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2021夢日記 不思議な蕎麦屋 ji-jyo 4月21日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは最後にご紹介しておきます。

昨日は早く眠ったせいか、たくさんの夢を見た。

まずはよく見るトイレに関する夢。

閉店間際のパン屋さんに行くと、レジ打ちをしていた女店長が加藤綾子アナだった夢。

そして最後はなんとも不思議な蕎麦屋に行く夢。

今日は蕎麦屋の夢を書いていこう。

始まりは小雨が降る夕方くらい。僕は営業車の白いバンに乗って忙しく街中を走っていた。

もう間もなく仕事終わりの時刻が迫っているのに、残り2件ある営業先を回らなければならないことに焦りを感じていた。

しかし走行している道はやけに坂道が多い。ずいぶん下り坂が続いたかと思えば今度は上り坂。しかもまたもや長い距離。
仕事に疲れるというよりも、この異常なまでに多い坂道に疲れてしまうといった状況だった。

『そういえば、前に話した蕎麦屋。今日連れてってあげるから。このあと行こうよ。』

助手席に乗っていた同僚の女性がいきなり口を開く。

『蕎麦屋? ああ、前に話してたちょっと変わった蕎麦屋か。』

『確かに変わってるけど本当に美味しいのよ。どこにも宣伝とか出してなくて、知ってる人しか行けないし、予約も受け付けてないんだから。』

隠れ家的な蕎麦屋なのか。仕事が終わりに差し掛かる頃に蕎麦の話しなんか聞いたら、なんだか急にお腹が空いてきた。

それから仕事を終えた僕らは、隠れ家的な蕎麦屋に向かっていた。

例のごとく上がったり下ったりの激しい坂道の多い街中を走っていると、

『あっ!そこ!そこの路地に入って!』

急に指示されたその道はやけに細くて、車が1台ギリギリ通れるほどの道だった。

『これ細くない? 本当にこの道入って行くの?』

『そうなのよ。しかも一方通行なわけじゃないから、対向車がきたら絶望的なのよね。』

お腹は空いていたが、なんだか蕎麦屋に行くのが億劫に感じられてきた。
早く着かないかなと思っていたら、今まで普通にコンクリートだった道はいきなりガタガタする砂利道に変わってしまった。

なんだかやけに疲れる展開だ。次から次へと目まぐるしく変わる状況に蕎麦屋への楽しみはだいぶ半減している心境だ。

『あの突き当たりが駐車場よ。運転お疲れさま。』

やっとか。やっと着いたのか。

………。しかし最後の難関が待ち受けていた。

駐車場に入る前の曲がり角はこれまた狭い。
しかもブロック塀的ものが縁石のように作られていて、うまく曲がるにはだいぶ繊細な運転技術が求められるようだ。

僕はどうにか営業車を傷つけないように慎重にゆっくりと曲がった。

やっとだ。やっと駐車場に車を停めて、これでようやく蕎麦にありつける。
駐車場の右手には噂の蕎麦屋が見える。
木造の年期の入った店構えに、オレンジ色の照明が印象的な蕎麦屋は確かに隠れ家的で、食べる前から美味しさの期待を膨らませる。

僕が急ぎ気味で店に向かおうとすると、

『ちょっと待って!このお店は入る前に儀式があるのよ。それをしてからじゃないと入店できないの。』

『儀式? 何それ?』

僕はまるで待てをくらった犬のような気持ちだった。
目の前に美味しそうなエサを出されたのに食べれないあの状況。
さしずめ犬にとってのお手が僕にとっては儀式といったところだろうか。

『このほこらの前で祝詞を唱えてから入るのよ。』

祝詞!? 祝詞ですか! 
なんで蕎麦屋に入る前にそんなことしてからじゃないと入れないんだ!
もういい。お腹はめちゃくちゃ空いてるが、もうごめんだ。いろいろめんどくさくてやってられない。
僕はもう帰る!!

そんなイライラに包まれたあたりで今日は目が覚めた。

どうせなら美味しいお蕎麦を食べたかった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 3月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 2月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 1月夢日記 ~ji-jyo~】


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