フォース同様、福祉にも暗黒面は存在する
で、その暗黒面に堕ちると高邁な理想を持っていようと、正しい道を模索していようとかんたんに受益者すなわち、利用者の権利や可能性を見なくなってしまう、と言うのがあったりしますね。
暗黒面の第一歩ですよ。
福祉は老人介護であれ障害者福祉であれ児童福祉であれ、中々報われない仕事ですし、同時に苦役というか苦行に等しい。
最初の苦役は、おそらく知らない人による現場の話を非難される事でしょうねえ。
老人介護でもそうですけれど、介護の現場では時に強権の発動は必須です。
利用者や従事者だけでなく他にも被害をだしそうな時は強くそれを抑えないといけません。
徘徊老人問題ってのが過去にニュースで取り上げられているので、そういった老人の起こす二次、三次の被害や当人の死亡を防ぐために必要なことも、現場を知らない人が虐待だと騒げば、問題となりできなくなります。
ソレに対して、社会はいい加減なもんで従事者が苦労すりゃいい、と。
困ったことに給料据え置く形でね。
障害者福祉、障害児福祉もまた同様。
権利があるとか人権があるなどで、野放図に自由を与える事で起こる被害は半端ない状態になる事も多々あるんですよね。
性教育をする時も自由だ!なだけで教えてバス停で相互オナニーをする児童とか、女性職員を襲う障害者と言うのもありますけど、これらも外部の無理解が誘導してきた被害、と言えなくもないんですね。
その点では石原慎太郎を完全に支持できませんけど、学校での野放図いかん!問題だと言ったのは、少しは良かったとは思います。
その後が続きませんけどね。
で、そういう被害や苦労が重なる中で、偶々お金がぽんっと(それまでに比べて)手に入るようになったらどうなるでしょう?
経営者なら経営者としての苦労がある中で、ぽんとそれまでは見たことのない大金が手に入るんです。
金に目を眩ませてしまって本来の意義や、活動が二の次三の次、全ては金儲けに!な思考パターンが出来てしまいます。
もちろん、金がないとどうにもなりません。
金が在ってこその福祉事業の持続が可能となりますが、障害者や障害児、老人を集めるだけで金になる、と言う事に考えがシフトしてしまったらもうだめです。
金儲けのための金儲けになっていきますし、そこに金を山分けしましょうわはは!なコンサルじみた所が入ったらどうなるやら。
これまでの世間の無理解と貧乏を一気に改善できるならと、療育も介護も教育も支援も放り出してしまう事が増えてくるんですよね。
事実、同業の福祉関係でも公的な支給金、支援金を入れやすくなった所では本来あるべき業務を放り出して、障害者の日中一時預かりなんかyoutubeみせておけば良いから楽だと豪語する人も。
で、どうなるか。
利用者や保護者、受益者からの不満や苦情が増える訳で、その声しか届かない行政はより規制を強くする、対応を厳しくする等するしかないんですね。
本来なら、そういった業者を取り締まる方向で行くのがそれもできない状態にするのは、福祉に興味があるだけで実際には知識皆無で名誉欲の強い政治家が関わってくる事で、問題を悪化させる一方なんですよね。
もちろん、行政側だってザルや節穴ばかりじゃないので改善を行ってはいますが追いつかないのが現状。
必要な事はしているけれど、それもおいつかない。
情報が正しくこなかったりしますし、そういう事や問題の提起をする人に対して、訴訟をチラつかせたり脅したり等をする事業者も後をたたないと言うのがあるんですね。
これで行政や政府を叩くのは一番楽な逃げ道ですが福祉の暗黒面を育てているのは結局は、事業者の意識の低さ(知識の低さと言った方が良いかも)や、そこで金儲けできると思った中抜なコンサルや代理店、またドラマチックな事しか言わないマスコミ等メディアの問題として意識しないと遠からず老人介護も障害者福祉も、また児童福祉もただの廃人工場にさせられてしまうかもしれないって可能性が高いって事なんですよね。
それを避けるにはまず悪党は一つだけじゃないって事になるんですが福祉の暗黒面に陥る様な事にならない正しい情報の流布が大事って事にはなります。
ま、フォースもジェダイも滅んじゃった様ですけど、そういうのにはならんようにしたいですね。
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