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手づくりプレーンヨーグルトにバニラエッセンスを加えることをようやく思いつく


はじめに

 ヨーグルトを手作りしている。6年ほど。それまで牛乳もヨーグルトも市販品だった。当時の市販品のヨーグルトは果実入りなど付加価値をつけたものは高価で手が出ず、もっぱらプレーンのものばかり。

ふと発酵器が入手できたのをきっかけにして、けっこう元が取れるのは早いとみて手づくりしはじめた。

つくればつくるほど市販品購入よりも手持ち資金が浮く。市販ヨーグルトの価格は牛乳の約1.5倍ほど。それを買う頻度を確実に減らせる。にんまりしながらしばらく没頭した。最近、付加価値を上げられると思い出し再開した。

食品の製造なのであくまでも自己責任でのご利用を。当方はまったく責任を負えませぬ。


市販品を横目に…

 ふと7割引の新品の発酵器が手に入った。これすら奇跡かと。6年前のこと。安かったので3日で飽きたとしても元が取れそうなぐらい。いろいろやってみようとまずはヨーグルトづくり。市販の乳酸菌の強いヨーグルトを種菌として選んでいった。

ふたつきガラスびん(500mLジャムびんを使っている)をふたとともにしっかり煮沸、さましておく。はじめてのヨーグルトづくりで自分の口に入るのでこわごわだった。選んだ市販ヨーグルト大さじ一杯ほどをくわえてよくかきまぜる。

一度できるとほっとし、二度三度と慣れてきて手際よくなる。ものの1分とかからない、すぐに発酵器にセット。衛生に関しては勘どころというかポイントさえ押さえればだいじょうぶとわかった。わたしのおなかも。

ヨーグルトのたねにする市販ヨーグルトは千差万別。お高い商品がヨーグルトづくりの「たね」に適しているわけではないと気づく。このヒントだけでピンと来られた方は市販ヨーグルトの価格と乳酸菌(さまざまな株があるが)の性質にお詳しいかも。

ネットでは先達の方々がいらして、手づくりの事情に関してくわしい。ここではあくまでも自分の体験にもとづいた記述に徹したい。

くりかえしてもほぼおなじ結果で満足。納得のいくヨーグルトができている。たね用にほかの商品をやむなくつかうと、乳酸菌がお休みになり「固まり」にならないことがあった。これすら液体ヨーグルトと称してほのかに酸味を感じつつたのしんでいる。


ヨーグルトをつくる

 できたヨーグルトは市販のものよりも酸味がおだやか。日がたつとそれなりにほのかに酸味が感じられる。

そして牛乳。低脂肪乳では固形分にすこしだけちがいを感じる。一般的な牛乳ならばふつうの出来。乳脂肪の高低そのままにこってり感などの風味に反映すると思う。

つくりくらべてたねには、結局おなじみの汎用の市販ヨーグルト(つくりやすいつよい株)に落ち着いた。さらに手づくりのヨーグルトから大さじ1杯をたねにしてつくる。念のため3回目には継がず、新たに市販のヨーグルトをたねにする。

牛乳、たねにつかう市販ヨーグルトともなるべく鮮度のよいものを開封時に使う。これはわたしなりに考えてのこと。使いかけの両品は使わない。

それから発酵器は必須ではない。あれば便利なぐらい。オーブンレンジの機能でもおなじ。コツをつかめればボウルに適温のお湯をはって、そこへたねと牛乳を入れたびんをしっかり入れて、ラップかアルミホイルもしくは冷めない覆いをかぶせるだけでも作れる。

豆乳でも問題なく「豆乳ヨーグルト」を作れる。

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味つけをためす

 つくりつづけて6年。寒くなってきたので再開。ふとバニラアイスクリームを頭に浮べる。わが家の冷蔵庫にアイスはない。できたての手づくりヨーグルトならばある。おなじ乳製品じゃんということで、バニラエッセンスを2滴ほどたらしてかきませる。

ほう、おいしい。酸味がないぶんアイスクリームとの違いをそれほど感じない。市販品にバニラ味のヨーグルトはある。こちらはわたしの手づくりバニラ味のヨーグルトの価格とはかなりちがう。


おわりに

 手づくりでバニラ味のヨーグルトを楽しんでいる。これならば砂糖を調整でき安心して食べられる。牛乳不耐症なので生の牛乳を摂れないがヨーグルトならばだいじょうぶ。自分でつくる点が安心の原点かもしれない。

収穫したばかりの旬のくだものをくわえてもおいしい。桃やブルーベリー。ここ数日はネーブルの果肉を入れてたのしんでいる。

そして香辛料やハーブを中心としたカレーづくりでヨーグルトをくわえるとまろやかに。とくにキーマカレー+ナンにはよく合う。

(注意喚起)生の乳製品を使うので、衛生上の観点から取扱方法を熟知した上で、あくまでも自己責任にてのご利用をお願いします。


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