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私にとって大切な人は誰か(テツガク作成事例②【家族・人間関係】)

記事を開いていただき
ありがとうございます!


私は、
「人生迷子を1人でも減らす」ために
日々、情報発信やプログラム運営をしています。

その中で、中核となっているのが、
人生の指針となるテツガクを作成する
というサポートです。


前回の記事では
テツガクを作成する人生の6領域のうち
「キャリア・仕事」について書きました。


この記事では、引き続き
テツガクの作成事例
ご紹介します。

今回は、
「家族・人間関係」の領域について
私のテツガク作成を解説します。

繰り返しになりますが、
大切なのは結果以上に
作成のプロセスです。

私のテツガク作成のプロセスを
辿りながら書いていきますので、
どうぞお付き合いください!


テツガクとは何か

まずはじめに、改めて
私の言うテツガクについて
簡単に説明します。

テツガクとは、シンプルに言うと
「人生で大切にしたいこと」を
言葉にしたもの
、です。

それも、
「自由を大切にしたい」「愛を大切にしたい」など
価値観のレベルまで深掘りして言葉にしたものです。

具体的な形式などは
前回記事をご覧ください。

私の提供するメソッドでは、
人生を6つの領域に分け、
それぞれテツガクを作成します。
(画像参照)

また、私が運営する
ジブンテツガク・プログラムでは、
それらを総括した「人生テツガク」を
作成するところまで行います。


人生の6つの領域について


さて、今回は6つの領域のうち
「家族・人間関係」についてです。

ちなみに
6つの領域は以下の通りです。

「キャリア・仕事」
「家族・人間関係」
「生活環境・お金」
「趣味・余暇」
「学び・成長」
「健康・美容」

今回は、この領域について
少しお話しします。

「家族・人間関係ってけっこう広いな」
と感じたのではないでしょうか。

上の6つの領域のように
人生をいくつかの要素に分ける
やり方は無数にあります。

4つに分ける場合もありますし、
8とか10とか12とか
さらに細かく分けるものもあります。

もちろん細かければそれだけ
自分の思っていない視点に気づけますが、
私はあえて6つにまとめています。

というのも、細かく分けると
人によって重要度がとても低いものも
等しい大きさの枠になってしまうからです。

例えば、とある分け方ではこの領域は
「家族」「恋愛」「人間関係」と
3つに分けられています。

でも、例えば
結婚して、子どもが生まれた現在の私には、
恋愛はそもそも枠が必要ないくらいです。

逆に「キャリア・仕事」で
ボランティア活動などに励む人は
仕事と社会活動とで分ける必要を
感じるかもしれません。

私は、あえて広く区分することで
自分でカスタマイズできる
ように
6つに設定しています。

もし、さらに細かい区分が必要なら、
その領域の中で
分けてテツガクをつくります。

そういう方針です。

あと単純に、
「10や12も指針を覚えられない」
という思いからでもあります。


かふぃの家族・人間関係テツガク

前置きが長くなりました。

私の「家族・人間関係」テツガクは、
次の通りです。

(家族関係)
「相手の意志と自由を尊重し、
 愛情をもって接する」

(その他)
「知的に刺激しあえるような交友をする」

です。


先ほど書いたように、私は
「家族・人間関係」の領域を
2つに分けました。

そのあたりの経緯なども
あとでお話しします。


繰り返しになりますが、

テツガクの作成は、
結果として現れる一文以上に

その過程で起こる自分との対話という
プロセス
が重要です。

とくに
「家族・人間関係」の領域は
人生において変化が大きい部分です。

私自身も作ってみて
自分が人間関係に求めるものについて
いろんな気づきがありました。

今回は、
私が上記の2つに至るまでの
プロセスをご紹介いたします。

ぜひ
「自分だったらどうだろうか」
と考えながら読んでみてください。


①コア・バリューズ(価値観)の明確化


ここは、
前回の記事で作成済みです。

まず、テツガクの作成にあたって
私にとって重要な価値観を
コア・バリューズとして
明確化しました。

私のコア・バリューズは、
自由 尊重 愛情
成長 知性

の5つです。

ちなみに、すべての領域で
5つすべてを使う必要はありません。

あくまで根っこにあるものなので、
5つの表れ方は領域によっても
人生の時期によっても変わります。


②家族・人間関係のテツガク作成


では、
テツガク作成に入ります。

テツガクを作成する際、
まずは一度、その領域で大切にしたいことを
できるかぎりあげてみるのでした。

紙に書き出してもいいですし、
パソコンに打ち込んでもいいです。


ちなみに私は、
はじめから家族とその他の人間関係を
分けて考えていました。

私の人生において
子どもの誕生と家族の形成が
とても大きなできごとだと自覚していた
ためです。

ですが、
この過程は人によりさまざまです。

家族も含めた人間関係と捉えて
書き出してみて
分けてみてもいいです。

もちろん、はじめから
いくつかの枠に分けて
書き出してみてもいいです。

そこもまた
自分の人生における
「家族・人間関係」の領域での
価値観を振り返るプロセスです。


そうしてあげてみた
私が「家族・人間関係」で
大切にしたいことは、
以下のようなものでした。

(家族)
・妻や子どもの意志を尊重する
・お互いを大事に扱う
・子どもの成長を阻害しない
・子どもにのびのび育ってもらう
・妻と仲良く過ごす
・一人ひとりの時間を大切に扱う etc.

(その他人間関係)
・成長につながるような交友関係を持つ
・知的に刺激しあえるコミュニケーション
・同じ趣味を持つ友人
・互いに違う価値観で刺激し合う
・相手を人格として尊重する  etc.

こんな感じでした。
(当然、こんなに言葉は
 整っていませんでした)

前回と同じく
今までの経験を振り返りながら、

「こういうのは良いな」

「こういうのは嫌だな」

今の自分の価値観を
掘り下げていきます。


ここから先ほどあげた
大切にしたいこと
コア・バリューズを見ながら、

自分が「家族・人間関係」において
大切にしたいことを
一文にまとめて「テツガク」にします。

「テツガク」は、書き方に
「◯◯に〜〜する」
という形式を設けています。

「◯◯に」の部分には、
自分が大切にしたい価値や性質が入ります。
「〜〜する」の部分は、
行動を示す動詞が入ります。

こちらも詳しくは
前回の記事をご覧ください。


そうして私がつくったのが

(家族関係)
「相手の意志と自由を尊重し、
 愛情をもって接する」

(その他)
「知的に刺激しあえるような交友をする」

という家族・人間関係テツガクです。


家族に対しては
「尊重」と「愛情」を大切にしたい。
それが大きな指針です。

私にとって、
相手の意志を理解し、尊重することが
「愛情」の示し方
だと考えています。

といっても、
これも自分の価値観を掘り下げるなかで
気づいたことなのです。


その他の人間関係においては、
「知性」「成長」が重要だと思いました。
(コア・バリューズにあるものです)

「成長」という言葉は使っていませんが、
「知的に刺激し合う」ことが
精神的な成長につながると考えました。

このあたりも、人によっては
義理人情が大切だったり、
助けあうことが大切だったりするかと思います。

あなたはどうでしょうか?


以上のテツガクが、
私が誰かと交流をするうえでの
指針、コンパスになっています。


テツガク作成で得られた気づき


「家族・人間関係」テツガクを作った
私の気づきは、

友人や親戚に多くを求めていない、
家族の存在がとても大きい

という2つです。

元々、私は友人が少ないですし、
親戚づきあいも極めて少ない家柄です。

親戚同士仲が良いような話を聞くと
「楽しそうでいいなぁ」
と思うこともあります。

でも、そもそも私自身が親戚づきあいに
何かを求めていないことに
気づきました。

私にとって地縁や血縁よりも
「その相手、個人がどういう人なのか」
「その人からどんな学びを得られるのか」

といったことに関心があるとわかりました。

友人に対しても同様で、
「友達だから遊びに行こう」
というような考えは皆無です。

何かやりたいことをするときに
一緒にやりたい人がいたら誘う。
そのくらいです。

見る人によっては
とてもドライに見えると思います。

もちろん、友情や地縁や血縁を
無価値と思っているのではありません。
(同じ地元の人に会うと嬉しいです)

あくまで人生における重要度の度合いです。


また、
家族についての方が
大切にしたいことで書けることが
多かったです

それも、
存在が大きいことを示すものでした。

妻と子どもで分けて書いてもよかったのですが、
ここも自分でまとめていくうちに

「あ、根底は一緒だな」

というような気づきがあったので
一つにしています。


個人的な話ですが、
私は子どもが生まれたときに
半年間の育児休暇を取得しました。

職場の男性としては
はじめての取得でした。

でも、私は
子ども好きだったわけではないのです。

親戚の中で一番の末っ子で、
赤ちゃんや年下の子どもを
小さい頃に見た経験がほぼない。

教員時代も、相手は高校生。
もう立派に自我があり
大人に近しい存在です。

子どもが好き嫌い以前に
そもそも関わりがなかったのです。

そして、いざ
自分の子どもが生まれてみると。。。

可愛くてしょうがないですね。

育休期間中は妻とコアタイム制で
交互にお世話をしていましたが、
日に日に成長していく姿が愛おしい。

私が「愛情」を自覚したのは、
子どもが私に教えてくれたからです。


それでも、
私の精神状態がひどかったときに
強く怒ってしまったなどの悔いはあります。

今もイヤイヤ期で、
後から「よくなかったな」と思う
コミュニケーションをしてしまうこともあります。

その度に
「相手の意志と自由を尊重し、
 愛情をもって接する」
というテツガクに立ち返ります。

「さっきのは違う。
 ◯◯(子ども)にも意志があるんだから、
 そこをしっかり聞かないとだった。」

そんな風に思いなおし、
フォローをしたり行動を変えるようにしたり。

指針があるから、改善もできる。

これが、なんとなく世間の言う
「良い親」になろうとしていたら
しんどくなると思います。

私はテツガクに沿って
少しずつ前に進むイメージ

毎日を送れています。


「家族・人間関係」テツガクの注意点


この領域でテツガクをつくる時に、
一つ注意点があります。

他の領域でも言えることなのですが、
特にここで気をつけたいことです。

それは、
「自分次第なことをテツガクにする」
ということです。

例えば、家族関係だと
「愛に満ちた家庭にする」
というようなテツガクを立てたくなります。

もちろん、この言葉は
とても素敵です。

でも、
「愛に満ちた家庭にする」には、
パートナーの気持ちや行動
子どもの気持ちや行動など

自分ではどうにもできないこと
多く含まれています。

結果として
「愛に満ちた家庭」になることは
目指したいのですが、

テツガクは
「自分の行動の指針」でもあるので、
自分の行動にフォーカスするのがおすすめです。

「愛に満ちた家庭にする」ために
自分がすることは何か?

「愛情をもって接する」なのか
「オープンに話しをする」なのか

「愛に満ちた家庭」を実現している
自分の振る舞いをイメージしてみる
書きやすいかと思います。

最近、
「コントロール可能なもの/不可能なもの」
という区分が自己啓発で流行っていますね。

まさに、
「コントロール可能な」ことを
テツガクにしておいた方が
指針として機能しやすい
です。

この点、
意識しておきたいところです。


余談ですが、この話のもとを辿れば
私が影響を受けている古代ギリシャの哲学者
エピクテトスの思想なのです。

ご興味ある方は、
こちらの本をおすすめします。
専門性と読みやすさが両立している名著です。


おわりに


最後までお読みいただき
ありがとうございます!

今回は、「家族・人間関係」の領域で
テツガク作成のプロセスを
私の事例をもとにお話しいたしました。

人生に迷う方へ、
「テツガクの作成」という選択肢を
お示しすることができたなら幸いです。


ちなみに現在、ストアカにて
90分のテツガク作成ワークショップを
開催しております。

プログラムのものより簡易的ですが、
この記事で書いたようなプロセスを
体験できるものとなっています!

Xやインスタのフォロワー様は、
現在無料でご体験いただけます!

DMか公式LINEよりお申しこみください。

あと2名の方に無料体験を
助けていただきたいです!


また、私が運営している
ジブンテツガク・プログラムでは、

こうしたテツガク作成と
セルフ心理ケアスキルの習得によって
3ヶ月で人生を乗り越える
サポート
をしております。

ご興味ある方は、
こちらの記事もご覧ください!


最後の最後までお読みいただき、
ありがとうございました!


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