BOOKS アリーテ姫の冒険
5歳にムスメちゃんも
怒り・寂しがり・喜び・楽しみ・・・
いろいろな感情を
まだ言葉で言い表すことが出来ず
もどかしく地団駄踏んでいるさまを見て
心の中では”がんばれ!”って言っている
ひからいとです^ ^
がんばれー!
アリーテ姫の冒険とは?
さて
そんなムスメちゃんに読んで欲しいなと思った1冊を紹介
【アリーテ姫の冒険】
ダイアナ・コールスさんが書かれた本で
以前にはあちゅうさんのVoicyで紹介されて知ったのですが
はあちゅうさんは以前から
YouTubeやブログなどでも度々紹介されているようですね
この本のタイトル通り
アリーテ姫
姫(女性)が主人公の物語ですが
以前のお城の奥で静々とたたずむお姫様ではなく
ディズニーをはじめとした最近の物語で活躍する
アクティブなお姫様の冒険物語
女性を人として
描いている物語です
少し差別的な表現ですが
以前の物語だと
英雄や騎士(男性)の褒美として姫(女性)が
描かれている物語が多かったですが
この物語では
ステレオタイプな姫像をぶち壊して
素晴らしい才能と知性の持ち主として
姫を描いています
人物紹介
カンタンに
登場人物を紹介します
(女性)
アリーテ姫:主人公、知識と勇気と優しさを持つ行動派
ワイゼルおばあさん:アリーテ姫に3つの願いが叶う指輪を与える
アンプルさん:料理が得意なボックスの雇われ人、理性的で姫に優しい
(男性)
王様:
・アリーテ姫の父親
・宝石にしか興味がなく姫と宝石を交換する物欲の象徴
ボックス:
・魔法使い
・人を不幸にする魔法しか使えない
・自分を殺しにくる姫を逆に殺すという妄想に取り憑かれた人
・人の足を引っ張るのが好き
・頭悪い
・責任転嫁が得意
グロベル:
・ボックスの召使
・腰巾着、頭悪いがボックスよりちょっと知識がある
・あわれな末路
ダラボア王子:
・外見はテンプレ的なハンサム王子
・内面は自慢好きで話がつまらない人
・あわれな末路
騎士(たぶん男性):
・鎧(権力の象徴)が空回りして
それが影響して失敗する人たち
男性陣がわかりやすいぐらい
ダメな部分をいかん無く発揮するスタメン
ある意味最強の布陣
どんな物語? -現実的な解決-
人物紹介で書いたように
ボックスは「自分を殺しに来る」という予言(妄想)から
姫に無理難題をつきつけて
失敗した口実に姫を殺そうと企んでいる
ステレオタイプ・テンプレ的な姫では解決できない難題が
ボックス・グロベルから3つ出されます
ワイゼルおばあさんから与えられた
「3つの願いが叶う指輪で解決する」
という魔法で解決する王道ファンタジーなら履いて捨てるほどありますが
ここでは指輪のチカラはいっさい借りません
ここで解決に導くのは
アリーテ姫の知恵と助けたいと思う友人(仲間?)たち
大事なことは
魔法で解決するわけじゃなく
”アリーテ姫の才能”で全て解決します
魔法使いが存在するファンタジーの世界で
解決する策は現実的なもの
これは
「超常的な力で
なんかイイ感じに導かれて解決しました
めでたし めでたし」
ではなく
女性の賢さと強さの象徴です
どんな物語?② -ファンタジーは自己投資-
では
ファンタジーの要素
「3つ願いの指輪」はどこで登場するか?
3つの願いはそれぞれ
現状では解決できない
自己成長のために使われます
この指輪は
現代で言うところの
「お金」の比喩じゃないかと思います
つまり自己投資
物語では自己成長の結果
まわりの人々に喜びを与えることに成功しています
物語の中で指輪は
「危険」が迫ったら願えとあり
「危険」とは「退屈」と答えが出ます
それは
「退屈」=「自己停滞」
そのために
自己投資して
しっかり自己成長して
まわりの人々に他者貢献する
という
人生で大事なことが
込められているのかなぁと感じます
まとめ
ファンタジー物語として描かれている
【アリーテ姫の冒険】
自分の持ち合わせる才能で
困難の解決し
【現代の魔法=お金】を
つかって自己成長し
他者貢献を実現する
女性の強さと男性のダメさを
ストーリーで展開しているけど
実は男女問わずに
人生の大切なメッセージが込められた
子どもに伝えたい物語です
明日読み聞かせすると約束したけど
5歳のムスメちゃんには
ちょっとムズカシイかな?
小学生になったら
自分で読んでもらいたい1冊です
アナタには
お子さんに読んでもらいたい本はありますか?
ではまた^ ^
【あわせて聴きたい】
サポート感謝です^ ^