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四川をゆく3 【成都・パンダ研究基地】
2022年12月29日〜2023年1月3日にわたる四川省の旅行記です。
【旅行スケジュール】
12月29日 広州 → 成都
武侯祠•錦里古街•杜甫草堂•金沙遺跡博物館•黄忠公園
12月30日 成都パンダ研究基地 → 広漢三星堆博物館(広漢市)
12月31日 成都 → 蘇墳山•蘇軾公園•三蘇祠(眉山市) → 楽山大仏(楽山市)→青城山
1月 1日 青城山•都江堰(都江堰市) → 成都
1月 2日 成都 → 剣門関(剣閣県) → 成都
1月 3日 四川博物院 → 広州
旅仲間:おじさんA (日本人、男)、おじさんB(中国人、男)
なにかの参考になるかは分かりませんが、見聞きし、体験した範囲で、ぼちぼちと旅行記を残したいと思います。
3.成都パンダ研究基地 〜パンダは最強〜 (2日目)
パンダは、どうやって生存競争を勝ち抜いてきたのか?
本当、謎すぎませんか?
成都にあるのは「成都パンダ繁殖研究基地」。
ここは世界中の「パンダファン」が巡礼に訪れる世界最高峰のパンダ聖地です。
絶滅が危惧される種に指定されているパンダ。そのパンダの故郷・四川省において、パンダを保護し、研究し、繁殖の手伝いをしていくことを目的に設立されたのが、この「成都パンダ繁殖研究基地」になります。
基地の場所は、成都市中心部からは10㎞。公共交通機関を使っても、すぐに行けてしまう手軽な距離です。しかし「どうせ動物園みたいなもんでしょー」と侮ってはいけません。ここ、山です。基地の広さは238ha。
この238haという規模感伝わりますかねー?
ザクっとですが、「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」をそれぞれ二つずつ並べて、更に「ユニバーサルスタジオジャパン」をくっつけたくらいの広さですよ。
この広大な敷地に、215頭(2020年末時点)のパンダが飼育されています。パンダを見るのに行列に並んでいる日本人からすると、圧巻の規模感ですね。
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さて、「やはり成都に来たからにはパンダを見ていこう!」と、この有名なパンダ聖地を行程に組み込んでみたものの、やはりそこはおじさん3人旅。入口でテンション上がってパンダの被り物まで買ったくせに、「ま、2〜3時間くらい見たら十分でしょ?」とたかを括っていました。本当、パンダをナメててすみません。
いざ行ってみると、ファーストパンダ遭遇からテンションは一気に爆上がり!周りの子供達と激しいボジション争いして、無我夢中で写真や動画を撮りまくります。
いや、可愛い!
あのなんと言うんですかね…、着ぐるみ感っていうんでしょうか、ドテッと座って、一心不乱に笹食べている姿はやっぱり萌えますね。
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もはや、言葉は要りません。
赤ちゃんパンダは寝てるだけでしたが、このぬいぐるみ感がたまりません。
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園内は自動販売機までパンダ尽くし。パンダお土産も充実しており、ここはまさにパンダ天国なのです。
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しかし、そんな感じで、広大な園内をまわっていると、全く時間など足りるはずもなく、予定時間を2時間オーバーし、最後は園内電動バスで高速移動しながら、ポイントだけをまわって駆け抜けました。
後で成都市内のお茶屋のお姉さんに聞いたら、200頭以上いるパンダでも、それぞれ個性があって人気のパンダちゃんとかがいるらしいです。下調べって大事だな、と反省しました。
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ただ、撮影した画像や動画を振り返って見てみると、パンダって、寝ているか、食べているかしかないんですよね。のそのそと動き出して笹を食べ、食べ終わると丸まって寝てしまう。本当に、厳しい自然の生存競争の中で、よく進化の淘汰を免れてきたな…と感心します。
とはいえ、今、世界中の人に「好きな動物」ランキングしたら、パンダは間違いなくトップレベルの人気でしょう。まさに「可愛い特化型」の最強種・パンダ。
現在、地球上をある意味では支配してるといえる「人類」。その支配種・人類の認知能力に対して、無条件で「可愛い!」と反応させる要素を持って進化してきたパンダ。
これによって起こった悲劇もたくさんあったと思いますが、少なくとも21世紀の現在、その人類はパンダという種を残そうと、多くのリソースを割いているわけです。
人間目線の嫌な見方であることを承知の上で言えば、パンダは人類に気に入られる要素に全振りしていたおかげで、これほど手厚く保護を受けているとも言えるのかもしれません。これって、ある意味、この瞬間における地球上の生物にとって、種を残すための生存競争の戦略の一つになっているのかもしれない。
もちろん、彼らが望んだのか望んでないのかは別にして…。
無駄に広いパンダ基地をひたすら移動していると、そんな無駄な事を考えてしまうのでした。
おまけ:四川を食す! (2日目)
パンダに興奮しすぎたせいで、2日目の昼食は時間もなく、次の目的地までの途中で探して入りました。お腹も空いていたので、夢中で食べて、料理名をチェックするのも忘れてしまいました…。
ただ、この「四川肘子」は美味しかったなぁー。よく煮込んであって、柔らかくて、無限にご飯が食べれます!
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