「素直さって大切」と話したら、信者が増えてしまった話

伝えた教祖が、一番驚いている。


今年、特別支援学校高等部1年生の担任になり、まず初めに生徒たちに伝えた言葉が「素直さ」だ。障がいの特性や今までの経験から意固地になってしまうことがある。初めての連続である1年生には、「素直になってほしい」と思ってこの言葉を伝えた。

「素直さ」って

HRでこんな形で伝えてみた。
「高校生になったら、新しいことがたくさんあります。先生たちからアドバイスされることや教えてもらうことがあると思います。そんな時には、ありがとうございますと言って、すぐに直せるようにすると立派な大人になれるよ」と話してみた。
このクラスは、大人・社会人という言葉に憧れがあり、立派な大人になりたいという気持ちを持っている。そんなこともあり、「素直さ」という言葉がクラスの共通の言葉になった。

ここまで浸透するのか

HRをして数日。クラスメイトが素直になれていない時に、周りの生徒が「素直さだよ」と言葉がけをしていた。それは、教員が生徒たちに言葉がけをしている様子を見て同じように行動したのだと思う。ここまで浸透するのかとびっくりしてしまった。もしかしたら、元々素直な気持ちがあったのかもしれない。それをこちらが言葉として表出(ラベリング)できたのではないかと思った。

素直さって大切

素直にいることは難しい。アドバイスをされると、否定された気持ちになることもある。なので、HRでは、「成長するために、もっと上手になるために、先生たちがアドバイスするんだよ」と強調して話した。そんなこともあって、クラス全体として教員からのアドバイスを素直に受け入れ、努力している。時折、素直になれない時もあるが。素直な生徒は成長が早い。そして好かれる。「なんでもいうことを聞く」ということが、いいことではないと思うが、「素直になろうという姿勢や意識」が大切なんだと思う。

まとめ

初めてのことは、誰しもできないことが多い。そんな時に意固地になるのではなく、「素直さ」を意識して行動できることが「成長のカギ」になるのではないかと思う。子どもだけでなく、大人も。子どもたちは素直だ。その素直さをどのように導いてあげるのか、いつも考えさせられる。子どもたちの幸せのためにもこれからも考えていきたい。

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