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建築家と家づくりをした住まい手に聞きました!Q&A紹介①「信州の建築家とつくる家18」

注文住宅を建てようと思ったとき、家づくりを任せるパートナーは、工務店、建築家・設計事務所、ハウスメーカーと選択肢は様々です。どこに依頼し、どう進めるかも、家づくりを考える上で大きな選択肢の一つですよね。

ここでは、信州の建築家とつくる家18の紹介を兼ねて、実際に建築家と家づくりをした住まい手の率直な想いを、本誌より公開!
なぜ建築家との家づくりをしたのか、リアルな声を紹介します。

本誌は、特集「家のかたち、その発想。」として、32の事例を3つに章立てています。
Chapter1 自然の中のかたち
Chapter2 田園・里山のかたち
Chapter3 街中のかたち

今回はChapter1を紹介します。

Chapter1 自然の中のかたち

設計工房 悠 誌面紹介

御代田の家/設計工房 悠
Q 特にこだわったところは?
A 窓です。家にいながら自然を感じることができ、かつ外部からの視線を気にせず過ごすためには、窓がポイントだと考えました。図面を見ながら、その窓からどんな景色が見え、どんな光や風が入ってくるかを想像したり、実際に敷地に行って光の射し方を確認したりしました。

Q 家づくりを通して苦労したことは?
A ウッドショックの影響で、想定を大きく上回る工事見積がでてきたこと。建築家さんにいくつかVE案*をご提案いただき、何を削って何を残すかという問題に取り組むとともに節約生活(笑)の結果、自分たちにとって大切なものだけを過不足なく実現することができました。

*性能や価値を下げずにコストを抑えること

甘利 享一建築設計舎 誌面紹介

Casa・X ―交錯する家―/甘利 享一建築設計舎
Q 家づくりで楽しかったことは?
A 隣の母の家に住んでいたので、最初から最後まで工事現場を毎日拝見することができ、日本の家の作り方や、職人さんの腕に日々感動していました。素材選びや、アンティーク屋を巡っての家具選びも楽しかったです。

Q 建築家に依頼していかがでしたか?
A 個性的な力強い家に仕上げていただき、季節ごとの採光もちゃんと計算されていて大満足です。

林建築設計室 誌面紹介

矩折屋根の山荘/林建築設計室
Q
 建築家に依頼していかがでしたか?
 林さんは蓼科にアトリエをお持ちなので、標高の高い蓼科の過酷な冬の寒さや、積雪の状況をよくご存じでした。寒冷地対策のノウハウをたくさんお持ちだったことは、ハウジングメーカーとは大きく違う点だと思います。

Q これから家を考える人へのアドバイスは?
A 今後の気候変動を予測した家づくりが必要になるのではと思います。蓼科では数年前には全く必要なかったエアコンを設置しました。また一度に降る雨の量も格段に多くなったので、外構計画で工夫をしてもらいました。

建築家による解説と、依頼した住まい手がこだわりぬいた住宅の写真や図面は誌面に詳細を掲載しています。それぞれの住宅の気に入ったポイントや、これから家づくりを検討する人へのアドバイスには、建てたからこその気づきもあります。ぜひご参考ください。

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