見出し画像

目標設定のはなし。

はじめに

先日、あるマンガのシーンを思い出した。

おおきく振りかぶってという高校野球を舞台にした漫画なのだが、
大会が終わって”目標”を決めるシーンについて。

監督が目標シートのを渡して各部員が記載をしていくのだが、
高校野球なので登場人物たちも当然のことながら「甲子園」を目指す。

しかし、ここで大きく2つの目標に分かれる。

「甲子園出場」と「甲子園優勝」

書いている人がそれぞれ違うので、
「目標」をどの程度で位置付けているか、
どこまで本気で実現できると思っているかは違う。

補足として、
チームの実力は1年生だけで県のベスト16になれるほど。
3年生になれば甲子園の出場はとても現実的だと
客観的に感じます。

そして、この後話は続くのだが、
この目標設定について思ったことがあった。

・高すぎると目標にならない
・高くないと目標にならない

という、二つの考え方だ。

ちなみにTwitterでアンケートを取った結果はコチラ。


正直、これに正解なんてないと思っている。
好きなように設定したらいい。

大事なことは設定することではなくて、
目標を達成することだから。

ただ、その達成のさせ方の一つの手段が「目標の設定」だということ。


じゃああなたはどっちですかという話になると思うのですが、
高くないと目標にならない」と考えている方です。

これについて、自分の目標設定の考えをまとめておこうというnoteです。

理由①:そもそも”目標”の範囲で考えている

すごく個人的な考えですが、
目標の一段階上って理想とか夢と言われているものだと思ってます。

図に表すとこんなイメージ。

図16

図の中にも書いてますが、
「理想」と「目標」の境界線って無意識に決めているんじゃないかと。

これは理想、これは目標、あれは理想、これは目標・・・・みたいに。

それぞれの理想と目標の定義も書いてある通りですが、
より現実的で比較的期日まで決められそうなものが「目標」、
理想的で普通にやっていたら叶わなそうなものが「理想」と。


そう考えた時に、
「目標」の中に仕分けたものは、「達成」が想像できるものだと思っています。

なので、「目標」という箱の中で考えている時点で、
その中で大きいものを設定した方がいいという考えです。

理由②:達成率という観点での考え方

どっちかというとこちらの観点の考えた方の方が伝えたいこと。

思い出したきっかけが高校野球漫画の話だったので高校野球の話で説明すると、
実際に漫画でも議論となっていた、
「甲子園出場」と「甲子園優勝」の二つの目標について。

甲子園に出場することが目的だとしたら、
アナタはどちらに目標を置きますか?

僕は「大きくないと目標にならない」と考えていることもあり、
「甲子園優勝」に目標を置きます。

これを達成率という観点で分解してみます。

「甲子園出場」という目的があり、
「甲子園出場」を目標に日々の練習をするとしたら
達成率は100%でなければ甲子園に出場することができませんよね。

対して、「甲子園優勝」を目標において練習をした場合、
水準が甲子園優勝になるので達成率は100%ではなくても甲子園には出場できるかもしれないですよね。

なので、達成率という観点で考えた時にも高い目標を設定するべきだと考えています。


続けて、もう少し目標設定の話を落とし込むと、
目標設定の高さは目標だけで決めるものではないと考えています。

高校野球においては、
甲子園に出場するチャンス(期日)は決まっています。

そこに照準を合わせると、どのような目標を設定するかによって、
日々の練習の内容、量、質は大きく変わってきますよね。

つまり、目標設定はそれに合わせて日々の行動設定と同義だと考えています。

なので、元々の議題としてあげていた、
「高すぎると目標にならない」と「高くないと目標にならない」というのは、
目標の高さだけで決めるのではなく、
目標設定に応じた日々の行動の実現度の高さという観点も重要だと感じます。


おわりに

なんとなく、書いておきたかったことをまとめると。


目標設定はあくまでも目標を達成するための手段だということ。
目標は目標の高さだけでなく、それに合った行動の実現度の高さも見ること。
目標設定をすることで自分のすべき行動が設定できること。

そして、
現実的な設定をすることも、少し高めな設定をすることも
結論どっちだっていい。


目標設定した目標は、また別の目標のための通り道で、
そのまた別の通り道で・・・・の繰り返しみたいなもので、
見るべきは、いつだって目標の先にあるのだと思っています。

ちなみに、目標がつながった最終地点(人生におけるKGI)は
「どういう風に死にたいか」だと思っています。
(この話はまたいつか。。。)


おわり。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?