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「私にとって」の自由(テツガク作成事例①【キャリア・仕事】)

記事を開いていただき
ありがとうございます!


私は、
「人生迷子を1人でも減らす」ために
日々、情報発信やプログラム運営をしています。

その中で、中核となっているのが、
人生の指針となるテツガクを作成する
というサポートです。


この記事では、
テツガクの作成事例として

私、かふぃのテツガクを
ご紹介します!

先に言いますと、
ここで大切なのは結果以上に
作成のプロセスです。

私のテツガク作成のプロセスを
辿りながら書いていきますので、
どうぞお付き合いください!


テツガクとは何か

まずはじめに、
私の言うテツガクについて
簡単に説明します。

テツガクとは、シンプルに言うと
「人生で大切にしたいこと」を
言葉にしたもの
、です。

それも、
「自由を大切にしたい」「愛を大切にしたい」など
価値観のレベルまで深掘りして言葉にしたものです。

具体的な形式などは後に書きますね。

私の提供するメソッドでは、
人生を6つの領域に分け、
それぞれテツガクを作成します。
(画像参照)

また、私が運営する
ジブンテツガク・プログラムでは、
それらを総括した「人生テツガク」を
作成するところまで行います。

今回は、このうちの、
「キャリア・仕事テツガク」の作成プロセス
ご紹介いたします!


かふぃのキャリア・仕事テツガク

私の「キャリア・仕事」のテツガクは

「知性を発揮しながら、
 時間・場所に縛られず自由に働く」

です。


おそらく、

「へー」

という感じかと思います。

しかし、
私にとってこの一文は
とても重要なものです。

そう感じるのは、
人生を振り返って本気でつくった
私にとって深い意味がある一文
だからです。

テツガクの作成は、
結果として現れる一文以上に

その過程で起こる自分との対話という
プロセス
が重要です。

私自身、
このテツガクの作成によって
いろんな気づきを得ました。

今回は、
私がこの一文に至るまでの
プロセスをご紹介いたします。

ぜひ
「自分だったらどうだろうか」
と考えながら読んでみてください。


①コア・バリューズ(価値観)の明確化


まず、テツガクの作成にあたって
私にとって重要な価値観を
コア・バリューズとして
明確化しました。

私のコア・バリューズは、
自由 尊重 愛情
成長 知性

の5つです。

時期や人生の領域によって
細かい優先順位は変わるので
この5つは基本、同列のものと考えます。

(コア・バリューズを作成する
過程では、便宜上順位をつけます)

この5つは、
今の私の根っこにあるものです。

ここで、「今の」という部分が重要です。

過去どうであったかは関係ありません。
あくまで「今、自分がどの価値観を大切にしたいか」
それにフォーカスを当てて選択します。

しかし、
この5つを選んだだけでは、
指針として少し曖昧です。

そこで、
人生の各領域においてテツガクを作成し、
方向性をさらに明確にしていきます。


②キャリア・仕事のテツガク作成

では、
テツガク作成に入ります。

テツガクを作成する際、
まずは一度、その領域で大切にしたいことを
できるかぎりあげてみます。

ブレインストーミングですね。

紙に書き出してもいいですし、
パソコンに打ち込んでもいいです。


そうしてあげた
私が「仕事・キャリア」で
大切にしたいことは、

・頭を使うこと
・時間や場所の拘束が少ないこと
・自分で決められること
・自分を求めてくれる人を助けること
・成長に関わること
・自分も成長できること
・収入もしっかり得られること etc.

こんな感じでした。
(もちろん、こんなに言葉は
 整っていませんでしたが!)

今までの経験を振り返りながら、

「こういうのは良いな」

「こういうのは嫌だな」

と自分の価値観を掘り下げていきます。


そして、ここからが
正念場です。

先ほどあげた
大切にしたいこと
コア・バリューズを見ながら、

自分が「キャリア・仕事」において
大切にしたいことを
一文にまとめて「テツガク」にします。

「テツガク」は、
書き方に形式を設けています。

それは、
「◯◯に〜〜する」
という書き方です。

シンプルな例では、
「自由に働く」
「愛情深く接する」
「刺激的に暮らす」
などです。

「◯◯に」の部分には、
自分が大切にしたい価値や性質が入ります。

「〜〜する」の部分は、
行動を示す動詞が入ります。


なぜ、
このような書き方にしているのでしょうか?

それは、
人生の目的は「幸せに生きる」ことである
私が想定しているからです。


「幸せに」と書きましたが、
何が幸せなのかは
人によって違います。

つまり、価値観の問題です。

どのように働くのが幸せなのか
どのようにパートナーと接するのが幸せなのか

その「どのように」が価値観です。

先ほどのコア・バリューズ、
そして、書き出した大切にしたいことが、
その「どのように」のヒントです。

そして、もう一つの要素である
「生きる」について。

「生きる」ことは、行動の連続です。
「働く」「食べる」「寝る」「感じる」
こうした行動に「生きる」は分解できます。

人生は行動によってつくられます。

だから、「幸せに生きる」
「◯◯に〜〜する」という行動の指針
具体化していくのです。


ここで一つ注意です。

先ほどたくさんあげた
「大切にしたいこと」の中には、

世間体や常識、見栄から出てきたものも
多く含まれています。

テツガクを作成する過程で、
そうした「誰か」の価値観を
ふるい落としていくように意識します

「どれを優先すれば、
自分は人生をより幸せに生きれそうか」

それだけを基準にするのです。


そうして私がつくったのが

「知性を発揮しながら、
 時間・場所に縛られず自由に働く」

という仕事・キャリアテツガクです。

「今やることは、知性を働かせられるか?」

「自由に近づける選択はどっちか?」

そんな風に
私が仕事をするうえでの
指針、コンパスになっています。


テツガク作成で得られた気づき


このテツガクを作成する過程で、
私には一つ大きな気づきがありました。

それは
「自由」という価値が
私にとって極めて重要であった

という気づきです。


少し、個人的な話に
お付き合いください。


私は元々教員でした。

両親が教員だったというのが
教員になった理由だと、
自分でも思っていました。

でも、ある時
哲学者である苫野一徳さんの
考えに出会い、それが違うとわかりました。

その考えとは、公教育は
「全ての子どもたちが自由に生きられる力を育むため」
にあるというものです。

知識や知恵がなければ、
人生の選択肢は狭まります。
それはあらゆる不自由につながります。

さらに、自由を大事にするためには
他者の自由も認める必要があります。
それを学校という共同体で学ぶのです。

教育の目的を「自由の実現」と捉えた時に
私はそれをしたくて教員になったのだ
と合点がいきました。


もう一つだけ、
お付き合いください。

私は大学で哲学を専攻しました。
自分で言うのもなんですが、
なかなか変…珍しい選択です。

実は、この選択の前段階、
高校で文系理系に分かれるとき、
私はすごく迷ったのです。

高校まで私は
理系科目の方が得意でした。

暗記は苦手だし、数学が好きだし
親も「あんたは理系」
と言っていました。

でも、国語も得意だった私は、
文系理系で分けられることに
すごく不自由を感じていました。

「学びたいことを
 自由に学ばせてほしいなぁ」
と思っていました。

そんなある日のできごと。
私は、学校の図書館で
生物学に関する本を読んでいました。

そこには、
「地球は一つの大きな生命体」と
考える仮説が書かれていました。

それを見た私は、
「これはもう哲学や思想の領域じゃないか」
と思ったのです。

そして、私は
「理系が得意な文系がいたっていいじゃないか!」
そう思って、文系で哲学を学ぶことに決めました。

これも、「文系理系」という境界を超えて
自由に選択したいという思いからでした。


他にも、細かい経験は多くありますが、
「自由」が私の人生に大きく関わっていることに
気づいたのです。


「自由なんて誰でも重要でしょ」
そうなのです。

でも、少しきつい言い方をすれば
多くの人が軽々しく「自由」を
使ってもいるとも思います。

なんとなく今の環境が嫌だから
自由になりたいな。

その人の「自由」は、
「嫌なことからの逃避」です。

でも、人によっては
「親から厳格な教育をされて
 ずっと不自由を感じていた」
とか、
「束縛がひどい恋人から解放されて
 自由に生きることを大事に思った」
とか、

「自由」の価値を
リアルに体感する方もいらっしゃいます。

そうした方が選択する「自由」は
人生において
とても大きな意味を持ちます。

私にとっての「自由」は、
人生全体におけるテーマと言えるほど
経験を伴った大きなもの
だったのです。


そして、テツガクを作成したことで、
さらに精神的な効能がありました。

テツガクを作成したことで

不登校だった中学時代の私
進路に迷った高校時代の私
悩みながらも働いた教員時代の私

そのすべてに、
意味があると考えることが
できるようになりました。

過去に起こった事実は
変わりません。

でも、テツガクを作成する過程で
自分の価値観を深掘りすることで、
過去に新たな意味が生まれたのです。

そして、このテツガクに沿ってなら
この先の自分は生き生きと日々を送れる

そんな
未来への勇気ももらうことができました。


テツガクを作成したのは、
適応障害で休職し、人生に絶望していた頃。

「自分の人生、何の意味もない」

そんな風に考えてもいた時期です。

そのどん底の時期に、
上記のような希望をくれたのが、
テツガクの作成というシンプルなことでした。


不思議なもので、
「今」の私が何を大切にしているかを
深掘りしていくことで、

未来の指針にもなると同時に
過去の肯定にもなったのです


ただこれは、
テツガクを自分でつくらないと
意味がありません。

私がつくったものを、
そのまま指針にしようとしても
きっと夜には忘れていますよね。

だからこそ、
自分と対話し、自分のテツガクを
作り上げるプロセスが大事なのです

あなただけのテツガクを作成したとき、
それはきっと人生の指針として
あなたに希望をくれることと思います。


おわりに


最後までお読みいただき
ありがとうございます!

今回は、テツガクの作成について
その実際のプロセス
私の事例でお話しいたしました。

人生に迷う方へ、
「テツガクの作成」という選択肢
お示しすることができたなら幸いです。


ちなみに現在、ストアカにて
90分のテツガク作成ワークショップを
開催しております。

プログラムのものより簡易的ですが、
この記事で書いたようなプロセスを
体験できるものとなっています!

Xやインスタのフォロワー様は、
現在無料でご体験いただけます!

DMか公式LINEよりお申しこみください。

あと2名の方に無料体験を
助けていただきたいのです!


また、私が運営している
ジブンテツガク・プログラムでは、

こうしたテツガク作成と
セルフ心理ケアスキルの習得によって
3ヶ月で人生を乗り越える
サポート
をしております。

ご興味ある方は、
こちらの記事もご覧ください!


最後の最後までお読みいただき、
ありがとうございました!


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