最近SaaSってどうよ?
デジタルトランス・フォーメーション(DX)
コロナ禍で注目になったリモートワーク、
まさに2020年から今まで話題のキーワードです。
SaaSというキーワード自体はお聞きになったことがない方でも
このようなソリューションは一度ご覧になったことがあるかと思います。
すでに日常的に使っている方も多いのではないでしょうか?
2021年の日本のSaaS市場規模は、富士キメラ総研によると1兆6190億円でした
(出典:「ソフトウェアビジネス新市場2022年版」)。
この数字は2020年に比べて54.8%成長したものです。また、2026年にはSaaS市場の成長率は67.8%まで増加すると予想されています。
一方、パッケージ型ソフトウェアの成長率は
2026年までに45.2%から32.2%に減速すると予想され、デジタル・トランスフォーメーションが今後も拡大すると予想されています。
日本のSaaS市場は、前述の通り急速に成長しており、様々な業界で利用されています。例えば、営業管理ツールのSansanや、人事管理ツールのSmartHRなどは、有名な国産SaaSソリューションの一例です。
業界別には、オンライン教育や健康管理など、新しいビジネス領域においても、多数のSaaSソリューションが提供されています。また、クラウド会計ソフトウェアのFreeeや、タスク管理ツールのBacklogなど、企業にとって重要な業務を支援するSaaSソリューションもあります。
さらに、SaaS戦国時代と呼ばれるように、新しいSaaSソリューションが次々と登場しています。このような状況下で、企業は複数のSaaSソリューションを同時に利用することが一般的となっています。これにより、業務の効率化や生産性の向上などが図られています。
こちらの投稿ではSaaSとは何か、
国内のSaaS市場動向、及び各業界で使われる
SaaSソリューションについて調べて紹介したいと思います
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1.SaaSとは?
2.国内におけるSaaS市場
3.各カテゴリー別、よく使われているソリューション
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1.SaaSとは?
SaaSはクラウドサービスの1つであり、Software as a Serviceの略称です。
直訳すると「サービスとしてのソフトウェア」という意味になります。
ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、
GmailやChatworkのようなメールサービスやメッセンジャーサービス、
Salesforceなどの顧客管理ソリューションがあります。
ITインフラプラットフォームをインターネットブラウザまたは専用アプリケーションなどを通して最終顧客にサービスを提供するソフトウェアモデルである、SaaSソリューションは、社内でソリューションの開発や管理が必要ないという長所があります。
導入してすぐ使用できるとリソース削減の大きな利点があり、
このため海外ではリソース不足という悩みを抱えているスタートアップから、
SaaSを積極的に導入し始めました。
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2.国内におけるSaaS市場
SaaSは、1998年頃に普及し始めたASP(Application Service Provider)が元になっており、2006年頃から「SaaS」という言葉がASPより、良く使われるようになりました。
一方、日本では2011年にAWS東京リジョンにデータセンターが立ち上がり、
企業のクラウド使用率が上がるように大きなきっかけがあり、特に2015年は急激な成長を見せ、SaaS市場規模は、2021年から2026年にかけて 67.8%成長すると予想されています。
出典:富士キメラ総研「ソフトウェア新市場2020年版」2019年度実績、2020年度見込み、以降予測
国内では大手企業を中心に、SaaSソリューションを導入する傾向がありました。
海外ではリソース不足問題により、主にスタートアップから導入し始めましたが、日本では社内で開発したのSaaSソリューションを社内で使用する、つまり開発力のある大手企業からSaaSを使用するようになり、大手企業の使用率が高くなる傾向を見せています。
2021年のSaaS導入件数上位5位企業は、ソフトバンク44件、サイバーエージェント38件、KDDI36件、DeNA30件、NTT ドコモ25件となっております。
出典 : FIX 2021年度SaaS調査レポート
2019年以降、SaaS市場の目立った成長が見られます。これは2020年コロナ禍によるリモートワークが増えた影響しており、一時的な現象に留まらず継続しています。
このような現象には、社会的な変化が大きな影響を与えました。デジタルトランスフォーメーションという社会的な変化や新たにSaaSを導入する企業の増加、そして今後も多くの企業がリモートワーク体制を維持することが見込まれるため、これらがSaaS市場を成長させる原動力となったと見られています。
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3. 各カテゴリー別、よく使われているソリューション
それでは、国内でよく使われているSaaSソリューションは何があるか、
各業界ごとによく使われているSaaSソリューションついて調べて見たいと思います。
契約ソリューション
2020年導入件数が、カテゴリー部門で8位だった契約ソリューションは
リモートワークが増加したことにより、2021年1位に躍り出ました。
その中でもAI 契約審査プラットフォームであるLegalForceが導入件数で1位となりました。
また、米国のドキュメント(Docusign)やクラウドサイン(CLOUDSIGN)なども、よく使われる契約ソリューションの一つです。
https://www.docusign.com/products/electronic-signature/legality/japan/
BIソリューション
データに基づく事業開発、事業企画の件数が増えるにつれて
BIソリューションの需要も増えています。
主に国産SaaSのDr.sumが人気を集めており、海外のソリューションtableau CRM、Microsoft Power BIなどもよく使われています。
https://www.wingarc.com/product/dr_sum/
組織管理ソリューション
組織管理に関するSaaSソリューションは、企業の規模が大きいほど必要性が高まります。特に、人事評価などの定期的な組織管理は、SaaSソリューションを使って効率的に管理できます。また、分散されたデータを一つのプラットフォームで統合し、全社員のデータを分析することができるため、長所として挙げられます。wevox、motivation cloud、スマレビなどのSaaSソリューションが、組織管理によく使われています。
https://www.motivation-cloud.com/
名刺管理
顧客DB管理は売上にもつながります。
お客様が興味を持っているサービスは何か、そのお客様のうちのサービスまで辿り着いた過程を把握することの重要性は色々な企業が共感し、顧客管理に集中しています。
国内での名刺管理SaaSソリューションは、Sansanが圧倒的な人気を誇っており、その他にも Phone appli peopleやHOT Profileなどがあります。
https://jp.sansan.com/function/meishi/
オンライン会議ソリューション
最後はオンライン会議ソリューションソリューションについてご紹介します。
コロナ禍の影響で今や会議は仕事に欠かせないものとなりました。よく使われているソリューションはZOOMやGoogle Meet及び IC3(アイシーキューブ)、Microsoft Teams、Prime Meetingなどがあります。
https://www.canon-its.co.jp/products/ic3/
https://www.softbank.jp/biz/services/meeting/primemeeting/
SaaS市場の動向から、カテゴリー別でよく使われているソリューションまで把握しました。今後、多くのスタートアップが登場することが期待されますが、どのような新しいSaaSソリューションが生まれるか、またSansanのようなユニコーン企業が現れるか注目されます。