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住宅の断熱性能向上と健康の関係

家の中の寒暖差が、健康に影響を及ぼすのを聞いたことはありませんか?
真夏や真冬でも温度差が無い家は、住む人にどう良いのでしょうか。

下のリンクは、国土交通省の「住宅の温熱環境と健康の関連」の資料です。

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001323205.pdf

「日本でも温暖な県で冬の死亡増加率大」や「寒冷住宅が高血圧・動脈硬化・循環器疾患に」など、なかなか気になるワードがたくさん。家の中の温度差が及ぼす影響について興味深いデータが紹介されています。
ぜひご覧ください。

また、こちらを解説している慶應義塾大学 理工学部 教授の伊香賀 俊治さんは、高断熱住宅専門雑誌『だん12』でも住まいと健康の深い関係について話しています。

長い時間過ごす住まいの環境は、私たちの体にどんな影響をもたらすのでしょうか。高断熱住宅に住むことによってどんな疾病リスクが減るのか、またどんなメリットがあるのかお聞きしています。

それらをふまえて、リフォーム・リノベーションを検討中の方にお勧めしたい本があります。

『人生を変える住まいと健康のリノベーション』

「熱環境リフォーム」の提案者 甲斐徹郎さんと、「熱環境×健康長寿」の研究者 星旦二さんが解説。リノベーションによって豊かな暮らしを手に入れた家族の事例を豊富に掲載しています。住宅の断熱性能を向上させると健康にどうつながっていくのでしょうか。

セカンドステージ世代に向けて、私の講義は、「元気な今のうちに暮らしの場を整えておかないと人生を楽しめなくなる」という警鐘を鳴らすことが大きなテーマとなっています。そして、その内容をまとめたのがこの本です。
元気なうちは「ゴールデンタイム」を楽しめますが、そのあとはどうしますか?長寿命化により人生100年が現実的となっている時代のセカンドステージは、その先の身体が衰えてくる、言うなれば「サードステージ」の準備期間でもあるという考え方が重要なのです。
人生のセカンドステージからサードステージへ向かう移行期に、自分を「再創造」する舞台となるのは、住まいや地域といった「暮らしの場」です。
―著者 甲斐氏「はじめに」 より

「なぜこんなリノベーションをしたのか」「その結果どうなったのか」を丁寧に解説しています。この本を読めば「住まいを変えれば人生が変わる」ことが、きっとわかるはずです。

また、住まいが健康や寿命だけでなく、見た目の若々しさに影響を及ぼすことについてだん14では、アンチエイジング研究の第一人者 山田秀和さんと、住宅と健康の関係をわかりやすく紐解いてきた 岩前篤さんの、専門家お二人へのインタビューを掲載しています。

「以前、自宅を断熱リフォームした84歳のおばあさんがいらっしゃったのですが、リフォーム後は表情がすごくにこやかに柔和になり、シワが減ったように見えました。」―特別対談:アンチエイジングが叶う家とは? より

断熱リフォームをアンチエイジングの切り口でみるのも気になりますね。
暑い・寒いのストレスがなくなることで、健康や見た目の若さにもつながっていくのは驚きです。

『だん14』の内容は、以下のリンクで紹介中です。
わかりやすく気軽に読める冊子なので、気になったらぜひご覧ください。