見出し画像

🌾🍂戒めの秋🍂🍇

久しぶりの投稿になってしまいました。
最近忘れっぽくなってきたので、備忘録としてつらつらと書いてみます。
(こういう事は特に忘れたくないなぁ。。)

前職では製薬会社/医療機器メーカーなどの企業様とお仕事をすることが多くありました。この業界に関わらず、会社のカラーは本当に様々。その中でも、今でも個人的に陰ながら応援している日系の製薬会社があります。

ある日同僚と2人でその企業に行った時です。
お会いする予定の方も役職付きの方で少しだけ緊張していた私達は少し早く到着して、大層立派な会議室に通されました。 

アポを取っていた方は役職付きの方だったと記憶していますが、予定ではその方とのお約束のみ。その製薬会社からすれば私たちは全くの別業種の会社。ましてや当時20代半ば(当時)の小娘(?)だった私達ですから、相手によっては軽く見られることもありましたし、その辺は慣れています。
ここの企業はやりとりも丁寧だったので、そんなことにはならないと思いつつも、やはりそんなことはならなかったのです。(今でも覚えているほどの良い企業でした)

…トントントン
「失礼します。」

ネクタイ、スーツをしっかり着込んだおじさんがぞろぞろと。んん?途切れない。ペコペコ。一体何人入ってくるんや?えぇえ?アポは1人では…?
結局、我々2人に対しておじさん5人が一堂に介しました。多い(💦)しかも皆役職付き。

想定外に多いお客様に動揺しつつも、いつもお世話になっているお礼と、予定していた業務についての打ち合わせをしていきます。

驚いたのは、皆さん大変ご丁寧な言葉遣い(明らかに我々はかなり年下であるにも関わらず)で接してくださったこと。そして私たちの話を聞き逃すまいと話をしっかり聞いてくださり、其々に持ち込んだノートとボールペンで気になったところを質問して、メモを沢山取ってくれていたことです。

ああ、こんなに誠実に聞いてくれるなんて、その時点で大感動。
その中の方が「生憎我々は御社の業界をよく知らないものですから、色々聞いてしまってすみません。教えてください」と仰いました。
そうか、だからこの企業は伸びるのだ。

所属する企業の大きさに胡座をかかず、自分達の地位を他社相手に図々しく当てはめることもなく弁えられる。
年齢関係なく、知らない知識に関しては一切知ったかぶりをせずに「教えてください」と言うことができる。
年齢を重ねると出来なくなることが、この企業の人たちは普通に出来ている。とっても新鮮で感動した出来事でした。

その後も、この企業の色々な部署の方々とお仕事をしましたが、私の印象は一貫してこちらです。今でもそんな企業風土であってほしいな。
そして、自分はまだまだだけど、そういう中身が成熟した人間になりたいなと、時々思い出すエピソードです。

さて、秋も深まるこの季節、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということで、秋らしいnoteになったでしょうか。(お後がよろしいようで)

この記事が参加している募集

この経験に学べ

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?