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2021夢日記  面倒な飲食店  ji-jyo 12月14日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は何だか面倒くさくて残念な展開だった。

始まりは知り合いの女性と夕食どきに車で走っているところからだった。

『ねえ、ちょっと行ってみたいお店があるんだけど。』

『いいよ。どこにあるの?』

『それがちょっと変わってて。あんまり遠くはないんだけど私も初めてだから何のお店かはよくわからないんだけど。ただちょっとね…。』

何だか含み気味の言い回しが気になったが、ひとまず彼女が行きたがっている飲食店へと車を走らせた。

しばらく走るとおかしなことに気が付いた。

『あれ? この道で本当に間違いない? この先はまだ道が繋がってなくてUターンしても行き止まりのはずだよ。』

『大丈夫。そのお店Uターンして工事中の縁石を超えたところに建っているから。』

そんなところに店なんかあったかな。でもあんなところ車で走ったことも歩いたこともないからわからなくても当然か。それにしてもいつからそんなところに。

『そのお店何が食べられるの?』

『それが本当に情報が乏しくて。私は友人から噂程度にそのお店は隠れた名店としか聞いてないんだ。』

なんかいろいろわからないことが多いんだな。何のお店かよくわからないが、名店と言われるくらいならそれなりに期待できるだろうと向かっているといよいよUターンする突き当りまで到着した。

『ここでUターンでいいんだよね? それから?』

『20メートルくらい進んだところに車が通れる縁石の境目があるらしいからそこから奥に入っていくと灯りが見えるはず。』

言われた通りに進んでみるとそこには確かに昔ながらの日本家屋的な家が建っていた。

『これ…だよね? 何かお店って言うか家みたいだけど。』

『ここで間違いないわ。入ってみましょう。』

引き戸を開けて中に入るとそこは確かに飲食店のようだ。数組の客の姿も見え最初に感じたいい匂いは和食のお店のような…。

『いらっしゃいませ。で、本日はどのような食材をお持ちになられましたか?』

『は?』

出迎えてくれた女将さんに訳の分からないことを聞かれて二人ともあっけに取られる。

『あの。こちらは初めて来まして。食材ってどういう意味でしょう?』

『当店はその日お客様が召し上がりた食材をお持ちいただき、それを料理して提供しております。ですからお代は料理の手間賃のみということです。もし何もお持ちでないようでしたらもう一度改めてお越しください。』

そんなお店だったのか。確かに何だか知る人ぞ知る感が半端ないようなところだけど。

『ねえねえ。どんなお店かはわかったけど何やらちょっと面倒くさいよ。今日は別のところで済ませようか?』

『嫌よ! ここまで来たら何としてもこのお店で夕食を食べてやるわ! さあ!! 食材を探しに行くわよ!』

彼女にこれから冒険にでも出るのかよと突っ込みたくなるほどの勢いで捲し立てられたあたりで今日は目が覚めた。

変な夢だったな。お腹が減っていたからスムーズに食べられるお店だったら良かったのにと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 11月夢日記 ~ji-jyo~】


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