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毒親のせいにせず、幸せを決意する

幼稚園児の我が子が
食べ終わったご飯のお片付けをしなかった。
『ママが作ったんだから、ママが片付けてよ』

大きくなったねぇ
一丁前のことを言うようになったよと
夫に報告し、あれから数時間経って、
子どもに教わったような気になる。

毒親の、母と父のせいで、
私は不幸な人生を送ってきた。
大人になっても、毎日生き辛く、毎日悩み、
今だに虐待を忘れられず苦しんでいる。

母さんが私を産んだんだから
母さんが私をこうしたんだから

だから母さんが私を幸せにしてよ

私の中にその怒りがあるのではないかと。
解消できないふつふつとした怒り。
毒親への依存。甘え。

まだ私は5歳児なのだ。

毒親育ちで大人びていると思っていたが
まだ甘えっこの精神年齢の低い子どもなのだ。
心が育たず子どものまま、泣いている。

毒親育ちから抜け出すことは本当に大変なことだ。
自ら奮い立ち、蓋をした記憶に向き合い、
たくさんの時間とお金を使い、
毒親の防御にあいながら、
乗り越えたと思ったらまた引きずられ
経験者出なければ理解できない歩みを辿る。

それでも

私は毒親の言いなりにはならない。
毒親の望み通りに不幸にならない。
毒親の思い通りに都合の良い人間にはならない。
毒親の、親代わりにはなってあげない。

踏ん張って、1人で孤独にこつこつと、
精神的5歳児から小学生になり中学生になり
20歳を過ぎて、おばさんになるのだ。

自分の力で大人になるのだ。
すなわちそれは、
自分で自分を幸せにすると決意すること。
自分の幸せのために行動すること。
自分に責任を持つこと。

親を頼らないこと。

確かに親はいた。
ただ頼りにならず良い親ではなかった。
諦める。手放す。
毒親の悪行は笑ってネタにする。
こちらに迫ってこうようとした時には
しっかり怒り拒絶する。

我が家の本当の5歳児は
何時でも自分の幸せを優先している。
パパが頭痛だと言っても遊ぼうよと駄々をこねる。
歯磨きをせず、知らないからねと言うと、
『好きじゃないってことだね』とすねる。
こちらが忙しくなると登園しぶりがはじまり
友だちとケンカが増える。

これが5歳児だ。
私は母親であり、かなりの大人でら社会人だ。
理性と知性と精神力で
今を把握し自分の幸せに向かって行動できる。
社会のために何が出来るのかを考えられる。

他者を怒り、すねることは何故か。
愛して欲しい、思い通りになって欲しいと思い、
そうならないから攻撃するのだ。
赤ちゃんのように泣くことでしか対処を知らない。

私はそんなことはもうしない。
毒親にそんなことはしない。
愛を求める相手ではない。
あんなにされた相手に期待をしたりしない。
ぐっと自分を律し大人になる。
親に愛されたいという甘え、
依存したくなるその気持ちを、
大人なんだからしっかり解消する。

私は私を自分で幸せにする。
誰の力でもなく、依存せず、すねたりせず、
自分で自分の機嫌を良くして、
自分を幸せにするのだ。

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