お腹に4つの傷がついた代わりに生きる意味を知った日。女の子は他人事だと思わないで欲しい。

私がちょうど大学を卒業して、春から新卒で内定をもらった会社に入社して間もない頃だった。
3ヶ月経った頃だったかな。
1週間位下腹部がなんだかチクチク痛いなーって日々が続いていた。どうせそろそろ生理が来るんだろなぐらいとしか思っていなかった。(まさに生理前の倦怠感やだるさ、予定日も近づいていた頃)
それから1週間が過ぎ、下腹部の痛みは良くならず、次第に腰痛や右太もも裏周辺が筋肉痛みたいな痛さとだるさに襲われたのだ。

それでも新しい会社で働き始めたばかりでストレスやら寝不足のせいであると自分に言い聞かせていた。(当時、航空業界で働いていた為、生活習慣は不規則だった)

また1週間位経った頃に、近所の診療所に行ってみた。内科なのか婦人科なのか分からず、とにかく今までの症状を伝えた。
そして、受付のお姉さんからはとりあえず婦人科で診察してみましょう。と言われ案内された。
不安ながらもドアを空けると、そこには優しそうな女医さんが待ち構えていた。(こうゆう時、本当にホッとする瞬間でもあり、20代の女の子は特に女医さんってだけで安心すると思う。)

それから診察が始まり、とりあえず触診してもらっても何とも分からず。

女医さん「エコーやってみます?」
エコー!?うっかり私ごときが妊娠した!?
とも思えるくらい、エコーや超音波と聞くだけで、当時のわたしは妊娠を疑ってしまうほどだった(誤解を生むとあれなので、彼氏とはそこのとこはちゃんとしてましたからね)

とりあえず原因を突き止めるためにも帰るわけには行かなかったので、わたしは「お願いします!あらゆるところを調べて下さい!」と伝え、勢いよく履いていたスカートとパンツを脱ぎ、触診台へ座ったのだ。
男性には分からないだろうけど、経験がある人はきっと誰もが一度はこんなに恥ずかしいことはあるものかと思えるほどおまたを全開に開くのだ(笑)
開くだけでも恥ずかしいのに、女医さんからは、「もっとお尻を突き出すように!」とさえ言われるのだ。
きっと世の中の女性は好きな人?(敢えてのクエッション)の前でしか自分の脚を開いたことがない人がほとんどだろうけど。

もし目の前のお医者さんが男性だとしたら、初めて触診台にのって脚を開く人はきっと何かしらの覚悟を持ちながらのるのではないかとも思う。1度彼氏にそんなこと?で軽い嫉妬を受けたこともある。

何度も診察してもらっている方からしたら、婦人科の男性医者は何千万人ともの人のおまたを診ているんだから、何とも思わないだろう普通ってとこでしょうか。
彼らはプロフェッショナルですからね。

ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー

っと少し話がずれた。
それから診察が終わり、結果待ち。

女医さんに呼ばれたと思ったら
「紹介状を書くので大学病院に行って下さい」

私:「...えっ?」

ここから先は

3,350字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?