見出し画像

『第3弾』ステファニー・ケルトン著「財政赤字の神話~MMTと国民のための経済の誕生」とL・ランダル・レイ著「MMT 現代貨幣理論入門」

ここからnoteを始めての初めての記事です。参議院再選挙もあり、SNSでの投稿がしばらく空いてしまいました汗 少し頻度を上げていきたいと思います。

さて、第3弾の今日はGW中に読んだステファニー・ケルトン著「財政赤字の神話~MMTと国民のための経済の誕生」と以前読んだL・ランダル・レイ著「MMT 現代貨幣理論入門」の2冊をまとめてご紹介したいと思います。

なぜ2冊紹介かと言うと、以前、ランダル・レイ著のMMT本をツイッターで紹介したところ、すごく反響が良かったので、改めて記事にしてみようと思いました。そして、ちょうど、ケルトン著作も読んだので、同時にご紹介しようと思います。

まず、ケルトン著「財政赤字の神話~MMTと国民のための経済の誕生」の方が読みやすいです。ページ数も少なく難しい数式もなく、全く知識がなくても頭に内容が入ってくる良書だと思います。私は、ランダル・レイ著「MMT 現代貨幣理論入門」を先に読んでしまいましたので、逆だったら良かったなと思いました。

ランダルの著作は、ケルトンをもっと深堀した内容です。
MMTの概略は知っているけど、もう少し詳しくしかも分かりやすく知りたいという方には良い本だと思います。

内容については、詳しくは述べませんが、MMTについて真剣に理論の一つとして認めてはどうかと私は思います。コロナ対策で日本はすでに、100兆円以上国債を昨年度発行しているにも関わらず、今日の国際長期金利はほぼ横ばいで金利が上がる気配はないです。

MMTは、無尽蔵に国債発行や財政支出をするのではく、支出の目標をインフレ2~5%に達するまでとしています。単純に需要と供給の論理で言えば、需要が少ないからデフレになるのであり(今の日本)、需要を喚起するために財政支出をするべきです(特に今!)。

そして、需要が供給を上回るとインフレ圧力がかかるので、財政支出を調整するか、課税をすることにより、需要を抑える。
このアクセルとブレーキを日本はバブル崩壊からの30年間、ほぼ逆に踏んでいる。

だから景気が一向に上向かないし、上向いて軌道に乗る直前で消費増税の急ブレーキをかける。この歴史の繰り返しでした。
そろそろこの負のスパイラルから脱出してもいいのでは?!

#ステファニー・ケルトン
#ランダル・レイ
#MMT
#財政赤字
#コロナ対策
#国債
#インフレ
#結集ひろしま
#広島4区
#安芸区
#海田町
#熊野町
#坂町
#大和町
#東広島市
#府中町
#立憲民主党
#衆議院

この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?