JIDAI

大学院卒 異動1年目 特別支援学校教諭です。トラブルやドラマがあり、毎日奮闘中です。一…

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大学院卒 異動1年目 特別支援学校教諭です。トラブルやドラマがあり、毎日奮闘中です。一人で抱え込まず、一緒に頑張っているという気持ちで読んでもらえればと思います。

最近の記事

急がば回れ

 特別支援学校で、何事も説明することを心がけている。 障がいの程度にかかわらず、口頭で理由や意図を説明してから関わるようにしている。特に、サポートをするときには意識しなくてはならない。 それぞれに意図がある  障がいの特性によって、行動の意図が読み取れないことがある。しかし、教員は、その生徒の可能性を広げるためにも多くの行動を要求する。ときには、身体接触をしてサポートする場面もある。また本人の意図とは違った行動を要求する場面もある。なんの説明もなく行動を要求されたらどうだ

    • 逃走中 in 学校内 週に一回の攻防

      これは、昔の話である。 特別支援学校では、授業を進行する教員(MT)と授業をフォローする教員(ST)で構成される。今回は、自分がSTになった時の話をしたい。 試し行動の連続 自分が主に担当した生徒は、離席が多く、場合によっては教室から飛び出してしまうこともある生徒だった。初対面からその行動が起こされた突然立ち上がり、教室の隅へ行ってしまった。こちらが近づくと離れていく。こちらが離れると近づいてくる。この繰り返しであった。もしかしたら、遊んでいるような気持ちだったのかもし

      • 「紙を半分に折って」と言われたら、縦半分と横半分のどっちに折る??

         特別支援教育をしていて、動作や行動、物事をどれだけ細分化して教えることができるのかかが重要だ。 だが、それは難しい。 細分化の難しさ  特別支援学校では、大雑把な指示ではうまくいかないことが多い。特に新しいことを勉強する時には、細やかな指示が必要だ。細やかな指示の裏側には動作や行動、物事を細分化できるかどうかで指示の解像度が変わる。  例えば、「紙を半分に折って(横半分に折るつもりで伝えていたとする)」と伝えたら、多くの人が横半分におるかもしれない。しかし、縦半分におる

        • 「素直さって大切」と話したら、信者が増えてしまった話

          伝えた教祖が、一番驚いている。 今年、特別支援学校高等部1年生の担任になり、まず初めに生徒たちに伝えた言葉が「素直さ」だ。障がいの特性や今までの経験から意固地になってしまうことがある。初めての連続である1年生には、「素直になってほしい」と思ってこの言葉を伝えた。 「素直さ」って HRでこんな形で伝えてみた。 「高校生になったら、新しいことがたくさんあります。先生たちからアドバイスされることや教えてもらうことがあると思います。そんな時には、ありがとうございますと言って、す

        急がば回れ

        • 逃走中 in 学校内 週に一回の攻防

        • 「紙を半分に折って」と言われたら、縦半分と横半分のどっちに折る??

        • 「素直さって大切」と話したら、信者が増えてしまった話

          教員も夏休み開始!!!

           夏休みシーズンになりました。私の勤めている学校でも夏休みが始まりました。嬉しい気持ちでいっぱいです。教員の夏休みって意外と知られていないですよね。どんなことをしているのかご紹介します。 教員の夏休みって??? 夏休みといっても、平日の2/3は出勤日です。  主に事務処理をしています。夏休み明けの授業準備、生徒情報をまとめる行事の打ち合わせ資料等パソコン業務が多いです。    研修があることもあります。通常は授業があるので、研修に参加しづらいですが、子どもたちがいないタイ

          教員も夏休み開始!!!

          学級経営って難しい・・・

          学級経営の大切さ  授業をする上で、クラスの雰囲気がとても大切だと思います。同じ授業展開でもクラスによって、反応や態度は違います。そのベースとなっているのは、学級経営、クラス作りです。学びの姿勢、気持ち作りなど生徒たちのモチベーションを保つために働きかけなくてはいけないと思いました。 学級経営のポイント  学級経営をする上で大切なのは、「HRの時間をどう使うか」だと思っています。「どうして学ぶのか」「どんな力を身につけることが大切なのか」等、生徒たちが納得できる理由・

          学級経営って難しい・・・

          不都合があると体調不良になる子どもいるよね

          教育現場では、「誤学習」という表現が使われることがある。特に、特別支援学校等、特別支援教育が行われている現場でよく聞く表現だ。 誤学習とは ある状況に対して不適切な行動を示すこと、その行動が解決策として正しいと理解していることである。ある状況下で不適切な解決策として体験し、再度同じ状況になった時に不適切な解決策を繰り返すことである。 誤学習の対応の難しさ 子どもは多くの人と触れ合いながら、関わり方を学んでいく。楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったことなどの体験の

          不都合があると体調不良になる子どもいるよね