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スイートポテト・ラムレーズンパウンドケーキをつくる


はじめに

 ひと月に何度かお菓子やパンをつくる。買うより材料が選べてみずからの好みにできるうえに料理のスキルをわずかずつでもあげられるから。
 
規格外のいびつな形をした安納芋を100円(なんと1,006グラム!)で入手できた。わたしの料理にいもの形は関係しない。よろこんで購入。それにしても大きないもだ。てんぷらにしようとか、やっぱりじっくり火を通して焼きいもににしようかなと思案した。

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とりあえず、久しぶりに午後から休みなのでごく一部(150グラム)をつかい、ラムレーズンとともにパウンドケーキにした。


安納芋をいれる

 最近、あらたな職に就いてそこの社長さんから、本場の安納芋をいただいた。昨年はいも畑に病気がはやりいもの収穫には災難だったそうだ。そのなかできれいないもをいただいた。さっそく感謝しつつ焼きいもにしていただいた。やはりおいしい。

アミラーゼ活性の高いいもの品種らしく、じっくり火をとおすとデンプンが麦芽糖に分解されてあまくとろりとやわらか。べにはるかとともに一時期ねっとり系のいもの品種の双璧をつくっただけのことがある。これとはべつにほくほく系のいももおいしい。つまりサツマイモはどれも好きなだけかも。

そのいただいたいもがおいしかった記憶が新しく、きのう店で地元農家の規格外品のコーナーに安納芋をみつけた。どれもいびつだがたしかに安納芋の独特な表皮の色を呈している。

さて、今回はさつまいものパウンドケーキをつくってみる。そのレシピは、クックパッドのSuga0さん(https://cookpad.com/recipe/3100211)、ならびにNadiaの美桜さんのラムレーズンのパウンドケーキのレシピ(https://oceans-nadia.com/user/100063/recipe/368272)を参考にさせていただきアレンジした。どうもありがとうございます。


ラムレーズンをつくる

 わが家にびんのラム酒がある。数年にわたりお菓子づくりに貢献している。とくに干しぶどうを買えたときにはすかさずラム酒につけてラムレーズンにしている。

いそいで使いたいときのあくまでも邪道の自己流。耐熱容器のレーズンにラム酒をひたひた程度くわえ、レンジにかける(あるいは火にかける。引火に注意。)だけ。レーズンがふやけたらできあがり。日持ちはしない。そのままお菓子へ。すこしラム酒の香りが弱くなる。

時間があるときにはラム酒のかおりを温存する方法で。干したレーズンを小なべにとり、水をひたひたほど入れて、わいたら湯をすて(レーズンの油をとるため)、水気をきる。そこへラム酒を1.5倍量ほどくわえ、煮沸消毒したガラス瓶に入れふたをする。

あら熱がとれたら冷蔵庫保存。それを数ヶ月ほど使っている(あくまでも自己責任にてご利用を)。

とくにパウンドケーキにはラムレーズンは合うと感じる。生フルーツやほかのドライフルーツやピールなどとの相性もいい。

ケーキをなじませるあいだの1週間ほどでラム酒を吸ってしっとりしてきて、なにより味がまとまり品のいいかおりをまとう。

それ以外にラムレーズンをよく使うのはプレーンヨーグルトのトッピング。それから蒸しパンやぶどうパンづくり。こちらもかおりや風味がついておいしくなる。

(注意喚起)

あとがけのラム酒など加熱していないお菓子の場合にはラム酒が飛んでなく、飲酒とおなじになってしまうので車の運転前などには飲食できないのでご注意を。


バニラエッセンスとバニラオイルのちがい

 お菓子づくりのサイトをみていると、バニラの風味を加熱するお菓子づくりにつかうならば、バニラエッセンスよりもかおりの揮散しにくいバニラオイルがいいと書いてある。

ちょうどバニラエッセンスを使いきったところだったので、さっそくバニラオイルを注文して今回からさっそく使ってみることにした。


さて、パウンドケーキ

 さつまいもとラムレーズンをいっしょにいれたケーキをつくろうと思った。はたしてどんな味になるだろうか。はじめてなのですこし不安。

さつまいもは焼きいもにしてから使えばよりあまくできるかもしれないし、それならばくわえる砂糖を多少減らせる。なるべくしっとり感を維持しつつ、油と砂糖を減らしていければと思っているので。

くわえて干しぶどうもけっこうあまい。こちらのあまみも勘案してくわえる砂糖を調節すべきかもしれない。さまざまな考えが交錯する。なかなかてごわい。本来のsuga0さんのレシピどおりならば砂糖は75グラム。

そこでラムレーズンの甘みがくわわると考えて砂糖を65グラム、マーガリン(手もちはバター風味)はレシピどおりならば100グラム。それを85グラムまで減らし、かわりに牛乳を15グラム加えてみた。

さらに180℃、40分の焼き時間を35分に減らした。


おわりに

 サツマイモとラムレーズンのパウンドケーキ。先日記事にしたレモンパウンドケーキはおいしかった。

今回はどうだろう。

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味がまとまるまで数日のあいだ冷蔵庫に置いておく。

(再度注意喚起)

加熱していないお菓子の場合にはラム酒が飛んでいないので、あとがけのラム酒などはアルコールをふくむため飲酒とおなじになってしまい、車の運転前などには飲食できないのでご注意を。


追記

 数日後。味をなじませてから食べはじめた。あっさりしていてかぐわしい。甘さはわたしにはちょうどいい。

家族の希望でかたまりでいもをいれたが、ベースにつぶしたものをくわえてもさらにしっとりしそうだなと感じた。

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