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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#私の仕事

いまのわたしのしごとのどれが真っ先にAIに置き換わりそうか

はじめに 平日の休みにこんな記事を書き記すのもどうかと思うがしごとの話。どうも気づかないあいだにコンピュータやAIの支援なしにはしごとにならなくなりつつある。 わたしのやっているいくつかのしごとのうち、早々にこれらが主役になるのはどれだろう。一方、最後までのこりそう、つまりはわたしがさいごまでやらねばならないのはどれだろう。 きょうはそんな話。 すこしまえに しばらくまえに今あるしごとのかなりはコンピュータ上の作業へと置き換わるのではないかと喧伝された。そののちどうな

精密電子天秤のまえにすすみ呼吸をととのえてからくすりをおもむろにはかりとると実験がうまくいく

はじめに しごとのできのよしあし。これはそのときの気分や気のもちように左右される。すくなくともわたしの場合はそう。研究パートのしごとで実験がうまくいかないときは気分一新しようとまずは実験室の掃除から。整理して掃き清める。まるで神社の境内の掃除をするかのようなおももちで。 誤解なきように記すがここはれっきとした科学の研究室。失笑をまねくかもしれないがそこには人知をこえてやはり運をまねく要素が満ちているとかんじることがある。 きょうはそんな話。 しごと場にむかう 夜明けま

学習サポートでこどもたちにやる気がみえないときに漢字クイズをやるとがぜんもりあがる

はじめに 学習サポートの日常から。小学生を対象にする時間。児童たちがいまひとつ気がのらないときがある。学校やご家庭でなにかあったかあえてこちらからは聞かない、 そんなちょっと空気が重くやる気がみえにくいとき、かるいおさらいと宿題をすませると、臨機応変のイベントタイム。 帰りにああ楽しかったの表情にして送りだす。 きょうはそんな話。 イベントタイム 重いランドセルをしょい、ふうとひと息つきながらたどりつく小学生たち。中学年以上が多い。交流がさかんになりともだち、学校の先

この1200日のあいだにすすんだこと、そのままだったこと

はじめに  昨今の状況、せかいじゅう例外なくこのなかですごした。ほぼ例外なく。とうぜんわたしもそう。そのための対策やはたらきかた、生活、そのほかもろもろ、影響をうけたこと、そのままのもの。 きょうはそんな話。 ある冬のさなか  2019年の12月だった。ニュースがながれた。おかしな感染症か?これはどうもようすがおかしいとへんな勘のはたらきがちなわたし。 それは某国からはじまった。昨今の状況。冬時期だったので学習サポートのこどもたちや保護者の方々には、クルーズ船のまえ

児童・生徒にとって各段階で計算をくりかえし解く「ドリル」のたいせつさをあらためて考えてみた

はじめに  小学生~高校生まで学習をサポートしていて感心することがあります。 それはドリルすること。教えていながらこういうことを書くのもなんですが、とくにこどもたちが熱心に計算問題を解いている姿を見ていると、おとなにとってはつらいと思える作業。わたしにはつづかないだろうなと思います。なんのためにこの作業をするんだろう。そう考えた時期があります。 読解力や思考力がもとめられているのになんで?とお思いかもしれません。だからこそ、計算や漢字でつまづかずに、時代のもとめる力の養成

あさのうちにすませておくとのちの行動の選択をひろげられる

はじめに  学習サポートを主宰している。このところ学校の定期テスト対策。休日に朝から出てきてもらい試験範囲をおさらいする。 休みの日の朝にほんのすこしおこなうこのサポートの意味とは。 いつもとのちがい  ふだんは学校がおわってからのサポート。学校にいけない生徒については昼間。1回の時間はながくならないように1.5時間のみ。あとはじぶんでやろうね、というところまでもっていく。 こういった学習サポートのやりかたはさまざまあるはず。ほかの兼業のためサポートに時間をかけられ

身近な素材のくみあわせを研究の対象にしたとたんにブルーオーシャンのせかいがあらわれてなかなか興味深い

はじめに  最近はものをくっつける、とりはずすということを主眼にして「ある研究」をおこなっている。基本的に生物化学のせかい。とりあつかう物質については秘密保持のため、ここでは具体的には触れられないが自然界にあるごくごく身近なもの。 それだけにふだんの生活のなかでの気づきがとてもたいせつ。 この1年間で10数種類のシーズ  ちょうど研究パートに就いて今月で1年。わが身の采配で研究してよい立場。科学の最先端はもちろん目を通しているが、それをじぶんもとはいかない。ふところ事

これからしごとで気の抜けない時期なのでふだんの食事をたんたんと いつものままのわが家の年越し

はじめに  ちょうどいまごろはクリスマスや正月のおせち料理の予約のチラシなどがはいるころ。くわえてこれまでさまざまな宴やパーティーなどに参加してきた。そうした「ハレ」に参加してきた経験からそれにまさるともおとらないおせちの料理の写真を見るとほぼこんなあじだろうなと察しがつく。 こうした商品にかかわる方々にはたいへん申し訳ない話になってしまうが、見ただけでおなかいっぱい。ふだんは質素な食生活をつづけているにもかかわらず、そう思う。バチあたりでかなしいことかもしれないが食欲は

英語か数学をあげるとおのずと国語もついてくる 「読み解くちから」はほかの教科でもつけられる

はじめに  高校のころは国語ができて、英語はふつう、数学がからっきしできない生徒だった。お手あげ状態だったわたしがいまなんと数学を中心におしえている。 この経験をもとに、わたしの主宰する学習サポートでは数学のどこがどんなふうにわからなくなるのか、生徒のきもちによりそえる。 おのずと数学と英語を中心にまなんでいるうちに、国語ものばすという教えかたをしていた。おとといの関連記事につづいて。 自信のなさは  高校1年生のなつやすみ。学校から配られた数学の夏休み課題が、最初

1年前からのさらなるふりかえり「昨今の事象をきっかけにこれまでの価値観を見直すこと」

はじめに  note記事としてタイトル「 」内の題名で記したのは2021年8月15日 09:25 のこと。そのふりかえり手記を記事Aとしよう。かれこれ1年前。それから状況がすこしずつ変化した。 鈍感なわたしでもすこしはまなんでわずかばかり身についたこともある。ふりかえりのふりかえり。記事Aとの対比で記したい。 記事Aの時期とくらべて  記事Aの一部を参照しよう。➡にきょう時点でのコメント。 ➡彼の病にひきつづき、ことしは世界をまきこんだ「あの争い」が起こり、いまも終

学習サポートのなかで力をつけていく生徒とは

はじめに  こどもたちの学習や生活の相談を十数年のあいだ受けています。成長して旅立つ彼らを見てそのたびに元気をもらえてきました。 さまざまなかたちで成長を見せますが、今回は学力をつけていく場合についてその共通した特徴を記します。 わらにもすがる思い  中学生までは保護者の方と相談に来られます。こちらがそうしてほしいとしているので当然ですが、やはり短い時間で状況を把握するには小中学生たち自身にポイントを話してもらうのは難しいと感じています。 そこで身近にいっしょに生活して

ふりかえり学習:はやり病で目にした生化学の用語としてのアミノ酸残基の1文字表記について

はじめに はやり病のワクチンや変異株の影響で知ることになった「スパイクタンパク質」、「変異株」などの用語。生化学の分野でつかう用語として、世間ではメジャーな部類ではありません。 しばらく前、新奇な変異株の名称(たとえばN501YやE484Kなど)が報道されました。こうしたアミノ酸残基の1文字表記があまり説明なしにつかわれている例がありました。 それから数年がすぎ、世のなかでは今回のできごとの推移について、若干ではありますが客観的にとらえられつつあります。そこでこの用語につ

数学を「わかる」にするには:てがかりとなる4つの手順

はじめに 数学をわからないまま解決できずにいる生徒に対して教えるコツを。しごとをつづけるのに困らない範囲で。 「わかる」と「できる」は違いますが、ここでは「わかる」までに求められる要素にしぼってお伝えします。 高校時代に数学でどん底までいき、そこからなんとか「わかる」までたどりつきました。そして生業にして以降、「できる」への道のりの途上で気づいたことです。くわえてわからずに手の止まりがちな生徒をサポートするとき、なにが必要か実践から得たポイントでもあります。 ①どこがわ

2年半後の共通テスト教科「情報」の対策をすすめてきておもうこと

はじめに あらたな共通テストの教科として「情報」がふえ、現在の高1生から受験する。ことしの暮れまでにひととおり学習を終えて、2年間みっちり共通テスト対策にむけて実力をつけるつもりでいる。さらに「情報Ⅱ」をふくむ2次試験対策をどう充実させるかも並行して対策中。 その出題教科の中心となる「情報Ⅰ」を学習サポートでおしえていて思うことを記した。 すでに数十年前には 学生当時のニュースでいまだに覚えている記事がある。当時すでにソフトウエア開発人材が数十万、数百万人規模で不足すると