ジブン研究的視点でリフレクションを読んだら、自分の大切な価値観に気づいて、人に優しくなれる。
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ジブン研究的視点でリフレクションを読んだら、自分の大切な価値観に気づいて、人に優しくなれる。

導入

みなさん、こんにちは。ジブン研究の原田です。
7月から、ジブン研究に関わるメンバーでジブンについてより深まる本を読み、感想をまとめていくことにしました。
せっかくなら、まとめたものを外に発信していきたい!とこの企画が生まれました。


自己紹介


この取り組みに参加するメンバーの自己紹介をします。
1人目は、ジブン研究の代表の原田優香(はらだゆか)です。
社会福祉士と精神保健福祉士という国家資格を取得し、宮城県で災害ソーシャルワーカーとして仮設住宅の訪問相談員として働いていました。
今はフリーランスとして、様々な組織運営、コミュニティ運営のお仕事をさせていただきながら、「ジブン研究」というプログラムを運営しています。


2人目は、中尾岳陽(なかおたけあき)です。
原田優香とはふだん、ちょっとしたメンターのような付き合いをしており、ジブン研究をすすめるうえでなにか困ったことがあったときや迷うことがあったときに、まず相談をするひとりです。問いを立てることや傾聴などを普段から意識しており、本を読みながら、ジブン研究に沿った学びを深めるパートナーとしていちばん最初に顔が浮かびました。


▼ジブン研究とは▼
https://jibunkenkyu.com/


リフレクションについて(簡単な本の紹介)

今回取り上げさせていただく本は、こちら。

リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省
熊平美香著

リフレクションは「​内省」の意味。人材教育の分野では、業務をいったん離れて、自分の仕事の進め方、行動、考え方などを振り返り、自分を見つめ直すことを指します。​
ジブン研究は、「リフレクションをグループでおこなっていく取り組み」と言い換えることができるぐらい、リフレクションとは切っても切れない関係です。

ジブン研究でやっていることとリフレクションとの関連性

本のなかで、リフレクションはおもに4つの視点で1つの物事を見つめてみることからはじめると紹介されていました。このフレームワークの目的は、メタ認知(認知していることを認知する)力を高めることです。
4つの視点は、「1.意見」「2.経験」「3.感情」「4.価値観」です。

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ジブン研究では下記のプロセスで、認知の4点セットができるようになっていると感じています。

最初は、ばーっと最近の出来事を話してもらいます。
その後に、参加者同士で、「なんでそんなイライラしたの?」「怒りの根本にはなにがあるの?」とその出来事の深掘りをしていきます。
この深堀は、自分が大切にしている「価値観の認知」です。

その時に、感情ベースで話してしまうことは(怒り、悲しみに任せて言葉を発すること)対話的じゃなくなってしまうので、「今、感情ベースで話していないか?」自分に問いながら話すようにしています。


ジブン研究では、意見、経験、感情をまず並べてみて、特に価値観を深ぼっていく感覚があるなということがひとつ、大きな発見でした。

そもそも「わたしの価値観」が言語化されることの難易度が高いとも思っています。意見はあるけど、「なんで?」という質問に対してとっさに答えられることって少ないのでは、と。
本にも「価値観がもっとも難易度が高い。抽象概念なので慣れるまでは難しいかもしれない」と明記してあります。

|なぜ、価値観から深堀るのだろう?

出来事から見える、わたしの価値観を深堀する。言語化する。この経験を重ねると、なにが起きるか。参加者の様子を見ていて、「価値観の言語化」は、自分の自信になると感じています。価値観を言語化していくと、「なぜ、そのときにその感情が生まれたのか」「なぜ、自分はそのような感情が湧き出たのか」を、自分自身が理解する体験になります。
その積み重ねが「わたしは、わたしの価値観にもとづきこの行動を選んでいる!」という気づきに繋がります。
日々、「なぜわたしはこの感情を抱いているのか」ということに自覚的になると、その感情を抱くジブンのことを大事にできる最初の一歩になります。
価値観に沿わないときに怒りや悲しみなど、ネガティブな感情がが湧いてくる。価値観を認知できてはじめて「価値観に合わないことはやらないようにしよう」と選択ができるのではないかと、わたしたちは考えています。
たとえば「約束を守りたい」が価値観だとすると、常に遅刻してくる人との付き合いはやめよう、とか。

「なぜわたしはいまネガティブな感情になっているのだろう」ということに自覚的になれると、ネガティブな感情が生まれているジブン=ジブンが満たされていないときに「どうしたら、満たされるようになるか?」も考えることができるようになります。「なぜ、ネガティブな感情が生まれているのか」に自覚的になることで、初めて「自分自身を満たすための行動」ができるのです。


つまり、ジブンを大事にすることと、その先にある、人にやさしくなれることは、ジブンの価値観を知ることからはじまることが多いと、プログラムを運営するなかで感じています。


本を読んで改めて、お互いが感じたこと


(中尾)
大きな感想として「リフレクションは技術なんだ」ということがあります。ジブンひとりで起こったことなどを振り返ると、自分自身の「考え方のクセ」のようにとらわれることも多くあるのではと感じます。ネガティブになりすぎたり、必要以上に自責思考にとらわれたり・・。たとえば「それは、あなた自身というよりも、チームの課題なのでは?」と感じるシーンで「わたしがもっとこうできていれば・・」と考えてしまう人が多いことは実感としてあります。
だから「リフレクションは技術」なのです。空手でいう「型」が、リフレクションにおけるフレームワークだと思いますし、「起こった出来事を、様々な視点から、正しく振り返る」ことがリフレクションの第一歩なのだとしたら、それを複数人でやる場所がジブン研究なのかなと感じました。

価値観を深堀するのももちろん大切で、それはジブン研究だからこその価値だと思う一方で、この本からの気づきとして、価値観以外の「意見、経験、感情」も、自分の思考が生まれる起点になっていることがあると学びがありました。強い感情が起こったときに「なぜ、その感情がわいてくるんだろう?」の問いがより多様になっていくヒントがたくさんあった一冊だなと感じています。

(原田)

リフレクションを読んで、やはり、自分の感じたことや考えていることを言語化していくためには、ある程度のフレームワークは必要だなと。「さあ、あなたが思ったことを言語化して」って結構難しいし、わからない。だからこそ、認知の4点セットのように、わかりやすく、ちょっと一歩引いて「わかる」ようになるための練習を仲間と共に積み重ねていくこと。認知の4点セットは訓練でできるようになるという実感があります。

その認知の4点セットをどうやって訓練していくのか。その具体性をより理解できる内容だったと思います。

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次回の本も、ぜひお楽しみに!!!

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