心理学を勉強した話①

保育士時代に子どもへの対応、大人との人間関係に悩んで心理学を勉強したお話。
いろんな人に共有したい内容なので、noteに綴ろうと思います!専門家ではないのでご容赦くださいませ。

ピグマリオン効果

教師期待効果とも。
簡単にいうと相手を期待したら、相手の成績が上がるということ(簡単すぎるか、、、)。反対の言葉はゴーレム効果

保育の場面では
「Aちゃんってお片付け上手だよね〜」って毎日保育者が声を掛けていると、Aちゃんはお片付けが上手になっていく(もちろん、お片付けをサボりたい日もある)。
逆に
「Aちゃんっていつもお片付けしないよね」って毎日保育者が声を掛けていると、Aちゃんはお片付けしない子に育つ。

これは自分の実体験だけど、私の母は「あんたはよく喋るよね〜」って言ってたから、「私ってよく喋るんだ〜」と思って家ではめっちゃ喋ってた記憶がある。それが褒められてると思ったから。反対に「あんたは塗り絵下手だよね〜。いつもはみ出してる」って言われ続けてきたので、塗り絵はまったく上達しなかった。というか、そもそも塗り絵をやろうと思わなくなった。そして、未だに苦手意識がある。

こんな感じで良くも悪くも他者って期待したように変わっていく。言霊って言葉があるけど、スピリチュアル的なことじゃなくて、言葉の持つ影響力って大きいんだよね。あとは言い方。

ピグマリオン効果は人材育成とかでも重要な役割があると思ってて、
「あの子全然成長しないな」って思ってると全然成長しない(成長するために必要なことを教えなくなる)し、
「あの子は頼りになるし、どんどん成長してるな」って思ってると、どんどん成長していく(あれもやってみよう、これもやってみようみたいな感じであれこれ教えたくなる)。

だから、上に立つ人はこの辺の作用とか頭に入れて指導できるといいよねって思ってた。ただ、この用語とか理論って全然知られてないんだよね〜。

で、保育の場面に戻るけど、
かわいいかわいいって言われてる子はかわいい子に育つし、優しいねって言われてる子は優しく育つ。反対に「なんでできないの」っていつも責められてる子はどんどん自信がなくなって新しいことに挑戦しなくなるし、意地悪だなって思って接してると意地悪な子になっていく。

褒めるのはどんどんやればいい。その場で心を込めて(結局棒読みとかわざとらしく褒めると子どもに伝わらないことが多い)。
注意する時は子どもではなく行動を否定する。
「お友達叩くなんて意地悪だね。」
→「叩かれたら痛いからやめてね。いつもお話が上手なんだからお話して伝えてね。」
という具合に変換できるといいな〜と思って保育してました。


他の心理学用語のことも書こうと思ったけど、長くなりそうなので、今日はこれで!

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