその日か翌日あたりに雨が降る。今回もみごとにそうだった。しかも花粉混じりだったり、なにかよくわからない粉塵まじりだったり。あっといまに車はあらう前の状態にもどる。

塗装面をさわりすぎるとむしろつやをうしなうはずといいわけ。もっとみっともなくなりそうだが、わが身の体力と相談して適度に手を抜いたあらい方。それを見透かしたように雨はなさけ容赦ない。

車の操作は

 くるまのあつかいはまだつたなく迷いが多い。もうしばらくするとひと雨ごとに気温が急にさがりさむくなる。すると車内の湿度が高いままだとやっかい。運転途中で山ぞいを駆けあがると、ウインドウの内側が急にくもる。このときの車のボタン操作がむずかしい。

基本的にフロントのヒーターをつけてみる。効果が思わしくないときは風を強くしてみる。これでもくもりがあらたに出るときにはかわいた布でふきとったり外気をすこしずつ入れたり。急に入れすぎるとかえってくもりそうだから。

話は飛ぶが、高速道路で運転中に危ないと感じたことがある。レンタカーで山中のトンネルをぬけてみるみる濃い霧におおわれた。時速90kmほどでている。すぐにランプを上向きにし、前後の車両に注意しつつかろうじて先に見える左側の退避スペースをみつけた瞬間に前がまっしろに。車はまだ本線上。あっ、まずいと思ったが、わりと冷静だった。

そのままハンドルをたもちつつハザードランプをつけて、もういちど前後に注意しつつ、ハンドルをじわりとひだりにきり、その退避スペースにいれて止まれた。難をのがれられた。手のひらはひや汗でじっとり。

それからこの時期、日較差があり朝の出勤時は車のガラスは外側がくもっている。出勤前にはガラス拭きが欠かせない。ずぼらせずに拭いておかないと、家をでてしばらくは東向きにすすむので、日の出したばかりの陽がまぶしい。ほとんど前の確認があやうくなる。そのため最徐行のうえにさらにゆっくり。

おわりに

 車の運転は予測と2重、3重に危険回避が必要。それに最低限のメンテナンスはおこたれないといつも思う。

ささいなことだけど車をきれいにしたら雨が降るのは、今後も気をつけようねの合図をくれているのかも。最近はそう思うようにしている。

これはいろいろありそう。せんたくすると青空だったのに雲行きがあやしくなる。風呂あがりでさっぱりするとちから仕事が待っている。どれもマーフィーの法則のようで、このくらいの失敗やアンラッキーなことぐらいでどうにか生きている、致命的にならないで済んでいると思わないと。

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